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初歩から学ぶ英語会話

http://www.m-and-h.com/のブログとポッドキャスト記事:学びながら英語のコミュニケーション能力とは何か考えていきます

Episode 11: Asking a Favor

タケシの留学

状況:ようやくレポートを書き上げてみたものの、タケシは英語に自信がない。提出期限は明後日。そこで友だちのリサに、提出前に読んでもらえないか頼んでみることにした。

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 11
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
•依頼の表現
1.Can you do me a favor? 「お願いしたいことがあるんですが…(お願いしてもいいですか)」
2.Woud you ... ? 「~してくださいませんか?」
•“want + 人 + to不定詞”「人に~してほしい」のパターン


語句とルールの説明:
•Can you do me a favor? 「お願いしたいことがあるんですが…」
こう頼まなければならない事態は必ずやってくる。そのときのために、この表現を覚えておこう! 

このエピソードでは、タケシが友だちのリサにお願いするのに “Can you do me a favor?” と尋ねているが、それよりもっと丁寧な表現として “Could you do me a favor?” や “May I ask you a favor?” などの表現がある。これらの丁寧な表現は仕事上の依頼をするときなどに使うことが多いが、友だちに頼む場合でもこのような丁寧な表現を使う人もいる。

•look ~ over / look over ~ 「(文章に)目を通す」「(書類などを)チェックする」

•paper「(大学の授業で課される )レポート」

•Would you look over this paper for me? 「このレポートに目を通してくれない?」
“Would you ...?” という表現を使うのは、こちらの依頼を受けてくれる気があるのかどうか、相手の意思を問うとき。

“Would you ... ?” という表現で意思を問われた相手は、依頼を断りづらい状況におかれるので、これがすごく丁寧な表現というわけではない。“would” を使いさえすれば、丁寧な表現になると思い込むのは危険! 詳しくは、このエピソードの “M & H より” のセクションにある説明を参照のこと。

•You mean ... (

)? 「つまり……ってことですか」
相手の言ったことを確認するときに使う表現
肯定文の形をした疑問文でイントネーションは上昇調

•You mean you want me to correct your English (

)? 「つまり私に英語を直してほしいってこと?」
“want + 人 + to不定詞”「人に~してほしい」のパターンを使った表現

“want + 人 + to不定詞” の例文
(例文1)I don't want her to get sick. 「私は彼女に病気になってほしくない」
(例文2)What does he want her to say? 「あの人は彼女に何と言ってほしいわけ?」
(例文3)We want you to be happy. 「あなたに喜んでほしいと思っています」

•correct 「訂正する」「直す」

•if you don't mind 「もしよろしければ」「さしつかえなければ」

•Not at all. 「全然かまいません」「いいえ、ちっともそんなことありません」

•deadline 「締め切り」

•the day after tomorrow 「明後日」

•cafeteria 「カフェテリア」「大学の食堂」


M & H より:
友人や会社の人に依頼するときの順序
“Can (Could) you do me a favor?” などの表現をまず使って、尋ねておくことを覚えておきましょう。この問いに相手の承諾を得てから、具体的なお願いに入ります。

家族や親しい友人に気軽に何かを頼むときには、すぐにお願いしてかまいません。
家族や親しい友人に「~して」とか「~してくれない」と気軽に頼むときによく使うのが命令文。
(例文1)Buy me an ice cream. 「アイスクリーム、ひとつ買って」
“will” を使って依頼するのは、命令文で頼むのとほぼ同程度のお願いのしかたです。したがってやはり、家族や親しい友人に対してよく使います。
(例文2)WIll you buy me an ice cream? 「アイスクリーム、ひとつ買ってくれない」

(例文1)や(例文2)は、家族などに「~して」と頼むときの表現です。命令文や“will” を使って、親しい友だちなどにお願いすることはよくありますし、また、先生が生徒などに指示するときにも命令文や“will” をよく使います。“would” を使って依頼すると(例文1)や(例文2)より婉曲的になり、少し丁寧な頼み方になりますが、相手がこちらの依頼を受けてくれるのか直接、相手に問うことに変わりありません。したがって “would” を使って依頼された方としては何だか少し断りにくい気がします。

(例文3)Would you buy me an ice cream? 「アイスクリーム、ひとつ買ってくださいませんか?」
(例文3)は、(例文1)や(例文2)に比べると言葉遣いのうえで少し丁寧なだけで、依頼の内容と依頼のしかたにおいて3つの例文は大して変わらない感じがすると言ってよいでしょう。ですから、相手が依頼を受けてくれるのかどうかわからないようなことをお願いしてみるときには、まず “Can (Could) you do me a favor?” と尋ねて、相手の承諾を得てから “Would you ... ?” 「…してくださいませんか?」と具体的にお願いするが普通の順序です。いきなり “Would you ... ?” と頼まないほうがよいのではないかと思います。

“Can (Could) you do me a favor?” などの問いに対する相手の反応によっては、頼んでいいのかどうか迷う場合があります。あるいは、こちらの依頼の内容によっては、相手が断りやすいような頼み方をしておきたい場合もあります。そういった場合は “Do you mind if I ask you to ... ?” 「…とお願いしたいのですが、お願いしてもかまいませんか」のような表現を使います。その方が相手に断る余地を与え、その分丁寧な表現ということになります。
(例文4)Do you mind if I ask you to look over this paper for me? 「このレポートに目を通していただきたいのですが、お願いしてもかまいませんか?」



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