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初歩から学ぶ英語会話

http://www.m-and-h.com/のブログとポッドキャスト記事:学びながら英語のコミュニケーション能力とは何か考えていきます

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Episode 42: Making a Restaurant Reservation

タケシの留学

状況:ステラと食事をすることになったタケシは、レストランの予約を取るために、ミラーズという店に電話する。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 42
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン
*"have + 名詞 + available" 「(名詞)を用意してある」「利用できる(名詞)がある」の パターン
*注文するときの "Make it ~ ." 「〜にしてください」の パターン
*スペルの伝え方の例 "It’s I-T-O. I as in Italy, T as in Tokyo, and O as in Oakland.”「アイ・ティー・オーです。イタリアの I、東京の T、オークランドの O」

語句とルールの説明:
・Miller’s. May I help you? 「こちらはミラーズです。ご用件を伺いましょうか?」
電話で名乗るときは "This is ... " と始めるのが基本だが、会社や店の人が電話に出るときには、たいてい "This is" を省略して、会社や店の名前を名乗ったあとに、"May I help you?" と続ける。

・make a reservation 「予約する」「予約を入れる」
"reservation" は、座席や部屋などの「予約」を意味する。医者や美容院などの「予約」には "appointment" を使う。

・Yes, I’d like to make a reservation for Friday evening. 「ええ、金曜の夕方に予約を入れたいのですが…」
自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン

このエピソードの中のタケシは "Yes, I’d like to make a reservation for Friday evening ([emoji:i-59)]." と上昇調で言っている。このセリフは疑問文ではないので、下降調で言ってもかまわないが、上昇調で言うと言外に「予約できるでしょうか?」とか「ご都合、いかがでしょうか?」のような言葉を期待させるので、下降調で言うよりもやわらかい感じに聞こえる。

下降調で言うのは言い切ってしまうときで、上記のタケシのセリフを下降調で言うと「ええ、金曜の夕方に予約を入れたいと思います」というようなニュアンスになる。

・What time and for how many? 「何時に、何名様で?」
レストランを予約する際には必ず聞かれる質問なので、エピソード中のタケシの応答 “About 6:30 for two.” のように予約を希望する時刻と人数を簡潔に伝えよう。

・I’m sorry, but we don’t have any tables available at 6:30. 「申し訳ございませんが、6時30分には席をご用意できません」「申し訳ございませんが、6時30分は満席でございます」
"have + 名詞 + available" 「(名詞)を用意してある」「利用できる(名詞)がある」の パターンを否定文にして使った表現

日本語の場合はレストランの「席」を用意すると言うが、英語では "seat" ではなく "table" なので、覚えておこう! 飛行機の席や観客席などには英語でも "seat" という単語を使い、日本語と同じ感覚なので覚えやすい。

"have + 名詞 + available" の パターンを使った例文:
(例文1)We still have many seats available for 2012 football season. 「2012年フットボールシーズン用のお席を現在も多数ご用意しております」

(例文2)I'm interested in a studio apartment. Do you have any available? 「ワンルームの賃貸を探しているのですが、ありますか?」

(例文3)Do you have a smoking room available for today and tomorrow? 「今日と明日(宿泊したいのですが)、喫煙室の空きがありますか?」

・Sounds okay. 「それで結構だと思います」
“(That) sounds + 形容詞” 「~そう」「〜に聞こえる」の パターン
主語は、ひとつ手前の状況やセリフを指す “That” であるが、省略されることが多い。

・Then make it 8:00. 「では、8時にしてください」
注文するときの "Make it ~ ." 「〜にしてください」の パターン
"it" は、このエピソードでは予約の時刻を指している。このように、このパターンの "it" は、話の前後関係や状況から何を指しているのか、容易に判断できるものを指す。

"Make it + 名詞" と "Make it + 形容詞" の パターンがある。
"Make it ~ ." の パターンを使って注文するときの例文:
(例文1)Make it two. 「ふたつにしてください」「同じ物をふたつください」
 たとえば、アイスクリームの店で、友だちが "I'll have a double scoop of mint chocolate chip on a waffle cone, please.“ と 注文した直後に "Make it two." と言うと、友だちと全く同じ物を注文することになる。

(例文2)Make it sweet. / Make it dry. 「甘口にしてください」・「辛口にしてください」(ワインやカクテルなどの注文のとき)

(例文3)Can you make it a little cheaper? 「もう少し安くしてもらえませんか?」(フリーマーケットなどで値切るとき)

(例文4)Can you make it shorter? 「もっと短くしてもらえますか?」

・May I have your name, please? 「お名前を頂戴してもよろしいでしょうか?」
改まって許可を求めるときの "May I ... ?" 「…してもよろしいでしょうか?」の パターン

・Could you spell it for me, please? 「つづりを教えてくださいませんか?」「スペルを言ってくださいませんか?」

・Yes, it's I-T-O. I as in Italy, T as in Tokyo, and O as in Oakland. 「ええ、アイ・ティー・オーです。イタリアの I、東京の T、オークランドの O」
電話では聞き取りにくいことがあるので、誰もが知っている単語の頭文字を利用して、スペルを確実に伝えることが多い。

・Bye. 「失礼します」
電話を切るときの最後の言葉。

別れ際や電話を切るときに使う言葉については「タケシの留学」Episode 25: Calling a Friend の下の方、M & H より のセクションにもあるので、そちらを参照のこと。


M & H より:
"Make it ~ ." 「〜にしてください」の パターン は、店などで注文するときによく使うので、このエピソードでは「注文するときの表現」としてまとめて扱いましたが、実際は、他にも様々な場面で使うことができます。下記の例文も参考にして、 "Make it ~ ." のパターンを自分の表現として使えるように練習してください
(例文1)Kiss it and make it well! 「痛いの痛いの飛んで行け〜!」(子どもの痛みや傷を癒すときのおまじない)

