fc2ブログ

初歩から学ぶ英語会話

http://www.m-and-h.com/のブログとポッドキャスト記事:学びながら英語のコミュニケーション能力とは何か考えていきます

Episode 6: At a Fast Food Restaurant

[広告] VPS


状況:
ホストファミリーといっしょにファーストフード店を訪れたタケシが、何にしようかとメニューを見ている。すると、店員が話しかけて きて、注文を取ろうと矢継ぎ早に尋ねてくる。


映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 2 へ
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
• 店員の “May I help you?” に応答しよう!
• 数字と貨幣に慣れよう!
• 婉曲的で丁寧な表現として使う “will”


語句とルールの説明:
• May I help you? 「いらっしゃいませ(ご注文伺いましょうか?)」
ファーストフード店に入ると、こう言って店員がすぐに応対してくれ る。店員は接客したいと思って客の意向を確かめるために、こう尋ねてくるので、 “Yes” か “No” で接客がすぐに必要か、必要でないかをはっきり示すのが基本。

接客してもらいたいときは “Yes, I'd like ~ .” “Yes, ~ , please.”とすぐ注 文すればよいし、まだ決まっていない場合は “Not yet, thanks.” とか “Not yet. I need a little more time.”「まだ決まっていないので、もう少し時間を......」などと返事をしよう。考えて黙り込んだり、返事をせずに友だちに相談したりすると店員を困らせることにる。

ファーストフード店の店員のセリフは、日本のファーストフード店で聞く日本語のセリフより短い。また、英語圏の普通のレストランでウェイ ターが使うセリフより短めで、エコノミークラスの機内で客室乗務員が 使う言葉遣いに似ている。「タケシの留学」Part 1 Episode 2 に機内での会話があるので比べてみよう。

食べ物や飲み物の前につける “a” は、ひとつという注文の数を表す。ファーストフード店では注文数をはっきりさせるため、食べ物や飲み物を数えられる名詞として扱う。

「Sサイズのコーヒー、ひとつ」と頼むのであれば、 “A small coffee, please.” 「Mサイズのコーヒー、ふたつ」なら、“Two medium coffees, please.” となり、 “coffee” という 飲み物を表す名詞が複数形になる。

「Lサイズのポテトひとつ」なら “a large order of fries” だが、“order of” を省略して “A large fries, please.” と注文する。“fry” という名詞の複数形 “fries” の前に “a” がつくのは、書くと奇妙な感じだが、こう注文 する人は案外多い。

• How about dessert? 「(では)デザートは、いかがでしょうか」
ファーストフード店では一通り注文したと思う頃に、こう尋ねてくる。 この “How about ~ ?” という表現は、直前の状況やセリフと関連しなが ら「それでは、〜はどう?」と勧める場合に使う。

何かを提案しようと思って唐突に “How about ~?” という表現を使うこ とはない。たとえば、友だちと道を歩いているときに急にアイスクリー ムが食べたくなったからといって “How about some ice cream?” と唐突に言うことはない。その場合は “Why don't we have some ice cream?” とか “Let's have some ice cream, shall we?” など、提案の表現を使って友だちの意向を尋ねるとよい。あるいは “I'm in the mood for some ice cream. How about you?”「アイスクリーム食べたい気がするんだけど、そちらはどう?」と言えば “How about ~ ?” という表現が使える。

• That'll be four dollars and 25 cents. 「4ドル25セントですが、よ ろしいでしょうか」
ドルやセントを省略して “Thatʼll be four twenty-five.” とも言う。店員が “will” を使って代金を請求するのは「(提示の代金を)お支払いいただきますが、よろしいでしょうか」というように、その金額に客の了承を得る時間的余裕をとり、丁寧に聞こえるようにするため。もしも “That's four dollars and 25 cents.”「 4ドル25セントです」と言い切ってしまうと、「4ドル25セント、すぐに支払え」と要求しているようにも聞こえる。したがって、“will”を使って代金を請求するのは店員が客に丁重な姿勢を示すためのものである。客の立場でこの “will” を使うと横柄に聞こえるので、気をつけよう。

