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初歩から学ぶ英語会話

http://www.m-and-h.com/のブログとポッドキャスト記事:学びながら英語のコミュニケーション能力とは何か考えていきます

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Episode 34: Checking in at a Hotel

タケシの留学

状況:イ旅行の第1日目。タケシは空港からバンコクの市街地に入り、予約しておいたホテルにチェックインする。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 34
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン
*自分の必要性を伝える表現 "I need to ... " 「…しなければならないのですが」「…したいのですが」の パターン
予定を表す未来進行形 "will be ~ing" 「~することになっています」を 使った丁寧な表現

語句とルールの説明:
・I'd like to check in. 「チェックインしたいのですが…」
自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン

「チェックインしたいのですが…」と 希望を伝えることで、チェックインの手続きを係の人にお願いしている。このように婉曲的に依頼をすると丁寧な表現になる。

自分の希望をストレートに述べるときには "I want to ... " の パターンを使い、たとえば "I want to be a journalist someday." 「いつかジャーナリストになりたいと思っている」と言う。しかしながら、自分の希望を伝えることによって何かしてくださいと依頼するような場合に "I want to ... " の パターンを使うと自分勝手な印象を与えてしまうので、注意しよう!したがって、 チェックインの際に "I want to ... " の パターンは使わないほうがよい。

・I have a reservation. 「予約してあります」
ホテル、レストラン、飛行機などの「予約」は "reservation"
ホテル、レストラン、飛行機などの「予約」を意味するために "booking" という名詞を使う人もいる。

"reservation" を 使った 例文:
(例文1) I'd like to make a dinner reservation for Friday. 「金曜にディナーの予約を入れたいのですが…」

(例文2)How can I cancel my reservation? 「どうやったら予約をキャンセルできますか?」

美容院、病院などの「予約」や 会合、訪問などの「約束」は "appointment"
"appointment" を 使った 例文:
(例文3)I made an appointment to have a haircut. 「カットしてもらうために予約した」

(例文4)I'm not looking forward to my dentist appointment. 「歯医者の予約を心待ちにしているわけではない」

(例文5)Have you made an appointment with your financial adviser yet? 「ファイナンシャルアドバイザーと会う約束を、もうしましたか?」

・May I have your name? 「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
改まって許可を求めるときの "May I ... ?" 「…してもよろしいでしょうか?」の パターン

・Sure. Takeshi Ito. I-T-O. 「ええ。伊藤タケシ。I-T-O」
飛行機やホテルなどの予約確認では、通常、姓を中心に行うので、名字のスペルを言うと確認しやすくなる。

・Let me see ... 「少々、お待ちください」「ええと…」「ちょっと…」
少し待ってもらいたいときや考える時間がほしいときに使える便利な表現

・Yes, you’ll be staying in a single room for five days. 「ええ、シングルルームに5日間、ご滞在のご予定です」
未来進行形 "will be ~ing" 「~することになっています」を 使った丁寧な表現

ここで使われている未来進行形は、未来に進行中の動作を表しているわけではなく、予定を表している。未来進行形 "will be ~ing" を使うと、話者が相手の意思に立ち入らないように心がけているような印象を与え、その結果、丁寧な表現になることが多い。

助動詞 "will" を単独で使った(例文1)と 未来進行形の(例文2)を比較してみよう。
(例文1)Will you stay here? 「ここに泊まってってくれる?」「ここに泊まってくれないかしら?」

(例文2)Will you be staying here? 「こちらにお泊まりでしょうか?」

(例文1)が 頼み込む感じで相手の意思を尋ねているのに対し、(例文2)は「(どちらでもかまいませんが、仕事の都合上伺わせていただきます)こちらにお泊まりでしょうか?」と相手の意思に立ち入らないように丁寧に尋ねている。同じ助動詞 "will" を使った表現であっても、相手の意思に立ち入るのと立ち入らないのとでは、大きな違いがあることがわかる。

・Actually, I need to stay a little longer if possible. 「実は、もう少し長く滞在する必要があるんです、できれば…」
自分の必要性を伝える表現 "I need to ... "

ここでも、自分の希望をストレートに述べる "I want to ... " の パターンは使わないように!

