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初歩から学ぶ英語会話

http://www.m-and-h.com/のブログとポッドキャスト記事:学びながら英語のコミュニケーション能力とは何か考えていきます

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MIKE'S PODCAST 54:私たちにも キャンディ、もらえる?

Short Dialog_Mike

Mikeより:ハロウィーンでキャンディをもらったんだ。えっ、パパとママもキャンディ、欲しいの? はい、どうぞ。

映像・音声を使って、この会話を練習する MIKE'S PODCAST 54
                    iTunes Store の MIKE'S PODCAST

ポイント:
*話し言葉でよく使う依頼の表現 “Can you ~ ?”「~してくれますか?」「~してもらえませんか?」
*「~するつもり」という意思を表す助動詞 “will”

share (食べ物) with (人) 「(食べ物) を (人) にわけてあげる」「(食べ物) を (人) といっしょに食べる」

Can you share the candy with us? 「そのキャンディ、ママたちにもくれる?」
依頼の表現 “Can you ~ ?” を使った文。
マイクが今、手に持っているキャンディを指すため、“candy” の前に限定の定冠詞 “the” 「その」がついている。

Okay, ... 「うん、いいよ」「オーケー」
ここでは依頼されたことを承諾する返事として “Okay.” を使っている。
他に “Sure.” “Of course.”「もちろん」なども相手の依頼を快く受ける返事として、よく使う。

I'll = “I will” の短縮形

give (人) (物) 「(人) に (物) をあげる」
“give” は目的語を2つとることのできる動詞。
また、give (物) to (人) のパターンでも「(人) に (物) をあげる」という意味。ただし「(人) に」という部分が若干、強調される感じの表現になる。
Ex. 1 Mary gave him the job. 「メアリーはあの人にその仕事を与えた」
Ex. 2 Mary gave the job to that man from Tokyo. 「メアリーはその仕事を東京から来たあの人に与えた」
Ex. 3 Mary gave the job to HIM. 「メアリーはその仕事を(よりによって)あの人に与えた」
             (HIM は、強形him で発音する)

I'll give you one, Mom. 「ママにひとつあげるよ」
意思を表す助動詞 “will” を使った表現。
英語を話すとき、話す相手は代名詞 “you” で指すことが多い。
最後の “Mom” は呼びかけ。直訳すると「あなたにひとつあげるよ、ママ」
日本語では相手が親の場合に「あなた」と呼ぶことはないし、親でなくても目の前にいる人を「あなた」と呼ぶのは珍しい。

Thank you. = Thanks. 「ありがとう」

And one to Dad. 「それからパパにひとつ」
“And I'll give one to Dad.” という文から、言わなくても分かり切っている部分 “I'll give” を省略した形になっている。話すときには、このような省略が多い。


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MIKE'S PODCAST 55:ジャイアンツの野球帽をかぶって試合に行ってもいい?

Short Dialog_Mike

Mikeより:パパがプロ野球の試合に連れてってくれるんだ。こないだ買ってもらったジャイアンツの野球帽、かぶって行こうかな。どうだろ?

映像・音声を使って、この会話を練習する MIKE'S PODCAST 55
                    iTunes Store の MIKE'S PODCAST

ポイント:
*話し言葉でよく使う許可を求める表現 “Can I ~ ?”「~してもいい?」
*「ぜひ~すべき」「ぜひ~すれば」という推奨を表す助動詞 “should”

wear「かぶっている」「(身に)つけている」
帽子、手袋、靴、メガネ、コンタクトなど、身に「つけている」と言うときに使う。

“wear” は「つけている」状態を表す動詞。
つけていない状態から「つける」という状態の変化、すなわち動作を表す動詞は “put on”
Ex. 1: Mary wears tinted contact lenses.
   「メアリーはカラーコンタクトを入れている」
Ex. 2: I'm going to put on my glasses. I can't read the newspaper.
   「メガネ、かけよう。新聞が読めないよ」

my「ボクの」「私の」
代名詞 “I”「ボクは」「私は」の所有格。
このエピソードの場合、ジャイアンツの野球帽だったら何でもいいというわけではなく、「ボクのあのジャイアンツの野球帽」と限定して、マイクが先日、買ってもらったジャイアンツの野球帽のことを指していることを明確にするために “my” をつけている。

Giants’ 「ジャイアンツの」
名詞の所有格を表す「アポストロフィーs」 “'s” の “s” を省略した形。

「~の」という意味を表すために、通常、名詞にはアポストロフィーs」 “'s” をつける。
Ex. my sister's house「私の姉の家」「私の妹の家」

複数形の名詞のあとに「アポストロフィーs」“'s”をつけようとすると “s” が重なって言いにくいので、最後の “s” を省略することが多いが、その場合、表記としてアポストロフィーだけを残す。
Ex. 1: (Giants's では言いにくい)
    → my Giants' cap 「ボクのジャイアンツの野球帽」
Ex. 2: (leaders's では言いにくい)
    → our leaders' opinions 「われわれのリーダーたちの意見」