• Here. 「はい(どうぞ)」
物やお金を手渡すときに言う表現。Part 1 Episode 3 で、タケシは同様の表現 “Here you are.” を入国審査官にパスポートを渡すときに使っている。 このように物やお金を手渡すときは、ひと言添えて渡すようにしよう。


M & H より:
ファーストフード店では、このエピソードで扱った表現以外に “For here or to go?” とか、イギリス英語圏では “Eat in or take away?” 「こちらでお召し上がりでしょうか、お持ち帰りでしょうか」と質問されます。“A or B ?” というパターンは、 Part 1 Episode 2 の機内での会話で 既に練習したので今回は省略しました。

相手に承諾してもらう時間的余裕をとるための “will” を使った表現は、様々な場面で使います。こうした婉曲的で丁寧な表現を習得し、自分の 言葉として活用したいものです。


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

スポンサーサイト



Episode 1: In an Airplane (1)

[広告] VPS


状況:
いよいよアメリカに飛びたつぞと身の引き締まる思いで、タケシは飛行機に乗り込んだ。前の人に続いてゆっくりと通路を進みながら、自分の席をさがすが……。

初歩から学ぶ英語会話(2)のサイト → タケシの留学 Part 1 Episode 1
                  → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*話し言葉の文法と書き言葉の文法は違う!
*「(私に) 〜させてください」というときの “Let me + 原形動詞” のパターン

語句とルールの説明:
• Excuse me ().「すみません」
「すみません」という意味の “Excuse me.” は下降調のイントネーション

• My ticket says ... 「私のチケットには……と書いてあります」

• Uh, ... 「えー」「そのう」など、ためらいを表す音

• Let me check mine. 「チケットを確認させてください」
“Let me + 原形動詞” 「私に 〜させてください」のパターン

• be supposed to ~ 「〜するものと思われている」「〜することになっている」

• aisle 「通路」

• Sorry about that. 「あ、ごめんなさい」
“that” はひとつ手前の行為を指す代名詞。この男性のように他人の席に座ってしまったり、あるいは他人の足を踏んだり、明らかに自分の側が悪い場合、謝る気持ちを即座に伝えよう。

• That's all right. 「かまいません」
“Sorry about that.” と謝られたときに「かまいません。どうぞ、気にしないでください」という気持ちを表す表現。同様の気持ちを表すのに、他に “That's okay.” “Don't worry about it.” “No problem.” “I don't mind.” などの表現を使うこともある。

• By the way, ... 「ところで、……」

• I think I'll need a blanket later. 「後ほど毛布を使いたいんですが…」
人によっては “I think I'll be needing a blanket later.” と言う。動詞には動作を表す動詞と状態を表す動詞があり、“need” のように状態を表す動詞は進行形にしないのが原則であるが、話すときには状態を表す動詞でも進行形の形をとることがある。この場合、意味の違いは、ほとんどないものと思われる。

• Anything else? 「他に何か(必要な物、ありますか)?」

• No thanks. 「結構です」

• I'm good. 「大丈夫です」「順調です」「問題ありません」

• Okay, I'll be back with your blanket. 「では、毛布をお持ちします」
“I'll be back.” は、「ここにまた戻ってきます」という意味でよく使う表現


制作者より:
ポッドキャストのアップロードは、久しぶりです。今後も電子書籍作成に向けて、様々な試行錯誤を続けていくつもりですが、しばらくの間は、過去にレリースした動画を繰り返し、iTunesのポッドキャストサイトにアップロードすることになりそうです。

この Episode 1 は「タケシの留学」Part 1 に含まれるエピソードです。電子書籍「タケシの留学」につきましては、iBooks対応の epubファイルを DL-Market で販売しております。また、10月1日から、一ヶ月間、特価で販売する予定ですので、よろしければご覧ください。
→ タケシの留学 Part 1: Episode 1 - 5 の内容について
→  iBooks対応お試し版を DL-Market でダウンロード
→  iBooks対応版「タケシの留学」Part 1 を DL-Market で購入



会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 26: Chatting with a Friend (2)

