Episode 36: Chatting with a Friend (6)

状況:タケシには、かつて、アメリカの語学学校でいっしょだったジョーというタイ人の友だちがいる。バンコクを旅行中のタケシは、ジョーに連絡をとり、会うことにした。今、ふたりは街を歩いている。
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ポイント:
*提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねる “Why don’t we ...?” 「一緒に~しない、どう?」の パターン
*自分の出身を述べるときの表現 I'm a Bangkok native. 「生粋のバンコク人です」/ I was born and bred in Bangkok. 「バンコク生まれのバンコク育ちです」
*確信を持って推定する助動詞 "must" 「~に違いない」「きっと~だ」
*「大部分の~」と言うときの "most + 名詞" の パターン
語句とルールの説明:
・Why don’t we have something to eat? 「何か食わない?」「何か食べない?」
提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねる “Why don’t we ...?” 「一緒に~しない、どう?」の パターン
“Why don’t we ...?” の パターンを使った例文:
(例文1)Why don't we go for a drink? 「いっしょに飲みに行かない?(どう?)」
(例文2)Why don't we have some ice cream? 「いっしょにアイスクリーム食べない?」
(例文3)Why don't we take a break? 「ひと休みしない?」「休憩を取ろうよ、どう?」
"Shall we ...?" 「…しませんか?どうでしょう?」の パターンを使って誘うと、“Why don’t we ...?” よりさらに相手の意向を尊重しようとするような印象を与えることができる。
“Let's + 原形動詞" 「~しよう」の パターンを使って誘うと、リーダーシップを発揮することができる。ただし、これは自分の意見をストレートに投げかける誘い方で、相手の意向に対する気遣いが感じられない表現なので、誘う相手や状況を考慮して使うようにしよう。このエピソードの中では、"Why don’t we have something to eat?" と ジョーに誘われたタケシが “Let's + 原形動詞" の パターンを使って "Yeah, let’s have real Thai food." 「うん、本場のタイ料理を食べようよ」と応答している。また、MIKE'S PODCAST 12, 28, 29 でも“Let's + 原形動詞" の パターンを扱っているので、そちらも参照のこと。
・Do you know a good place to eat? 「(食べるのに)いい店、知ってるかい?」
・I’m a Bangkok native. 「俺は生粋のバンコク人だぞ」「俺はバンコク生まれなんだぜ」
自分の出身地を述べるときの表現
自分の出身地を述べる機会は結構あるので、いくつか覚えておくと便利
出身を述べるときの他の表現:
(例文1)I was born and bred in Bangkok. / I was born and brought up in Bangkok. 「バンコク生まれのバンコク育ちです」
(例文2)I'm from Bangkok. / I come from Bangkok. 「バンコク出身です」
この表現を使って出身を述べるときに 過去形にはしない。「日本から来ました」という日本語の直訳 "I came from ... " が口を衝いて出てくることのないように注意しよう!
・stall 「屋台」「売店」
複数形は "stalls"
・take 「(人を)連れて行く」「(物を)持って行く」
動詞 "take" には様々な意味があるが、ここでは人や物を現在地から移動させるという意味で使うときの用法を練習しよう!
(例文1)We'll take our kids to the zoo./ We'll take them to the zoo. 「子どもたちを動物園に連れていってきます」
(例文2)Which bus will take me to J-mart downtown? 「どのバスに乗ったら、街の Jマートに行けますか?」
(例文3)Take your lunch with you. (弁当を持っていってね)
・carve 「切る」「刻む」「彫る」
・A beautifully carved pineapple! 「きれいに切れたパイナップルだなぁ!」
・be good with one's hands 「手先が器用だ」
・He must be good with his hands. 「あの人、きっと手先が器用なんだね」
確信を持って推定する助動詞 "must" を使った表現
現在のことを推定する場合、“must” に動作を表す動詞が続くときは進行形になる。それに対し、義務や強制を 表す “must” に動作を表す動詞が続くときには進行形は使わない。
義務や強制の “must” を使った例文:
(例文1)You must read this. 「これを読むべきです」
推定の "must" を使った例文:
(例文2)You must be reading my mind. 「きっと私の心が読めるんですね」
(例文3)He's been working all day. He must be tired. 「彼は一日中働き詰めだ。きっと疲れているに違いない」
(例文4)Something must be wrong. 「絶対、何かおかしいよ」(MIKE’S PODCAST 63 より)
「~だったに違いない」という過去の出来事について確信をもって推定するときには、助動詞 "must" の後に現在完了形が続く。
(例文5)Mike looks happy. He must have had a good time. 「マイク、嬉しそうね。きっと楽しかったのね」
(例文6)That must have been hard for you. 「それは、さぞ、辛かったでしょうね」
(例文7)It must have been fun. 「さぞ、おもしろかったことでしょう」(MIKE’S PODCAST 130 より)
なお、未来のことを推定するのに 助動詞 "must" は使わない。
・plastic bag 「ビニール袋」「ポリ袋」
・crowd 「人ごみ」「群衆」
複数形の "crowds" にして、"huge crowds" とか "large crowds" で「雑踏」や「人ごみ」という意味でよく使われる。
・Wow, huge crowds! 「うわぁ、大勢の人!」「わぁ、すごい人ごみだなぁ!」
・eat out 「外食する」
・takeout「持ち帰り用の食べ物、料理」
・get takeout 「テイクアウトする」「料理を買って帰る」「食べ物を持ち帰りする」
・Most people eat out or get takeout from shops. 「たいていの人が外食するか、店からテイクアウトするんだ」
「大部分の~」と言うときの "most + 名詞" の パターンを使った表現
後続の名詞を修飾する "most" は、その前に定冠詞の “the” をつけずに使う。後続の名詞は数えられる名詞でも数えられない名詞でもよいが、数えられる名詞が続く場合は複数形になる。
"most + 名詞" の パターンを使った例文:
(例文1)Most Americans like pizza. 「大部分のアメリカ人はピッツァが好物です」
(例文2)Most tweens have cell phones these days. 最近、10~12歳の大部分の子どもたちは携帯を持っている。
(例文3)For most Japanese, that's a common sense. 「大部分の日本人にとって、それは常識です」
・You must be joking. 「冗談だろ」
この文も確信を持って推定する助動詞 "must" を使った表現
・It's because … 「…だからさ」「その理由は…です」
理由を少し強調するときの表現
・It’s because buying takeout is much easier and cheaper than cooking at home. 「持ち帰り用の食べ物を 買う方が家で料理するよりずっと簡単だし、安いからさ。
タケシに「冗談だろ」と言われたジョーは、冗談ではなく真実だということをわかってもらうために理由を強調して述べている。接続詞 "because" に後続の文は比較級になっていて、文中の "much" は 比較級の "easier and cheaper" を「ずっと」とか「はるかに」と強調する副詞。
M & H より:
同じような表現でもバリエーションを持たせておき、色々使ってみると英語を話す楽しみが増えます。そうやって話す楽しみを覚えるごとに上達が早まるのが不思議なところ。最低限、通じさえすればよいと考えてワンパターンの表現を覚え込もうとするより、色々な表現を使う楽しみを感じながら覚える方が上手くしゃべれるようになるような気がします。
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07月16日 (月)13時29分 |TAKESHI'S PODCAST(初級~中級英語会話) │▲ |コメント(0) |トラックバック (0)
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