・How many more nights? 「あと何泊(でしょうか)?」

・Two. 「二泊です」
必要な情報だけを的確に返答している。この状況で、ぶっきらぼうに聞こえることはない。

・Certainly. 「かしこまりました」

・imprint 「(押し付けてできた)跡」「印」

・Now, may I take an imprint of your credit card? 「それでは、クレジットカードの番号を控えさせていただいてよろしいでしょうか?」
改まって許可を求めるときの "May I ... ?" 「…してもよろしいでしょうか?」の パターン

・Here you are. 「はい、どうぞ」
物などを手渡すときの表現
ここでは、タケシがクレジットカードを渡しながら、このセリフを言っている。

・Here's your credit card. 「こちらにクレジットカードを…」「クレジットカードをお返しします」

・bellperson 「荷物運搬係」
ホテルなどで荷物運びなどをする係の人
"bellhop" とも呼ばれる。

・Let me get you a bellperson. 「係の者を呼びます」

・help + 人 + with ~ 「人の~を手伝う」
このパターンを使った例文:
(例文1)A lot of people helped him with his work. 「多くの人が彼の仕事を手伝った」

(例文2)Do you mind helping me with the dishes? 「皿洗いを手伝ってもらってもかまわないかしら?」

・He’ll help you with your luggage and show you to your room. 「係の者が荷物を持って、お部屋にご案内いたします」


M & H より:
家族や親しい友人と話しているときは、自分の希望をストレートに伝え、"I want to ... " の パターンをよく使います。相手がそう親しくない場合でも、自分の希望を上手く伝えるために "I'd like to ... " の パターンを使えるようにしておきましょう。また、自分の希望を伝えるよりも必要性を強調したほうが、相手によくわかってもらえることも多いものです。"I want to ... " を 頻発しないためにも "I need to ... " の 表現を使えるように練習しておきましょう!


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Episode 36: Chatting with a Friend (6)

タケシの留学

状況:タケシには、かつて、アメリカの語学学校でいっしょだったジョーというタイ人の友だちがいる。バンコクを旅行中のタケシは、ジョーに連絡をとり、会うことにした。今、ふたりは街を歩いている。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 36
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねる “Why don’t we ...?” 「一緒に~しない、どう?」の パターン
*自分の出身を述べるときの表現 I'm a Bangkok native. 「生粋のバンコク人です」/ I was born and bred in Bangkok. 「バンコク生まれのバンコク育ちです」
*確信を持って推定する助動詞 "must" 「~に違いない」「きっと~だ」
*「大部分の~」と言うときの "most + 名詞" の パターン

語句とルールの説明:
・Why don’t we have something to eat? 「何か食わない?」「何か食べない?」
提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねる “Why don’t we ...?” 「一緒に~しない、どう?」の パターン

“Why don’t we ...?” の パターンを使った例文:
(例文1)Why don't we go for a drink? 「いっしょに飲みに行かない?(どう?)」

(例文2)Why don't we have some ice cream? 「いっしょにアイスクリーム食べない?」

(例文3)Why don't we take a break? 「ひと休みしない?」「休憩を取ろうよ、どう?」

"Shall we ...?" 「…しませんか?どうでしょう?」の パターンを使って誘うと、“Why don’t we ...?” よりさらに相手の意向を尊重しようとするような印象を与えることができる。

“Let's + 原形動詞" 「~しよう」の パターンを使って誘うと、リーダーシップを発揮することができる。ただし、これは自分の意見をストレートに投げかける誘い方で、相手の意向に対する気遣いが感じられない表現なので、誘う相手や状況を考慮して使うようにしよう。このエピソードの中では、"Why don’t we have something to eat?" と ジョーに誘われたタケシが “Let's + 原形動詞" の パターンを使って "Yeah, let’s have real Thai food." 「うん、本場のタイ料理を食べようよ」と応答している。また、MIKE'S PODCAST 12, 28, 29 でも“Let's + 原形動詞" の パターンを扱っているので、そちらも参照のこと。

・Do you know a good place to eat? 「(食べるのに)いい店、知ってるかい?」

・I’m a Bangkok native. 「俺は生粋のバンコク人だぞ」「俺はバンコク生まれなんだぜ」
自分の出身地を述べるときの表現
自分の出身地を述べる機会は結構あるので、いくつか覚えておくと便利

出身を述べるときの他の表現:
(例文1)I was born and bred in Bangkok. / I was born and brought up in Bangkok. 「バンコク生まれのバンコク育ちです」

(例文2)I'm from Bangkok. / I come from Bangkok. 「バンコク出身です」
この表現を使って出身を述べるときに 過去形にはしない。「日本から来ました」という日本語の直訳 "I came from ... " が口を衝いて出てくることのないように注意しよう!