タケシの留学

状況:タケシとリサがテレビを見ていると、大統領選のニュースが流れる。そこで、ふたりは政治について話し始める。

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 26
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*相づち
1. Really ()? 「ホントに?」「うっそー」
2. Really (). 「そうなんだ」「へぇ〜」(時として、相手を馬鹿にしているようにも聞こえる)
3. Is that so ()? 「ホントに?」「うっそー」
*相手の言葉の意味を尋ねる表現 “What do you mean?” 「どういうこと?」
*良識判断を示す助動詞 "should" 「〜する方がよい」「当然〜すべき」

語句とルールの説明:
・presidential race 「大統領選」

・heat up 「白熱する」「暖まる」
エピソードの中で、タケシは “heat up” を自動詞(目的語をとらない動詞)として使っている。

自動詞 “heat up” を使った例文:
(例文1)As the gas heats up, it expands. 「ガスは暖まるにつれ膨張する」

(例文2)The competition is heating up. 「競争は激化している」

(例文3)Used for a long hours, the machine heated up. 「長時間使われて、その機械は熱を持った」

“heat up” は他動詞(目的語をとる動詞)としても使うことができて「加熱する」とか「激化させる」という意味になる。
(例文4)I heated up some soup in the microwave. 「私は電子レンジでスープを温めた」

(例文5)Some studies heated up the debate over the use of sunscreen. 「研究事例によって日焼け止めの使用に関する論議が高まった。

(例文6)Bob heated up a little oil in the frying pan. 「ボブはフライパンに少量の油を入れて熱した」

・the Democratic Party 「民主党」

・Super Tuesday 「スーパー・チューズデイ」

・By the way, ... 「ところで、……」
話題を転換するときに、文頭において使う言葉

・support 「支持する」
(例文)I support the abolition of the death penalty. 「私は死刑の廃止を支持します」

・specific one「特定のもの」
このエピソードの中の代名詞 “one” は、話題にのぼっている “party” 「政党」を 指すので、この “specific one” は「特定の政党」という意味になる。

・figure out 「(答えなどを)見つけ出す」「(原因などを)解明する」「(問題などの解決法が)わかる」
(例文1)I can’t figure out how to do it. 「それをどうすればいいのかわからない」

(例文2)Just figure it out yourself. 「それは自分で解決しなさい」

・..., and I can’t figure out which party to support. 「だから、どの党を支持したらいいのか、わからない」

・Is that so ()? 「ホントに?」「うっそー」
相づちの一種

・To be honest, ... 「正直に言うと」

・not ... at all 「全く…ない」「全然…ない」
(例文1)I don’t like his attitude at all. 「私は彼の態度が全く気に入らない」

(例文2)The changes were not surprising at all. 「そうした変化は全く驚くべきことではなかった」

(例文3)I’m not drunk at all. 「私は全然酔ってはいない」

・hardly ever ... 「ほとんど…ない」「めったに…ない」
(例文1)We hardly ever go out. 「私たちはめったに外出しません」

(例文2)Susie’s hardly ever home. 「スージーはほとんど家にいません」

(例文3)Hardly anything ever happens in this town. 「この町では、ほとんど何も起こりません」

・go vote 「投票に行く」
話すときによく使う “go + 原形動詞” 「〜して来る」「〜しに行く」のパターン
“go to vote” とか “go and vote” と言うことがあるが、意味は同じ。

・What a shame! 「それはあんまりでしょ!」「何てことを!」「それは残念」
“shame” には「恥」という意味があるが、それ以外に「残念なこと」「困ったこと」「ひどいこと」などの意味もあり、“What a shame!” と言うときの “shame” は後者の意味で使っている。

・You should vote, Takeshi. 「投票はしなきゃ」「投票はするものよ」
良識的判断を示す助動詞 “should” を使った文

・right 「権利」

・..., you know. / You know, ... 「…でしょ」「あのね…」
文の後ろにつけ加えて「…でしょ」と念押ししたり、文頭において「あのね…」と話を切り出すときに使ったりする。大した意味を持っているわけではないので日本語に訳さなないことが多いが、英語を話すときに話のところどころに差し挟むと会話をスムーズに運ぶことができる。だからと言って、あまり頻繁に使うと、妙に馴れ馴れしくなって印象を悪くするので注意すること。

・Things are different than ~ . 「状況が〜とは違う」「事情が〜とは異なる」
「状況」や「事情」という意味のときには “things” と複数形を使う。

学校で “be different from ~ ” 「〜と異なっている」と習った覚えがある連語であるが、最近のアメリカ人は大部分の人が “be different than ~ “ を使う。どちらを使っても誤りということではないが、多くの人が使う言葉を使う方が自然に聞こえるので、覚えておこう!