(例文2)Why don't we make it around five? 「5時頃にしたら、どうでしょう?」(集合時間を話し合っているときなどの提案)

(例文3)I'll make it quick. / I'll make it snappy.「手短かに言いましょう」「さっさとやっちゃいます」

(例文4)Saying it doesn't make it true. 「言っているからといって、それを本当にできるわけではない」「口では何とでも言える」

(例文5)Falling profits made it necessary to restructure the business. 「利益が落ち込んだために事業のリストラが必要になった」(この文の "it" は "to restructure the business" の代わりに置いてある形式目的語)



今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 9 に入れる予定の Episode 42 をお届けしました。


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Episode 43: Chatting with a Friend (7)

タケシの留学

状況:タケシとステラがレストランで話している。好奇心が強く、何ごとに対しても積極的なステラに、タケシは質問されっぱなしだが、彼女の問いに応えるうちに、自分が生まれ育った街について語ることになる。


映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST Episode 43
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*自分の出身を述べるときの表現 "I'm from Osaka." / "I come from Osaka." 「大阪出身です」
*人口を尋ねるときの表現 "What's the population?" / "How large is the population?" 「人口は何人?」
*確信を持って推定するときの助動詞 "must" 「~に違いない」「きっと~だ」
*印象や感想を尋ねるときによく使う "What's it like to不定詞?" 「〜するのは、どんな感じ?」のパターン
*"if" を使った仮定法過去 "主語 + 助動詞の過去形 ... if + 主語 + 動詞の過去形 〜 "「…だろうね、もし〜だとすれば」の パターン

語句とルールの説明:
・from 「〜出身(の)」「〜から(の)」
このエピソードでは出所起源を表す前置詞として使われている。

出所や起源を表す前置詞 "from" を使った例文:
(例文1)This article describes the method of obtaining fresh water from seawater in the ships. 「これは、船上で海水から真水を得る方法についての記事です」

(例文2)Skill comes from practice. 「熟練は練習から生まれる」

・Takeshi, where in Japan are you from? 「タケシ君、出身は日本のどこなの?」
出身を述べるときや尋ねるときには、現在形を使う。"Takeshi, where in Japan do you come from?" という表現を使っても、上記と同じように出身を尋ねることになる。

・I’m from Osaka. 「大阪出身です」
自分の出身を述べるときの表現
"I come from Osaka." という表現を使っても、上記と同じように出身を述べることになる。どちらの表現を使うにしても、出身を述べるときは現在形にすること。

自分の出身を述べるときの表現は「タケシの留学」Episode 36 にもあるので、そちらにある表現も参照のこと。

・locate 「〜を(…に)置く」「〜を(…に)設ける」
このエピソードでは /lóukeit/ locate_1.gif とアクセントを前の方に置いて発音しているが、 /loukéit/ locate_2.gif と 後ろの方にアクセントを置いて発音する人もいる。

この動詞を受け身にして "be located" の形で「位置する」「ある」という意味になる。
"be located" を使った例文:
(例文1)Russia is located in the northern part of the Eurasia continent. 「ロシアはユーラシア大陸の北部に位置する」

(例文2)A variety of hotels are located near the shopping mall. 「様々なホテルが、そのショッピングモールの付近にあります」

(例文3)The park is located between the two cities. 「その公園は、ふたつの都市の間にある」

・It’s located almost in the center of the main island. 「(大阪は)本州のほぼ中心部にあるんだ」

・It’s the largest city in the western part of Japan. 「西日本で一番大きい都市だよ」
”the + 形容詞の最上級 + 名詞” 「最も~な名詞」のパターン

”the + 形容詞の最上級 + 名詞” 「最も~な名詞」のパターンを使った表現は MIKE'S PODCAST 101 にも "What’s the fastest ride in the amusement park? 「(街の)遊園地の中で一番速い乗り物って、なあに?」とルーシーが使っている。また、形容詞の最上級については MIKE'S PODCAST 21 に説明があるので、そちらを参照のこと。

なお、都市が「大きい」と言うときには、通常 "large" という英単語が使われることが多いが、話し言葉では "big" と言うこともある。

・How big? 「どれくらい大きいの?」
形容詞や副詞の程度を尋ねる “How + 形容詞/副詞” の パターン

MIKE'S PODCAST 95 でも、ルーシーの話の中に出てきた鳥かごの大きさを尋ねるのに "How big?" と マイクが、この表現を使っている。

・I mean, what's the population of the city? 「っていうか、その都市の人口は?」
"I mean, ... " 「というか、…」「つまり、…」と言ってから、前述を言い換えたり、補足や説明をつけ加えたりする。

人口を尋ねるときは "What's the population?" もしくは "How large is the population?" などの表現を使い、"How many ...?" という表現は使わない。

・million 「100万」

・It's about 2.6 million. 「約260万」「260万くらい」
2.6 = two point six

・That must be the second largest city next to Tokyo. 「それって、きっと東京に次ぐ大都市でしょ」
指示代名詞 "that" は、アクセントを置いて /ðǽt/ と発音する。
確信を持って推定するときの助動詞 "must" を使った表現
”the + 形容詞の最上級 + 名詞” 「最も~な名詞」のパターンを使った表現

推定を表す助動詞 "must" は「タケシの留学」Episode 36 でも "He must be good with his hands. 「あの人、きっと手先が器用なんだね」というように、タケシが使っているので、そちらの説明と(例文1)〜(例文7)を参照のこと。

”the + 形容詞の最上級 + 名詞” の パターンに序数詞を加えて、”the + 序数詞 + 形容詞の最上級 + 名詞” の形にすると「2番目に〜な名詞」「3番目に〜な名詞」のような表現ができる。
(例文)It's the third tallest building in the world. 「それは世界で3番目に高いビルです」