・stall 「屋台」「売店」
複数形は "stalls"

・take 「(人を)連れて行く」「(物を)持って行く」
動詞 "take" には様々な意味があるが、ここでは人や物を現在地から移動させるという意味で使うときの用法を練習しよう!
(例文1)We'll take our kids to the zoo./ We'll take them to the zoo. 「子どもたちを動物園に連れていってきます」

(例文2)Which bus will take me to J-mart downtown? 「どのバスに乗ったら、街の Jマートに行けますか?」

(例文3)Take your lunch with you. (弁当を持っていってね)

・carve 「切る」「刻む」「彫る」

・A beautifully carved pineapple! 「きれいに切れたパイナップルだなぁ!」

・be good with one's hands 「手先が器用だ」

・He must be good with his hands. 「あの人、きっと手先が器用なんだね」
確信を持って推定する助動詞 "must" を使った表現

現在のことを推定する場合、“must” に動作を表す動詞が続くとき進行形になる。それに対し、義務強制を 表す “must” に動作を表す動詞が続くときには進行形は使わない。
義務強制の “must” を使った例文:
(例文1)You must read this. 「これを読むべきです」

推定の "must" を使った例文:
(例文2)You must be reading my mind. 「きっと私の心が読めるんですね」

(例文3)He's been working all day. He must be tired. 「彼は一日中働き詰めだ。きっと疲れているに違いない」

(例文4)Something must be wrong. 「絶対、何かおかしいよ」(MIKE’S PODCAST 63 より)

「~だったに違いない」という過去の出来事について確信をもって推定するときには、助動詞 "must" の後に現在完了形が続く。
(例文5)Mike looks happy. He must have had a good time. 「マイク、嬉しそうね。きっと楽しかったのね」

(例文6)That must have been hard for you. 「それは、さぞ、辛かったでしょうね」

(例文7)It must have been fun. 「さぞ、おもしろかったことでしょう」(MIKE’S PODCAST 130 より)

なお、未来のことを推定するのに 助動詞 "must" は使わない。

・plastic bag 「ビニール袋」「ポリ袋」

・crowd 「人ごみ」「群衆」
複数形の "crowds" にして、"huge crowds" とか "large crowds" で「雑踏」や「人ごみ」という意味でよく使われる。

・Wow, huge crowds! 「うわぁ、大勢の人!」「わぁ、すごい人ごみだなぁ!」

・eat out 「外食する」

・takeout「持ち帰り用の食べ物、料理」

・get takeout 「テイクアウトする」「料理を買って帰る」「食べ物を持ち帰りする」

・Most people eat out or get takeout from shops. 「たいていの人が外食するか、店からテイクアウトするんだ」
「大部分の~」と言うときの "most + 名詞" の パターンを使った表現

後続の名詞を修飾する "most" は、その前に定冠詞の “the” をつけずに使う。後続の名詞は数えられる名詞でも数えられない名詞でもよいが、数えられる名詞が続く場合複数形になる。

"most + 名詞" の パターンを使った例文:
(例文1)Most Americans like pizza. 「大部分のアメリカ人はピッツァが好物です」

(例文2)Most tweens have cell phones these days. 最近、10~12歳の大部分の子どもたちは携帯を持っている。

(例文3)For most Japanese, that's a common sense. 「大部分の日本人にとって、それは常識です」

・You must be joking. 「冗談だろ」
この文も確信を持って推定する助動詞 "must" を使った表現

・It's because … 「…だからさ」「その理由は…です」
理由を少し強調するときの表現

・It’s because buying takeout is much easier and cheaper than cooking at home. 「持ち帰り用の食べ物を 買う方が家で料理するよりずっと簡単だし、安いからさ。
タケシに「冗談だろ」と言われたジョーは、冗談ではなく真実だということをわかってもらうために理由を強調して述べている。接続詞 "because" に後続の文は比較級になっていて、文中の "much" は 比較級の "easier and cheaper" を「ずっと」とか「はるかに」と強調する副詞。

