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初歩から学ぶ英語会話

http://www.m-and-h.com/のブログとポッドキャスト記事:学びながら英語のコミュニケーション能力とは何か考えていきます

TAKESHI'S PODCAST 2 : In an Airplane (2)

タケシの留学

状況:タケシは、機内でアメリカの大学のパンフレットを見ている。本当にアメリカの大学に編入なんてできるのかと思いつつ……。まずは英語力アップだなぁとため息をついたところで、話しかけられていることに気がついた。客室乗務員が自分のすぐ横の通路にいる。客室乗務員とタケシの会話が始まる。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 2
                   
ポイント:
*話し言葉の文法と書き言葉の文法は違う!
*主語、動詞のある文を話すとは限らない。
*尋ねるときにいつも疑問文の形にするわけでもない。
*“Excuse me”という表現はイントネーションによって意味が違う。

Sir, ... 男性に対する呼びかけ。女性には Ma’am, ...

Sorry? / Excuse me? 「もう一度おっしゃってくださいませんか」と謙虚に聞き返すときの表現。上昇調のイントネーション。

Ah, ... 相手の言葉がわかった瞬間に発する「おお」とか「ああ」に当たる。

You have juice? 肯定文の形をした疑問文。上昇調のイントネーション。
タケシは、あるはずと思いながらも、客室乗務員が示した選択肢になかったので「ジュース、ありますよね」と確認しているのである。

Sure. 「もちろん(あります)」

Chicken or beef? 少々事務的な感じがするが、エコノミークラスの機内で使われているのを聞く。客室乗務員は短いセリフを使う。 多くの客がいる場合、客を待たせないよう迅速に応対するのがサービスなのかもしれない。 “Which do you like better, A or B?” 「A と B ではどちらが好きですか」という構文を 中学の教科書で客室乗務員のセリフとして習った覚えがあるが、この表現を機内で聞くことはない。

サービスを客に提供する立場の人が“Which do you like ...?”と尋ねてくることはない。また、“What do you want ...?”は、通常親しい間柄で使い、客を相手に使うことはほとんどない。ただ、アメリカに来たばかりの外国人がレストランで働いているという場合ならありうるので、絶対ないとは言えないが…。

相手に何かを提供しようという気持ちを表したいときは “Do you like ...?”ではなく、“Would you like ...?”とか“Would you care for ~?”などの表現を使う。

A or B? このパターンは、よく使う。たとえば、スーパーのレジで “Paper or Plastic?”「紙袋、それともビニール袋になさいますか?”と買った商品を入れる袋はどちらがいいか聞かれる。また、ファーストフード店では、“For here or to go?”「こちらでお召し上がりですか、それともお持ち帰りでしょうか?”と聞かれる。

A or B? の構文は、イントネーションによって意味が異なる。
A() or B()? Bのところで下降「A、それともB?」(AとBの2つの選択肢)
A() or B()? Bのところで上昇「A、あるいはBか何か?」(A, B 以外にも選択肢がありうる)

Something to drink? 上昇調のイントネーション。疑問文にsomethingを使うところに、飲み物を勧めたいという気持ちを込めている。もっと丁寧に言うときは“Would you like something to drink?” 

Certainly. 返事として使うと「かしこまりました」とか「その通り」という意味である。

制作者より:客室乗務員の話す英語は、短くてわかりやすいので慣れさえすればすぐに応答できるようになりますが、他の場面でも使えるパターンが多く含まれています。習得して活用したいものです。では、次回に!

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