・I wonder what it’s like to live in a big city like Osaka. 「大阪みたいな大都市に住むって、どんな感じかしら?」
"I wonder" の後に、印象や感想を尋ねる "What's it like to不定詞?" 「〜するのは、どんな感じ?」のパターンを続けた複文で、疑問詞以下が肯定文の語順になっている。

アンダーライン部分の語順を比較してみよう!
(疑問詞で始める疑問文)What's it like to live in a big city like Osaka? 「大阪みたいな大都市に住むって、どんな感じ?」

("I wonder" で始めて疑問詞の疑問文を続けると…)I wonder what it's like to live in a big city like Osaka? 「大阪みたいな大都市に住むって、どんな感じかしら」

印象や感想を尋ねるときによく使う "What's it like to不定詞?" のパターンを使った例文:
(例文1)What's it like to be rich? 「金持ちになるって、どんな感じ?」

(例文2)What's it like to own a house? 「家を所有するって、どんな感じ?」

(例文3)What's it like to work with a famous person like Michael? 「マイケルみたいな有名人といっしょに仕事するって、どんな感じ?」

・Well, we’ve got an incredible variety of restaurants. 「そうだなぁ、信じられないほど色んなレストランがあるよ」
話すときには "have" と同じ意味で "'ve got" をよく使うが、書き言葉としては使わない。

・go broke 「破産する」
話し言葉として使う表現
通常、「破産する」を意味する書き言葉としては "go bankrupt" を使う。

・You’d go broke if you tried to go to them all! 「破産するだろうね、もし全部(の店)に行こうとすれば!」
"if" を使った仮定法過去 "主語 + 助動詞の過去形 ... if + 主語 + 動詞の過去形 〜 " の パターン
You’d = You would の 短縮
if節を先に言うこともある:If you tried to go to them all, you'd go broke.

"if" を使った仮定法過去の例文:
(例文1)I'd die if you hated me. 「死んじゃうでしょうよ、もし、あなたに嫌われたら」

(例文2)If you lived 1000 years ago, what would you wear to a wedding? 「もし1000年前に生きていたら、あなたはどんな装いで結婚式に行くでしょうか?」

(例文3)If you ran for president, could you beat Barack Obama? 「もし大統領選に出馬するとすれば、あなたはバラク・オバマ氏を打ち破ることができるでしょうか?」

(例文4) She should be donating more money to charity, if she was a millionaire. 「彼女はもっと多額のお金を慈善事業に寄付してると思うよ、もし、彼女がお金持ちだったら」

・Do you mean that ()? 「ホントかしら」「本気で言ってるのかな」
相手の返事を求めているわけではないので、ここでは下降調のイントネーション

・resist 「抵抗する」「こらえる」

・temptation 「誘惑」「衝動」「食べたい気持ち」

・Well, I should try to resist the temptations if I go there. 「じゃあ、誘惑に負けないようにしなきゃね、もしそこ(日本)へ行くことがあれば…」
「〜するのがよい」とか「当然〜すべき」という意味の良識的判断を表す "should" を使った表現

・make sure 「確かめる」「念を押す」

・take the subway home 「帰宅するのに地下鉄に乗る」「帰宅するのに地下鉄を利用する」

・after 「あとで」
ここでは副詞として使われていて、「食べ歩いた後で」ということを意味している。

通常、文尾につけて「あとで」というときには "afterwards" という英単語を使うが、何かの後ということが会話の流れや状況から明らかな場合には "after" を副詞として使うことがある。
(例文1)Mary came on Monday, and I got here the day after. 「メアリーは月曜に来たが、私がここに到着したのは、その翌日だった」

(例文2)We bought a used car and a couple of problems cropped up soon after. 「中古車を買って、その後すぐに問題が二つ三つ生じた」


制作者より:では、次回に!

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Episode 49: Visiting a Friend

タケシの留学

状況:親友のロッキーが住むアパートに、タケシは立ち寄ってみた。すると、ロッキーのハウスメート、ジムが出てきた。タケシは、まず、ジムに挨拶をして話しかける。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 2 へ
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」の パターン
*確認するときの肯定文の形をした疑問文
*感嘆文 "What (a) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞!" 「何て〜な(名詞)なんだろう!)の パターン
*勧められたものを断るときの "No thanks." "No, thank you." 「入りません」「結構です」

語句とルールの説明:
・drop by 「ひょっこり立ち寄る」「顔を出す」

"drop by" を使った例文:
(例文1)I'm glad you could drop by. 「お立ち寄りくださって、うれしく存じます」

(例文2)David dropped by on Saturday. 「土曜日にデービッドが、ひょっこり現れた」

・I dropped by to see Rocky. 「ロッキーに会うために寄ったんだ」

・Come on in. 「中に入ってよ」
部屋や家の中に、人を招き入れるときに言うセリフ

・snack 「間食」「軽食」「おやつ」「夜食」
日本で言う「スナック菓子」とは違い、軽食やおやつにする食べ物が "snack" と呼ばれるものである。"snack bar" 「スナックバー」では、ポテトチップやコーンチップやキャンディー類ばかりでなく、ピッツァ、サンドイッチ、ベークドポテトなど、そして飲み物類も販売されている。

・He’s in the kitchen, getting a snack. 「彼は台所にいて、おやつを食べようとしてるところだよ」

・Why don’t you try some of this apple pie Jim made? 「ジムが作ったこのアップルパイ、食べてみない?」
軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」の パターン
食べてみるかみないかの判断を相手に委ねた表現で、押しつけがましさがないので、軽く勧めるときに様々な状況で使うことができる。

“Why don’t you ...?” の パターンを使った例文:
(例文1)Why don't you come along as well? 「あなたも一緒にくれば?」