・Prime Minister 「首相」

・What do you mean? 「どういうこと?」「意味を教えてください」
相手の言葉の意味を尋ねる表現
この表現を使って相手の意見や主張が、どういうことなのかを確認しよう!

ただし、それぞれの単語に強勢をおき “What・do・you・mean?” とゆっくり言うのは「何、言いたいわけ?」と怒って相手に歯向かっていくときの表現。さらに “What do you mean, ...?” の “...” に相手の言ったセリフをそのまま繰り返して言うと「......とは、どういう ことだよっ」と相手の言ったことが気に入らないと怒っていることになる。
(例文) What do you mean, you don’t want to wait?「待ちたくないって、どういうことだよっ!」

・leading party 「与党」

・designate 「(特別な職務、任務、目的などに)指名する」
(例文)She’s been designated to take over the position of treasurer. 「彼女は経理の役を引き継ぐよう指名された」

・the Diet 「国会」

・practically 「……も同然だ」「実質的には……」

・Really ()? 「ホントに?」「うっそー」
相づちの一種


M & H より:
アメリカでは、学生であれ、社会人であれ、知人同士で政治の話をすることがあります。特に大統領選や大統領就任式などは大多数の国民の関心事なので、その前後には、そういった話題が多くなります。

アメリカ大統領が国民による選挙で選ばれるのはおなじみですが、大統領選に出馬する候補者を各党ひとりにしぼる予備選のやり方が州によって大きく異なることは、日本ではあまり知られていないようです。

党大会に出席して、党からひとり出馬する大統領候補者を選ぶ人、すなわち代議員を選ぶのが予備選ですが、その代議員をそれぞれの党の幹部が集まって決めてしまう州もあれば、選挙で選ぶ州もあります。また選挙で選ぶ州の中にも、党員だけが選挙に参加できる州もあれば、だれでも参加できて、たとえば民主党員が共和党の代議員を選ぶ選挙に投票権を持つ州などもあります。州によって、こんなに違っていいのかと思うほどですが、そこが実にアメリカらしいと言えるのかもしれません。この予備選の日も州により異なりますが、南部を中心に多くの州で行われる日は、スーパー・チューズデーと呼ばれています。


今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 6 から Episode 26 の冒頭部分のみをお届けさせていただきました。

動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 6 の中から、他に2つのエピソードを公開しております。よろしければ、そちらもご覧下さい。
Episode 27: Chatting with a Friend (3)
Episode 28: Chatting with a Friend (4)

「タケシの留学」 Part 6 iBooks対応版は、DL-Market で epubファイルの販売をしております。また、Studybook対応版は、アプリ内のライブラリで販売いたしておりますので、もしもお買い求めの際は、代金を iTunes Store へお支払いいただくことになります。

Studybook対応版は、アプリ内のライブラリで、このアイコンをお探しください。
takeshi_Icom



会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 53: Talking about Japanese Customs

タケシの留学

状況:大阪に向かう航空機の中で、ロッキーは、これから訪れる日本について思いを巡らしている。そして、タケシに話しかけ、日本の生活習慣について尋ねる。

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 53
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*“ tell +人+ not to不定詞”「人に〜しないように命じる」「人に〜しないように忠告する」の パターン
禁止を表す助動詞 "can't"(助動詞 "can" の否定形)「〜してはいけない」
良識判断を示す助動詞 "should" 「〜する方がよい」「当然〜すべき」

語句とルールの説明:
・Is there anything? 「何んかある?」「何かあるかな?」
何かあるのか、何もないのか、全く予測がつかない場合に、このように尋ねる。

「何かあるのではないか?」と予測しながら尋ねるときは "Is there something?" あるいは "There's something ()?