M & H より:
同じような表現でもバリエーションを持たせておき、色々使ってみると英語を話す楽しみが増えます。そうやって話す楽しみを覚えるごとに上達が早まるのが不思議なところ。最低限、通じさえすればよいと考えてワンパターンの表現を覚え込もうとするより、色々な表現を使う楽しみを感じながら覚える方が上手くしゃべれるようになるような気がします。


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Episode 39: Shopping at a Supermarket (1)

タケシの留学

状況:旅行から戻ったタケシにアメリカでの日常生活が戻ってきた。リサの家でパーティをするために、タケシはリサの買い物につき合って、今、スーパーに来ている。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST EPISODE 39
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*食べ物の数え方(可算名詞の例) "six steaks"「ステーキ、6枚」
*食べ物の数え方(不可算名詞の例)"a block of ham"「ハム、ひと塊」
*「…しても、かまいませんか?」と尋ねて婉曲的に依頼するときの "Do you mind ...?" の パターン
 1. 依頼を受けるときの応答例 "Not at all." 「かまいません」
 2. 依頼を断るときの応答例 "Sorry, ..."  「すみませんが、…なので」(断る理由を述べる)
可能性推量を表す助動詞 "should" 「〜だろう(と思う)」「多分〜のはず」


語句とルールの説明:
・We've got ~ = We have ~ 「〜がある」「〜を持っている」
"'ve got" は、話すときに "have" と同じ意味で使うが、書き言葉としては使わない。このエピソードでは、ショッピングリストとカートを見比べながら「カートに入れてある」という意味で使っている。

・six sirloin steaks 「サーロインステーキ、6枚」
"steak" は可算名詞で、複数形は "steaks"
可算名詞は "数 + 名詞" の パターンにして数えるのが基本
"数 + 名詞" の パターン例:
名詞単数複数

なお、数えられる名詞か、数えられない名詞かという判断は英語を母国語として話す人々の間ですでになされ、分類されているものとしてとらえるようにしよう。英語の名詞は下記の3種類に分類される。
1. 可算名詞として扱われるもの
2. 不可算名詞として扱われるもの
3. 可算名詞としても不可算名詞としても扱われるもの

上記、3種類の名詞を使った例文が「マイクの友だちと家族」エピソード15 の下の方、M & H より の セクションにあるので(例文1)〜(例文6)を 参照のこと。

・a block of ham, three packs of sliced cheese, ... a loaf of bread, a bunch of spinach, ... 「ハムをひとかたまり、スライスチーズを3パック、… パンを1本、ホウレンソウをひと束、…」
"ham" "cheese" "bread" などは通常、不可算名詞として扱い、複数形がない。塊ごと、パックごと、あるいはスライスしたものを1枚、2枚、…と数える。もしくは、重さを量って "pound (= lb 記号)" という単位で表す。1lb = 0.4536kg
ハム、チーズ、パンの数え方の例:
ham_ch_b_4.gif

"spinach" は不可算名詞で "bunch"「束」ごとに数える。「束」以外にも「ふさ」状のものには "bunch" を使う。 "bunch" を使って数えるものには、不可算名詞ばかりでなく可算名詞もあるが、"a bunch of ~ " や "bunches of" を使って可算名詞を数える場合には、1本や1粒では束や房にならないので、その可算名詞は当然のことながら 複数形になる。
"bunch" を使った数え方の例:
bunch.gif

・two dozen eggs 「卵、2ダース」
"egg" は 可算名詞なので、"数 + 名詞" の パターンにして、たとえば "two eggs" 「卵、2個」のように数えることができるが、12個を1パックにして売られていることが多く、その場合は "dozen"「ダース」を使って数える。

"dozen" は「12」あるいは「ダース」という意味で、12本でひとケースになっている飲み物などは "dozen"「ダース」を使う。また、英語圏では卵や飲み物以外の物でも「12」ごとに数えることが多い。