(例文2)Why don't you come over for a cup of coffee? 「コーヒーでも飲みに家に来ませんか?」

・It’s real good. 「とってもおいしいよ」「激ウマだぜ」
文法的には "It's really good." と言うのが正しいが、アメリカでは "It's real good." という表現が話し言葉としてよく使われる。

ただし、アメリカ以外の国では文法的に誤りだと指摘されるので、外国語を学ぶ者としては "It's really good." と言う方が無難である。 

・I’m pretty hungry. 「結構、腹減ってるんだ」
副詞の "pretty" は「かなり」「結構」という意味で、話し言葉として使う。

副詞の "pretty" を使った例文:
(例文1)That was pretty easy. 「あれは、かなり易しかったね」

(例文2)I'm pretty sure. 「かなり確かです」「かなり確信があります」

(例文3)Pretty good. 「まあまあだよ」「結構、元気です」("How're you doing?" 「元気?」などの表現で、調子を尋ねられたときの返事)

アメリカ人の中には、この副詞 "pretty" をpretty_spoken.gif と発音する人がいる。真似をする必要はないが、聞き取りにくいので、聞き取れるように、この音も覚えておこう! 

・Jim bakes apple pies ()?
肯定文の形をした疑問文は、上昇調のイントネーションにする。

"Does Jim bake apple pies ()?" 「ジムはアップルパイを焼きますか?」という文は、ジムがアップルパイを焼くのかどうか、全く想定ができないときの問いになる。

このエピソードで、タケシは、ジムがアップルパイを焼くということを既に伝えられて知っている。ただ、意外だとタケシは感じたので "Jim bakes apple pies ()?" と肯定文の形を上昇調にして「ジムって、アップルパイを焼くんだ?」と確認しているのである。このように肯定文の形をした疑問文は確認するときに使う。

TAKESHI'S PODCAST 2 では、機内でタケシが "You have juice ()?" 「ジュース、ありますよね?」と客室乗務員に確認するのに肯定文の形をした疑問文を使っている。

・Yeah, he’s almost like a professional baker. 「そうだよ、プロのパン職人並みだよ」
"almost" は「完全ではないものの、あともう少しで完全な」という意味合いを持っている。MIKE'S PODCAST 6 では、ワードパズルを正しい順序に並べることができずに、あれこれ迷っているマイクを、パパが "Almost." 「あともう少し」と励ますのに使っている。

 "almost like ~ " で「ほとんど〜みたい」「ほとんど〜のような」という意味になる。
"almost like" を使った例文:
(例文1)It's almost like Christmas. 「まるでクリスマスみたいだね」

(例文2)He's almost like Johnny Depp. 「彼って、まるでジョニー・デップみたいね」

(例文3)He looks almost like a monster to me. 「(あの犬は)ボクにはほとんど化け物に見えるね」「私にとっては化け物同然よ」(MIKE'S PODCAST 68 より)

・What a nice housemate you have! 「君には、なんてすてきな同居人が居るんだ!」
感嘆文 "What (a) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞!" 「何て〜な(名詞)なんだろう!)の パターン

名詞が可算名詞の単数形の場合は、"What" の後に、不定冠詞の "a" もしくは "an" を置く。

話すときには「主語 + 動詞」の部分が、しばしば省略される。

"What" で 始める感嘆文の例文:
(例文1)What an impressive performance the band gave! 「あのバンドは、なんて感動的な演奏をしたんでしょう!」

(例文2)What a bad day! 「なんてひどい日でしょう!」「なんとも運の悪い日だ!」

(例文3)What horrible explanations he gives! 「彼は、なんてひどい説明をするんだ!」

(例文4)What a boring life! 「なんて退屈な生活なんだ!」

・I envy you. 「うらやましいなぁ」
相手の方が自分より恵まれていると思う場面でも、相手が何か高い能力を持っていて、あやかりたいと思う場面でも使えるセリフ

・Some ice cream on your pie? 「パイの上にアイスクリームをのっける?」「パイの上にアイスクリームをのせては、いかが?」
相手に何かを勧める場合に使う "Some ~ ?" の パターン

疑問文の中で "some" や "something" を用いるのは "yes" の応答を期待するときで、人に何かを勧める場合は "yes" の応答を期待しながら勧めていることになる。

上記の表現より、もっと丁寧に言うときには "Would you like some ice cream on your pie?"

TAKESHI'S PODCAST 2 では、機内で客室乗務員が "Something to drink?" 「何かお飲物はいかがですか?」と乗客であるタケシに勧めているが、その "Something ... ?" も、このエピソードの "Some ~ ?" と同じく、相手に何かを勧めるときに使う表現である。

・No thanks. 「いらないや」「結構です」
勧められたものを断るときには "No." だけで終わることがないようにして、後に必ず "thanks" や "thank you" をつけるようにしよう!

・But can I have something to drink? 「でも、何か飲み物をもらえるかな?」
この場合のタケシも、ロッキーが飲み物を出してくれるものと期待して、疑問文中に "something" を使っている。

相手の応答が "yes" か "no" か、まったく予測がつかないときには "any" や "anything" を用いる。
(例文)Were there any letters for me? 「私宛の手紙がありましたか?」

・Well, let’s see. 「そうだな、ええっと…」「そうねぇ、ちょっと待って…」
考えたり、何かをさがし出そうとしたりして、相手に待ってもらうときに言うセリフ

・We have coke, orange juice, and lemonade. 「コークとオレンジジュースとレモネードがあるよ」
名詞を3つ以上並べるときには、最後の名詞の前に "and" を置く。

(例文1)A, B, and C. 「A と B と C」

(例文2)We have French, Italian, ranch, blue cheese, honey mustard, and Thousand Island. 「フレンチ、イタリアン、ランチ、ブルーチーズ、ハニーマスタード、サウザンド・アイランドがございます」(レストランで、提供できるドレッシングの種類を教えてくれるとき)