Can I wear my Giants’ cap to the game? 「試合にジャイアンツの野球帽をかぶって行ってもいいかな?」
許可を求める表現 “Can I ~ ?”「~してもいい?」を使った文。
比較的気軽に「~してもいいですか」と尋ねるときに、この表現をよく使う。
それよりもっと改まって許可を求める場合は “May I ~ ?”「~してもよろしいでしょうか」と尋ねる。

許可を求める表現 “May I ~ ?”「~してもよろしいでしょうか」は、丁重に依頼するときの表現として、TAKESHI'S PODCAST 3 でも扱っています。そちらの説明や例文も参考にしてください。

Of course.「もちろん」

You should. 「ぜひ(かぶって行きなよ)」
推奨を表す助動詞 “should” を使った表現。
“You should wear the Giants' cap.” と言わなくてもわかるので、動詞以下は省略している。話し言葉では、このような省略が多い。


制作者より:
“should” という助動詞は「~すべき」という義務、あるいは「~だろう」という 未来の助動詞 “shall” の過去形としての役割がよく知られていて、実際、英和辞典でもそれらの意味が上の方で説明されています。ところが驚くことに、話すときには「ぜひ~して」という推奨や「~した方がいい」というアドバイスの意味で使うことが圧倒的に多いのです。

友だちや家族などと話すときに “should” が「~すべき」という強い意味だと思い込んでいると、会話をうまく運べないことがあります。そうした思い込みを捨てることが、助動詞 “should” をうまく使いこなすコツだと言っても言い過ぎではないように思います。


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MIKE'S PODCAST 56:ルーシーのと同じ物?

Short Dialog_Mike

Mikeより:ボクは野球帽が大好き。今日、また新しいのを買ってもらうんだ。今度は、どんなのにしようかなぁ?

映像・音声を使って、この会話を練習する MIKE'S PODCAST 56
                    iTunes Store の MIKE'S PODCAST

ポイント:
*話し言葉でよく使う許可を求める表現 “Can I ~ ?”「~してもいい?」
*「~と同じ」という意味の “the same as ~ ” のパターン

have 「所有する」「持っている」
このエピソードのなかでは「買ってもらう」という意味になる。

Can I have this color? 「この色を買ってもらってもいいかな?」
許可を求める表現 “Can I ~ ?”「~してもいい?」を使った文

Lucy’s 「ルーシーのもの」
本来ならば “Lucy's color” と言うべきところだが、“color” が省略されていることがその前のマイクのセリフからわかる。「ルーシーの(帽子の)色」という意味。

“Lucy” という名詞のあとに所有格を表す「アポストロフィーs」 “'s” がついたパターン。

名詞の所有格を表す「アポストロフィーs」 “'s” は、後に名詞がある場合が「~の」という意味で、後の名詞が省略された場合が「~のもの」という意味になるのが基本である。その他に、名前の後の “'s” は「~の店」とか「~の家」という意味になることもある。
Ex. 1: We had lunch at McDonald's. (McDonald's = McDonald's restaurant)
   私たちは昼食をマクドナルドで食べた。
Ex. 2: I met him at Susie's. (Susie's = Susie's house)
   私はスージーの家で彼に出会いました。

The same as Lucy’s? 「ルーシーのと同じもの?」
「~と同じ」という意味の “the same as ~ ” のパターンを使った表現。

Well, ... 「そうだなぁ」
考える間をとるのに、この言葉を使っている。

I want a different one. 「ボクは違う色がほしい」
“I want + (名詞)” は、子どもが何かねだるときによくパターンで、大人が使うと幼稚に聞こえたり、わがままに聞こえることが多い。これは MIKE'S PODCAST 17 で説明してあるので、復習しよう。

How about yellow? 「じゃ、黄色はどう?」
“How about + (名詞)?” は、直前の状 況やセリフと関連しながら「それでは、~はどう」と物を人に勧めるときのパターン。ここでは帽子の色を選択するという状況で、マイクが「違う色がほしい」と言ったのに対して「じゃ、黄色はどう?」と勧めるのに、ママが使っている。

I don't like yellow. 「黄色は好きじゃないなぁ」
一般動詞、現在形の否定文 -- 主語が三人称単数以外の場合、主語と動詞の間に “don't” をおき、主語が三人称単数の場合、主語と動詞の間に “doesn't” をおく。
Ex. 1: We don't like yellow.
Ex. 2: She doesn't like yellow.