「〜ダースの名詞」と言うとき、 "数詞 + dozen +名詞" のパターンにするのが今日では一般的で、"dozen" には複数形の "s" をつけないし、後続の名詞との間に前置詞 "of" を置かない。 ただし "dozens of" 「数十の」という慣用句は例外で、"dozen" に複数形の "s" がついて "dozens" の形になり、直後に前置詞 "of" が置かれる。
"dozen" を使った数え方の例:
dozen_2.gif

話し言葉の中では "a dozen" や "dozens of" が「12」や「数十」ではなく「「たくさんの」という意味を持つことがあるので、話の内容や前後関係、話し手の口調や表情などから、その意味を判断しなければならないことがある。判断に迷うときには "You mean 'a lot of ~ '?" 「たくさんの〜ということですか?」というような表現を使って確認してみるのもひとつの手かもしれない。
(例文1)I've heard this story a dozen times before. 「この話は以前に何度も聞いたことがある」

(例文2)He's had dozens of girlfriends. 「彼は数多くのガールフレンドとつき合ってきた」

(例文3)Wow, dozens of dozens of ants! 「ひぇ〜、蟻がいっぱい!」

・..., three pounds of potatoes 「ジャガイモ、3ポンド」
"egg" 同様、"potato" も 可算名詞なので、"数 + 名詞" の パターンにして "two potatoes"「ジャガイモ、2個」というように数えることができるが、袋詰めで売られているか、もしくは量り売りにされていることが多いので、その場合は "pound (= lb 記号)" という単位を使って重量を表す。

肉、野菜、果物などの食べ物から体重まで、"pound (= lb 記号)" はアメリカで重量を表すのによく使われる単位。
"pound (= lb)" を使った重量表現の例:
pound_2.gif

・go through 「(お金や食べ物を)使い果たす」

・We’re not going to go through that much at our party, are we? 「僕らのパーティでそんな大量に使い切るつもりじゃないよね?」
「…じゃないよね?」と確認する否定の付加疑問文:付加疑問文でカンマの前が否定文のときは、後の部分を否定疑問ではなく、通常の疑問の形にして付加する。

否定の付加疑問文の例文:
(例文1)You don't mean that, do you? 「本気で言ってるわけじゃないよね?」

(例文2)That's not so bad, is it? 「そんなに悪いわけじゃないよね?」

否定の付加疑問文や否定文に応答するとき、"Yes" "No" が、日本語の応答とは違うので注意!
"We’re not going to go through that much at our party, are we?" という質問に応答するとき、
全部使うつもりじゃないときの返事:No.
全部使うつもりのときの返事:Yes.

・help ~ out/help out ~ 「(一時的に人を)助ける」「手伝う」

・Do you mind helping me out for another half hour? 「あと30分、手伝ってもらってもかまわないかしら?」「もう30分、つき合ってもらってもかまわないかしら?」
「…しても、かまいませんか?」と尋ねて婉曲的に依頼するときの "Do you mind ...?" の パターン
このパターンを使うと押し付けがましさがなく、丁寧な感じになる。家族や親しい友人に対しても、少し頼みにくいと思いながら物事を頼むときには、このように婉曲的な頼み方になることがある。

パターンとしては "Do you mind ~ing?" と "Do you mind if ...?" がある。
(例文1)Do you mind waiting? 「お待ちいただいてもかまいませんか?」

(例文2)Do you mind if we join you? 「ご一緒してもかまいませんか?」

"mind" という動詞は「嫌だと思う」という意味。したがって「…してもらうとすれば嫌でしょうか?」と尋ねられて「…してあげようと思う」ときは「嫌ではありません」と応答することになる。日本語を母国語とする者にとって、最初のうちは応答の仕方に戸惑うので、的確に返事できるように基本を押さえておこう。
(例文3)Do you mind if I sit here? 「ここに掛けてもかまいませんか?(ここに掛けたら嫌ですか?)」
    1. 座っていい場合の返事:
      Not at all. 「かまいません(全然、嫌じゃありません)」/ No, go ahead. 「かまいませんので、どうぞ(お掛けください)」
    2. 座られたら困る場合の返事:Sorry, this seat is taken. 「すみませんが、この席は使っているので…」

・I'm afraid (that) + 文 「(言いにくいことだけど)…じゃないかと思って」「…じゃないかと心配で」「(好ましくないことについて)…と思う」
相手に遠慮しながら言うときによく使う表現
(例文1)I'm afraid he's gone for the day. 「申し訳ございませんが、彼は本日、すでに失礼させて頂きました」(電話の相手が〜さんをお願いしますと言うが、その人が帰ったあとだった場合の返事)