・Sure thing. 「いいとも」「もちろん」「承知しました」
会話の中で返答として使うセリフで、話し言葉として使う表現

・cabinet 「棚」

・sink 「流し」
アメリカでは、キッチンの「流し」ばかりでなく、バスルームの「洗面台の水を溜めるところ」も "sink" と呼ぶ。

(例文1)There was a pile of dirty dishes in the sink. 「流しには汚れた皿が山のようになっていた」

なお、"sink" は「沈む」という意味の動詞としても使う(不規則(変化)動詞 〈原形〉sink 〈過去形〉sank 〈過去分詞〉sunk)。
(例文2)The Titanic sank to the bottom of the sea. 「タイタニック号は海底に沈んだ」

・Please get me a glass from the cabinet above the sink. 「流しの上の棚から、コップを取ってくれよ」
「〜を取って」と頼むときの表現として "Get me ~ ." を覚えておこう!

Mike's Podcast 28 では、"Mike, can you get me that box?" 「マイク、あそこの箱を(私に)取ってくれない?」とキャシー先生がマイクに頼んでいる。

なお、"get + 人 + 物(人)" のパターンには「(人に物を)取ってくる」「(人に物を)持ってくる」「(人に人を)連れてくる」「(人に物を)買ってあげる」などの意味があり、使う機会が多いので、例文をなるべく多く覚えておくと便利!
(例文1)I'll get you some water. 「水を持ってきてあげよう」

(例文2)Get me the police! 「警察を呼んでくれ」

(例文3)Will you get me a new pair of sneakers? 「新しいスニーカーを買ってくれない?」

・Okay. Here. 「あいよっ… ほい」「いいですよ… どうぞ」
"Here." は、お金や物などを手渡すときに言う言葉

「マイクの友だちと家族」エピソード5で、パパがマイクに本を手渡すときに "Here." 「はい」と言っている。エピソード5 には、語句とルールの説明欄に、手渡すときの他の表現も書いてあるので、そちらも参照のこと。

・Feel free to不定詞 「遠慮せずに〜してね」「ご自由に〜してください」

"Feel free to不定詞" を使った例文:
(例文1)Feel free to look around. 「ご自由にご覧下さい」

(例文2)Please feel free to call me anytime. 「遠慮せず、いつでも電話してね」

・Feel free to take your food into the living room and watch TV, ... 「遠慮せず、食べ物をリビングに持ってって、テレビを見てよ、…」

・..., but be careful not to spill this lemonade. 「でも、このレモネードをこぼさないように気をつけて」
to不定詞を否定するときには、その直前に "not" を置いて、"not to不定詞" の形にする。

否定の to不定詞を使った例文:
(例文1)Be careful not to make the same mistakes. 「同じ間違いをしないように気をつけて」

(例文2)I've decided not to eat meat anymore. 「これ以上、肉を食べないことにした」

(例文3)I tried not to cry, but it was impossible. 「私は泣かないように頑張ったが、こらえることができなかった」

・brim 「(鉢、皿、コップなど、くぼみのあるものの)縁」「へり」「端」

・I filled it to the brim. 「(コップの)縁、ぎりぎりまで注いだ」「ナミナミと注いだ」


M & H より:
今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 10 に入れる予定の Episode 49 をお届けしました。


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Episode 50: Inviting a Friend to His House

タケシの留学

状況:タケシがロッキーと話をしている。夏休みの計画がまだ立っていないと言うロッキーを、日本に来て、自分の家に泊まってはどうかと、タケシは誘うことになる。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 50
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
未来を表す現在進行形 "is, am または are + 動詞ing"
未来を表す "be going to + 原形動詞" の パターン
*"I thought + 過去完了形の文" 「…したと思った」「…したと思っていた」の パターン
*"used to + 原形動詞" 「(昔は)…だった」の パターン
*軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」
*口調をやわらげて控えめに言うときの "Maybe ... " 「ひょっとして…」「もしかして…したりなんかして」


語句とルールの説明:
・I'm going back to Japan. 「僕、日本に帰るんだ」
未来の予定を表している現在進行形ー現在進行形は進行中の動作ばかりでなく、未来を表すこともできる。

"go" "come" "leave" などの往来発着の動詞が、現在進行形 "is, am または are + 動詞ing" の パターンで、近接未来(近い未来)を表す頻度は高い。
(例文1)She's leaving our company next month. 「彼女は来月、この会社を辞めることになっている」

(例文2)I'm going to Okinawa this weekend. 「今週末に沖縄に行きます」

往来発着の動詞であっても、現在進行形が現在進行中のことを述べることがある。
(例文3)Prices are going up these days. 「このところ、物価上昇中です」

往来発着の動詞でなくても、現在進行形が未来を表すことはあるので、現在進行中のことを表しているのか、未来を表しているのかは、文中の時を表す表現や話の前後関係などから判断しなければならない。
(例文5)We’re making a debut as a rock band in a few years. 「僕らは、2、3 年以内にロックバンドデビューを計画してるんだ」

・What are you going to do for summer vacation? 「夏休みには何をするつもり?」
未来を表す "be going to + 原形動詞" の パターン

ここでは "be going to + 原形動詞" の パターンを、相手の意思や予定を尋ねるのに使っている。家族や友だちどうしでは、このように気軽に相手の意思を尋ねるが、相手の意思を尋ねると失礼になる場面もある。そのような場面では、予定を表す未来進行形 "will be ~ing" 「~することになっています」を 使った丁寧な表現を使う。たとえば、「タケシの留学」Episode 34 では、ホテルのチェックインカウンターにいる係の人が "Yes, you’ll be staying in a single room for five days. Is that correct?" 「ええ、シングルルームに5日間、ご滞在の予定となっております。それでよろしいでしょうか?」と未来進行形を使っている。