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Part 1 の はじめに

 外国語を話す力は以下の過程を繰り返しながら上達していきます。

1. 語彙、表現、話すときのルールを覚える(Input)
2. 覚えた語彙、表現を使って話してみる(Output)
3. 話したときにしてしまった間違いを訂正する(Correction)

 外国語を身につけるために、まずは必要な表現を覚えなければなりません。頭の中にない言葉が口をついて出るというような奇跡が起こることはないのです。覚えたら、次はその表現を使うことです。使った表現は自分の言葉になりますが、使わない表現は忘れてゆきます。必要ない知識がいつまでも頭の中にとどまっていることはないのです。ですから、覚えた表現は間違いを恐れず、どんどん使うことです。

 覚えた表現を実際に使って話してみると、多くの間違いをすることに気づくと思います。母国語を話すときはあまり間違えないし、間違ったとしてもたいてい気づいて言い直すのに、外国語を話す場合は誤りに気がつかないこともあれば、よく知っている言葉でも、英語表現が口をついて出てくるときに間違った形を言ってしまうこともあります。外国語を話すときは、母国語を話すときより間違える頻度が高くなるのです。

 そこで必要なのが話すときのルール。ルールを知っていれば誤りに気づき、どのように訂正すべきかがわかります。ルールを知らないまま語彙だけを増やしても、いつまでも同じ間違いを繰り返す、いわゆる「外人しゃべり」になります。たとえば、日本語を話す外国人の中にみられるような「あの赤いの花、きれいなねぇ」というような話し方です。

 話すときのルールで代表的なものは文法です。それ以外にも、発音やイントネーションなどの音声学的ルールや、この状況でその表現を使うのは失礼になるというような社会言語学的ルールがあります。そうしたルールを知り、話すときの自分の誤りに気づき、それらを訂正していくことで外国語を話す力は上達していくのです。
 ここまでに述べたことから、外国語を学ぶときのポイントを以下にまとめます。

・表現が使われる状況を把握して、暗記する
・表現を使うときのルールも、いっしょに覚える
・覚えた表現を使うように心がけ、間違いを恐れずに話す
・自分の誤りに気づいたら、言い直す
・状況にあう自然な表現を使うように心がける

 これらのことを心に留めて実践してください。世界に向かって情報を発信したり、交渉したりするような英語力を身につけるための手がかりとして、本書が読者の皆様のお役に立つようなことがあれば、それは私にとっても大きな喜びとなることでしょう。

2010年11月 著者


著者より:

このブログを書き進めることができず、放置してしまいました。これよりあと、電子書籍「マイクの友だちと家族」「タケシの留学」の「はじめに」のセクションに書くことをそのまま掲載していくことにしました。これ以前とは文体が変わってしまいますが、そのまま掲載させていただきます。

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MIKE'S PODCAST 57:この子、のどが渇いているみたい…

Short Dialog_Mike

Mikeより:子ネコちゃん、どうしちゃったんだろ? あ、水がないんだ。パパに汲んで来てもらおう。

映像・音声を使って、この会話を練習する MIKE'S PODCAST 57
                    iTunes Store の MIKE'S PODCAST

ポイント:
依頼の表現として使う “Can I ~ ?”「~してもいい?」
依頼の表現として使う命令文
*「~のように見える」という意味の “seem + 形容詞” のパターン

Dad, ... 「パパ」

Can I have some water for her? 「子ネコに水をちょうだい」
「子ネコのために水をもらってもいい?」という、もともとは許可の表現。その表現を「子ネコに水をやって」とマイクがパパにお願いするのに使っている。

疑問文の形の中で “some” を使うのは、相手が肯定的な返事をくれることを期待しているからで、パパが水をくんで来てくれることを当然のこととして期待する気持ちが、この “some” という言葉にこめられている。

Give me the bowl. 「ボウルをこっちに渡して」
動詞で始まる命令文を依頼の表現として使った文。
命令文を使って目の前にいる人に「~して(ください)」と依頼する表現は MIKE'S PODCAST 11 で説明してあるので、そちらを参照のこと。

Just a second. 「ちょっと待って」

She seems thirsty. 「この子、のどが渇いているみたい」
「~のように見える」という意味の “seem + 形容詞” のパターンを使った文。
人称代名詞 “she” は、子ネコを「この子」と呼ぶ擬人法。

“seem” という動詞のあとの “s” は三人称単数現在(三単現)の “s” で、これについては MIKE'S PODCAST 18 で説明してあるので、そちらを参照のこと。

rush 「急がせる」「かりたてる」

Don't rush me so. 「そう、せかさないで」
動詞で始まる命令文の前に “Don't” をつけると「~しないで」という否定の命令文になる。
否定の命令文については、be動詞の否定の命令文の例が MIKE'S PODCAST 27 にある。

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