・I’m just afraid you’re buying too much. 「買い過ぎなんじゃないかって、ちょっと心配なだけさ」

・Let me see. 「ええっと…」「ちょっと待って…」
何かしたり、考えたりするのに時間がほしくて、相手に少し待ってもらうときによく使う表現

・Anything else I need to buy? Skim milk, maybe. 「他に買わなきゃいけない物は? スキムミルクかしら」
ここで、リサはスキムミルクが足りなかったような気がするが、記憶が曖昧なので "maybe" 「もしかして、そうだったかしら」と付け足している。

日本でスキムミルクと言うとホームベーカリーでパンを焼くときなどに使う脱脂粉乳を指すことが多いが、ここではポリ容器や紙パックなどに入っている液状の無脂肪乳を意味している。アメリカでは、脂肪の調整をしてない牛乳は "whole milk" と呼ばれるが、"whole milk" より "2% milk" と呼ばれる低脂肪乳や "skim milk"「無脂肪乳」の 方が好まれる。

・gallon 「ガロン」
液体の量を表すときの単位
アメリカの 1 gallon = 約3.785ℓ
イギリスの 1 gallon = 約4.546ℓ

・Half a gallon should be enough. 「半ガロンもあれば十分でしょう」
可能性推量を表す助動詞 "should" 「〜だろう(と思う)」を使った表現

「〜すべき」という義務を表す助動詞 "should" と学校で習った覚えがあるが、話し言葉の中で義務を表す頻度は意外に低い。話すときに使う "should" は義務よりも、もう少し穏やかでやわらかい感じのする使い方が多く、「〜した方がいいよ」というアドバイスのときに使ったり、「〜だろう(と思う)」というように可能性推量を表したりする。

アドバイスの "should" は「タケシの留学」Episode 27 の中で "You shouldn’t miss it."「見逃す手はないよ」と友だちがタケシにアドバイスするのに使っている。

「〜するのがよい」とか「当然〜すべき」という意味の良識的判断を表す "should" は義務に近い意味あいを持っているが、それでも義務と呼べるほど強い意味ではない。
良識的判断を示す “should” の 例文:
(例文1)You should be in bed. It’s already past midnight. 「寝なきゃダメよ。もう夜中過ぎてるんだから」

(例文2)You should keep your promise. 「約束は守るべき」

なお、可能性推量を表す “should” のあとに置く動作を表す動詞は進行形にする。それに対し、アドバイスの “should” のあとに置く動作を表す動詞は進行形にしない。
(例文3)She should be studying in the library by now. 「彼女は今頃、図書館で勉強中だと思うよ」(推量)

(例文4)She should study in the library. 「彼女は図書館で勉強した方がいいと思うよ。」(アドバイス)

・Well, it looks good, though. 「まあ、おいしそうなことは、おいしそうだけど…」
話し言葉の途中で "..., though, ..." と挿入したり、最後に "..., though." とつけ加えたりすると「…だけど」という逆接の文になる。

・quarter 「4分の1」

・a quarter pound 「4分の1ポンド」

・veggie 「野菜」
複数形は "veggies"
アメリカでは “vegetable” の 代わりに “veggie” という短い単語を話し言葉として使うことが多い。

M & H より:
重量と液量の計測単位として世界の多くの国々では、日本と同じように、グラム( g )、キログラム( kg )、リットル( ℓ )などを使います。しかし、アメリカでは “ounce (= 28.3495g)" “pound (= 0.4536kg)" “pint (= 0.47ℓ)" “gallon(= 約 3.785ℓ) などを使います。それらは英語圏で使われてきた計測単位ですが、英国ガロンと米国ガロンの量が異なるなど、英語圏以外の人にとってはやっかいな感じがします。

長さや質量の単位として、アメリカの法律ではメートル法が公式の単位になっているはずですが、ヤードやポンドの使用を法的に禁止していないため、大部分の人が慣習的に使ってきた単位を使い続けています。アメリカは、日常的にメートル法が通用しない国だと言っていいでしょう。



制作者より:では、次回に!

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