未来を表す "be going to + 原形動詞" の パターンは、単純未来を表すこともあれば、予定意思を表すこともある。

MIKE’S PODCAST 77 では、 "It's going to rain today." 「今日は雨が降るよ」とマイクのパパが言っているが、この "be going to" は 単純未来を表している。

MIKE’S PODCAST 114 では、"You’re not going to get me one, are you?" 「(自転車を)買ってくれないって言うんでしょ」とマイクがパパに言っているが、言い換えると「買ってくれる意思がないんでしょ」ということで、この "be going to" は 意思を表している。

・I'm not sure. 「さあね」「よく分かりません」「はっきりしていないんです」

・I haven’t planned anything yet. 「まだ、何も計画していないんだ」
完了を表す現在完了形

現在完了形については、MIKE'S PODCAST 125126M & H より のセクションの説明と例文を参照のこと。

・have a great time 「楽しい時間を過ごす」

・I thought you’d already made plans. 「もう計画を立てたんだと思ってたよ」
you’d = you had の短縮形
"I thought + 過去完了形の文" 「…したと思った」「…したと思っていた」の パターンで、文の前に接続詞 "that" が省略されている。このように接続詞 "that" は、話すときに省略することが多い。

"I thought" の後の過去完了形の文は、思った時点より、もっと以前の時点のことを示している。

"I thought" の後が、過去形の(例文1)と 過去完了形の(例文2)を比較してみよう!
(例文1)I thought Mike would do that. 「マイクなら、そうするだろうと思った」

(例文2)I thought Mike had done that. 「マイクがそれをやったんだと思った」

・Hey, ... 「ねえ」「あのな」「おいおい」「何よ」「へえ」
相手の注意を引こうとして掛ける声

自分の期待していたのとは違う反応を相手が示したときに、自分の思いや考えに相手の注意を向けさせようとして掛ける声が “Hey,.../héi/” という音になる。たとえば、“Hey, calm down.”「おいおい、落ち着けよ」となだめる場合や、“Hey, what’s up?”「おやおや、 どうしたんだか?」と声をかける場合など、まず相手の注意を引くのに使う。

MIKE’S PODCAST 120 では、“Hey, don’t be shy, Mike”「何よ、恥ずかしがることないでしょ、マイク」と、少し嫌がっているような気配をみせるマイクの気を引き立てようとして、ルーシーが使っている。

また、“Hey, that’s marvelous!”「おーっ、すばらしい」のように、喜びや驚きの声とし て使うこともあれば、“Hey, you!”「おい、そこの君」のように、他人に呼びかけたり、“Hey, what do you think you’re doing?”「おい、何してるのか分かってるのか」のように注意を促したりするときに使うこともある。

・I mean, ... 「というか、…」「というのは、…」「つまり、…ということですが」
前述を言い換えたり、前述にさらに説明をつけ加えたりするようなときに使う言葉

・How does that sound? 「どう思う?」「どうかな?」「いかがですか?」
自分の提案に対する相手の意見を尋ねるときに使う表現

・Sounds really fun! 「すごく、楽しそう!」
“Sounds + 形容詞” 「(形容詞)のように聞こえる」の パターンで、主語はタケシの提案を指す "That" であるが、省略されている。

"fun" という単語は、実は「楽しみ」という意味の不可算名詞であるが、しばしば形容詞化して、形容詞同然に扱われることがある。
"fun" を使った例文:
(例文1)We had a lot of fun. 「とても楽しかった」(名詞の "fun")

(例文2)The trip looks fun. 「その旅行は楽しそうだ」(形容詞化している "fun")

“Sounds + 形容詞” の パターンを使った例文:
(例文3)Sounds good. 「よさそうだね」(相手の提案を指示するときに、よく使う表現)

(例文4)Sounds familiar. 「よくある話だね」「前に聞いたことがあるような気がするね」

(例文5)Sounds difficult. 「むずかしそうだね」

・afford 「〜を支払う余裕がある」

・I can probably afford that. 「それなら多分、お金が出せる」

・savings 「貯金」
最後の "s" は、複数形の "s"
「貯金」という意味で、この単語を使うときは通常、複数形にする。

・share 「〜を一緒に使う」「共有する」「〜について人に話す」
"share" を使った例文:
(例文1)The three of us shared a taxi. 「私たちの中から3人がタクシーに一緒に乗った」

(例文2)Everybody brought a dish to share everyone else. 「他の皆と一緒に食べるために、それぞれが一品を持ち寄った」

(例文3)Would you like to share your feelings with the group? 「あなたの気持ちを、このグループの人たちに話しませんか?」

・You’ll have to share my room. 「僕の部屋を一緒に使わなければならないだろう」

・condo 「コンドミニアム」「分譲マンションのうちの一戸」
本来は "condominium" という長い単語であるが、話すときには短くして "condo" と呼ぶことが多い。

英語の "mansion" は「大邸宅」を意味し、日本語の「マンション」とは全く異なるので、混同して使うことのないように注意しよう!

・Our condo isn’t so spacious.

・I don't mind. 「気にしない」「かまいません」

・I used to live in a dorm with a roommate. 「以前は、寮にルームメイトと住んでいた」
"used to + 原形動詞" 「(昔は)…だった」の パターン

ここでは"used to + 原形動詞" 「(昔は)…だった」の パターンが過去の状態を示している。
過去の状態を示す "used to + 原形動詞" の パターンを使った例文:
(例文1)Jim used to be a friend of mine. 「ジムは昔、私の友だちだった(今はもう、友だちではない)」

(例文2)It used to be a popular children's snack. 「それは以前、子どもたちのおやつとして人気のある食べ物でした」

(例文3)She used to be a fashion model. 「彼女は昔、ファッションショーのモデルをしていた」

・stay with + 人 「人の家に滞在する」「人とつき合っている」
"stay with + 人" の パターンを使った例文:
(例文1)I'm staying with my aunt. 「私はおばの家に滞在中です」

(例文2)My mother is staying with us this week. 「母が今週、家に泊まりにきています」

(例文3)Should I stay with him? 「このまま彼とつき合っていて、いいんでしょうか?」

なお、"stay with + 店の名前、もしくは会社名" は、「(店、会社をやめずに)働き続ける」という意味になる。
(例文4)I've stayed with Hamilton's for seven years. 「私は、ハミルトンズで働いて7年になります」

・Then why don’t you stay with us? 「それなら、家に泊まったら、どう?」
軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」

この表現を使った例文は「タケシの留学」Episode 49 にあるので、そちらを参照のこと。

・generous 「雅量のある」「気前の良い」

・To tell the truth, ... 「本当のことを言うと」

・I came to think I should know more about my own country. 「自分の国についてもっと知っておかなくてはと思うようになった」
このセリフの中の "come to + 原形動詞" は「〜するようになる」という意味で変化を表現している。
「〜するようになる」という意味の "come to 原形動詞" のパターンを使った例文:
(例文1)I came to realize how dangerous that was. 「それがどんなに危険か気づきました」

(例文2)She came to think of Japan as her home. 「彼女は日本が故郷だと思うようになった」

(例文3)I came to believe he was innocent. 「私は彼が無実だと信じるようになった」

・run out 「(お金、時間、物資、忍耐などが)尽きる」「切れる」
"run out" を 使った例文:
(例文1)I want to use this train ticket before it runs out. 「使用期限が切れる前に、この列車の切符を使いたい」

(例文2)I'm afraid my time is running out. 「私は、余命が残り少なくなっているのではないかと思う」

・Let’s travel around Japan until our money runs out. 「お金が尽きるまで、日本中を旅行しよう」

・thrilling 「ウキウキするような」「心が浮かれるような」「ゾクゾクさせられるような」

・Maybe we can visit some World Heritage Sites. 「ひょっとして世界遺産を何カ所か訪ねられたりして…」
口調をやわらげて控えめに言うときの "Maybe ... " 「ひょっとして…」「もしかして…したりなんかして」

ここで、ロッキーは「世界遺産に行こうよ」と言いたいところを、“Maybe we can visit some World Heritage Sites.”「世界遺産を何カ所か訪ねられたりして…」と控えめに提案して、文頭を "Maybe" で始めている。

このように、提案したり、アドバイスしたり、あるいは何かを申し出たりするようなとき、口調をやわらげるのに “maybe” を使うことがある。
口調をやわらげる "Maybe ... " を使った例文:
(例文1)Maybe we should go by subway. 「もしかして、地下鉄で行ったほうがいいかな」

(例文2)Maybe you should see a doctor. 「もしかすると、お医者さんに診てもらった方がいいかも」

(例文3)Maybe I could pick you up at your house? 「お宅まで車でお迎えに伺ってもよろしいでしょうか?」

(例文4)Maybe you're right but maybe not. 「もしかすると、あなたの言うことは正しいのかもしれないし、正しくないかもしれないし…」

(例文5)Maybe we can get together this weekend. 「ひょっとして、今週末に集まることができるんじゃないかな」


M & H より:
日本人は遠慮がちに控えめに話すけれども、英語を母国語とする人は、遠慮なくはっきりと物事を言うものと思い込み、英語で話すときには、ずけずけと話してしまう人がいます。けれども、どんな言語を話していても、相手がいる限り、相手のことを気遣いますし、相手に良い印象を与えようとする気持ちが働きます。そして、相手に対する気遣いや自分の気持ちは、必ず言葉に表現されます。気遣いや気持ちが、口調をやわらげる言葉になったり、婉曲的な依頼の表現になったりするのです。

日本の英語教育では、疑問文とその疑問文に対する "Yes" と "No" の応答のしかたや否定文の作り方を文法に沿って教えることに重点を置きすぎていて、"Yes" とも "No" とも言いがたいときの曖昧な返事、頼みづらいとことをお願いしたりするときの婉曲的な表現、口調をやわらげる言葉などを軽んじる傾向があります。そして、そのことが英語で話す際のコミュニケーションのつたなさに繋がっていると思います。現時点でコミュニケーション術を磨くには、英語教育で不足している部分を補う必要があるということを覚え、それらの表現を身につけるように心がけましょう。


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Episode 5: Meeting People (2)

タケシの留学

状況: タケシは明日から大学付属の語学学校で英語を学ぶことになっている。ホストファミリーに学校に連れて来てもらったタケシ。今日は、英語プログラムのディレクターをつとめる先生に、これから会う。

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 5
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*英語を話すとき、自分はどんな名前で呼ばれたいのか考えておこう!
*“Call me ~.” 「(私を)〜と呼んでください」の パターン
*控えめにお願いするときの “I'd appreciate it if you'd ...”「…くださればありがたいのですが」の パターン
*確認するときの肯定文の形をした疑問文
*相手が言っていることを自分が理解しているか確認するときの表現 “You mean ....?”「つまり、…ということですか?」


語句とルールの説明:
・Mmm, ... 「ふむ」「ええと」
少し考え込んでしまうようなときに、つい口をついて出てくる音

・McDonald McDonald_1.gif「マクドナルド」
聞き慣れた名前のようだが、英語の音は日本語のカタカナの音とかなり違うので、発音に気をつけよう。 実際には /k/ の音は次の /d/ の音につられて有声化して /g/ になるか、あるいは、ほとんど聞こえず、McDonald_2.gif のようになる。この単語の発音練習をするには、まず、アクセントのある位置から “Donald ” の部分を言ってみて、次に、日本語の「ムッ」のような音 Mc_2.gif を前に軽くつけて「ムッ(グ)ダナルデ」のように言うと McDonald_2.gif の音に近くなる。音声をよく聞きながら真似てみよう。

アメリカのハンバーガーチェーン店の名前は、この名前のあとに「アポストロフィーs」(’s) がつき、”McDonald’s McDonalds_1.gif or McDonalds_2.gif“ となる。最後の /dz/ の音は、舌を上歯茎のあたりにつけて、そこで一旦、止めた息を穏やかに解放しながら、ひとつの音として発音する。最後に「ウ」のような母音を入れないように気をつけよう!

”McDonald’s“ のように店の名前には名詞の所有格を表す「アポストロフィーs」(’s) がつくことが多いが、その後には “shop” などの単語が省略されているので、店の名前についた「アポストロフィーs」(’s) は「〜の店」を意味するものと考えてよい。したがって、”McDonald’s“ は「マクドナルドさんの店」という意味である。

・Just call me John. 「ジョンと呼んでください」
“Call me ~.” 「(私を)〜と呼んでください」の パターン

アメリカの大学では、ファースト・ネームで呼んでほしいと言う先生が珍しくない。また、聞き慣れない “Takeshi” のような日本名は発音しにくいので、アメリカ人は、ニックネームをつけたがる。英語圏では、長い名前を1〜2音節程度に短くし、ニックネームで呼ぶのが日常的だからである。ニックネームで呼ばれるのが嫌ならば、タケシのようにその気持ちを伝えてもよいし、呼んでほしいニックネームがあれば、“Call me ~.” と伝えるとよい。

自分が何と呼ばれたいのかは自分で決めよう。ただし、日本名を日本語らしくは呼んでもらえないだろう。“Takeshi” は「タカシ」や「タキーシ」のような音で発音されることが多い。もし、ニックネームで呼んでもらうなら、相手にとって呼びやすい名前にしよう!

・I'd appreciate it if you'd ... 「……してくださるとありがたいのですが」
I’d = I would の短縮形
you'd = you wouldの短縮形
控えめにお願いするときの “I'd appreciate it if you'd ...”「…くださればありがたいのですが」の パターン

ここで、タケシは「もしも〜くだされば、ありがたいのですが」と仮定法過去を用いて丁寧に依頼している。

先生が “Dr. McDonald” ではなく “John” と呼んでくれと言っているのに、ニックネームではなく、先生にとっては呼びにくい名前を呼んでほしいとお願いしているわけで、それは少々頼みにくいことである。そこで、タケシは婉曲的な表現を使って丁寧にお願いしているのである。

“I'd appreciate it if you'd ...” の パターンを使った例文:
(例文1)I’d really appreciate it if you’d turn that down. 「それを辞退してくださると大変ありがたいのですが…」

(例文2)I’d appreciate it if you’d let me know how you liked it. 「ご感想をお聞かせいただければ、ありがたいのですが…」

・be used to ~ing 「〜するのに慣れている」

・I’m used to being called Takeshi. 「タケシと呼ばれるのに慣れています」

・I got it. 「わかりました」
相手の言葉や説明を理解したときに言う表現

・Tell me about ~ . 「〜について教えてください」
このエピソードの場合の「教えて」は “Tell me.”
このような場合に “teach”「(数学や英語などの学科を)教える」 という動詞は使わないので、気をつけよう!

“teach” は、学校で科目を「教える」ときや、誰かが何かを「学ぶのを助ける」ときに使う動詞。
“teach” を使った例文:
(例文1)Ellen teaches math at Johnson High School. 「エレンは、ジョンソン・ハイスクールで数学を教えている」

(例文2)We were never taught anything about religions. 「私たちは、宗教については何も教えてもらえませんでした」

“tell” は、事実や情報などを「伝える」ときに使う動詞。
“tell” を使った例文:
(例文3)Did you tell Anne about the party? 「あのパーティのことを、アンに伝えてくれた?」

(例文4)Could you tell me how to make that cake? 「そのケーキの作り方を教えていただけないでしょうか?」

なお、電話番号のように教えてもらいたい情報がはっきりしている場合に “about” は不要。
(例文5)Would you tell me your cell phone number?
「携帯番号を教えてもらえないでしょうか」

・..., ..., ..., and so on. 「……とか、……とか、……など」

・You mean ... ()? 「つまり……ってこと?」「〜のことを言ってるんですか?」
肯定文の形をした疑問文は上昇調のイントネーションにする。
相手が言っていることの意味を自分がきちんと理解しているかを確認するときの表現

“You mean” のあとは、名詞、名詞句、文などが続く。
(例文1)You mean Washington, D.C.? 「ワシントン D.C. のことを言ってるんですか?」

(例文2)You mean the food poisoning case? 「あの食中毒事件のことを言ってるんですか?」

(例文3)You mean I look like a bear? 「つまり、私が熊みたいに見えるって言いたいわけ?」

・Right. 「そうです」「その通りです」
話し言葉として使う表現
“That’s right.” とも言うが、”That’s” を省略して、このように “Right.” だけのこともある。


M & H より:
“Tell me about yourself.” と言われたら、あなたならどんな自己紹介をするでしょうか? 自分らしさを十分に表現する自己紹介は、そこから先が勝負かもしれません。

今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 1 の Episode 5 をお届けしました。

実は、このエピソードは 2009/11/20 に ポッドキャストとしてリリースしましたが、当時のビデオファイルを変更して、今回お届けすることにしました。当時のファイルをお持ちの方は、こちらに差し替えていただけると幸いです。また、語句とルールの説明のセクションも例文をつけ加えるなどして、少々加筆させていただきました。

なお、次回は Episode 51: Planning a Trip (2) をリリースする予定で、タケシがロッキーを連れて日本旅行をするために、計画を立てようとして、二人で相談しているところをエピソードにします。どうぞ、お楽しみに…

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