・custom 「習慣』「習慣的行為」
複数形は "customs"

・in advance 「前もって」「あらかじめ」

・Is there anything I should know about your customs in advance? 「日本の習慣について、あらかじめ知っておいたほうがよいことが何かある?」
この文の "your" は、タケシに向かって「君たちの」と言っているので「日本人の」という意味になる。

良識判断を示す助動詞 "should" 「〜する方がよい」「当然〜すべき」を使った表現

"I should know about your customs in advance" が、直前の "anything" を修飾していて、文が後の語を修飾する日本語とは逆の語順になる。この修飾方法については「タケシの留学」Episode 51 M & H より のセクション、2. 先行詞(物) + 関係代名詞節(動詞の目的語の役割を果たす、関係代名詞の目的格 "which" もしくは “that” を省略した文)のパターン を参照のこと。

・Let's see ... 「ええっと…」「ちょっと待って…」
考えたり、何かをさがし出そうとしたりして、相手に待ってもらうときに言うセリフ

・go into ~ 「〜に入る」

・take off ~ / take ~ off「〜を脱ぐ」「〜をはずす」
(例文1)She took off her gloves and gave it to her mother. 「彼女は手袋をはずして、お母さんに渡した」

(例文2)Take your T-Shirt off. I'm going to wash it. 「Tシャツを脱いで… 私が洗うから」

・entrance 「入り口」「玄関」

・When you go into a house, you have to take off your shoes at the entrance. 「家の中に入るときは、靴を玄関で脱がなくてはならない」

・Anything else? 「他に何か(ありますか)?」

・separate 「別々の」「ばらばらの」「独立した」
このエピソードでは形容詞として使われているので separate_adj と発音する。動詞として使う場合は separate_v と発音し、音が少しだけ異なるので注意しよう!


形容詞の "separate separate_adj" を使った例文:
(例文1)They were good friends in college, but after graduation we went our separate ways. 「彼らは大学時代、仲が良かったが、卒業後はそれぞれ別の道を歩んだ」

(例文2)My wife and I have separate bank accounts. 「妻と私はそれぞれ別の銀行口座を持っている」

・The toilet and bath are in separate rooms. 「トイレとお風呂は別々の部屋にある」

・wash oneself 「からだを洗う」「沐浴する」
(例文)She had a hot bath and washed herself. 「彼女は熱いお風呂に入ってから、からだを洗った」

・And you can’t wash yourself in the bathtub. 「それに浴槽の中で、からだを洗ってはいけない」
"you" は、一般的な「人」を指し、日本語に訳さない。

この文中の "can't" は「…してはいけない」という禁止を表している。このように、話し言葉として使う"can't"(助動詞 "can" の否定の形)は、しばしば禁止を表す。

・Right outside of the tub 「浴槽のすぐ外側」「浴槽を出たところ」

・show 「教える」「説明する」「示す」
実際にして見せながら、教えたり説明したりするようなときに使う動詞

・tell 「言う」「命じる」「忠告する」「警告する」

・Rocky, I told you not to wear shoes in the house. 「ロッキー、家の中で靴を履かないようにって注意しただろ」
“tell +人+ not to不定詞”「人に〜しないように命じる」「人に〜しないように忠告する」の パターン

“tell +人+ not to不定詞” のパターンを使った例文:
(例文1)Mom told me not to trust Bob. 「ボブを信用するなって、ママが言うんだ」「ボブを信用しないようにと、ママに言われた」

「人に〜するように忠告する」というときは、上記のパターンから "not" を除いて “tell +人+ to不定詞” のパターンにする。

“tell +人+ to不定詞” のパターンを使った例文:
(例文2)I told you to be in bed by 10 o'clock. 「10時までにはベッドに入るように言ったでしょ」

・You did ()? 「そうだったけ?」
ここでは、直前のタケシのセリフ "Rocky, I told you not to wear shoes in the house." を受けて、こう言っているので、「そう言ったけ?」という意味。

これは肯定文の形をした疑問文の一種なので、上昇調のイントネーションにする。

・So what? 「だから何だって言うんだよ」
少し腹を立てたときについ使ってしまう、ぶっきらぼうな表現。家族や親しい友だちに対してなら "So what?" と言ってしまっても許されることもあるが、場合によっては喧嘩を売ることにもなりうるので気をつけよう!

・wear 「身につけている」
状態を表す動詞。

"wear" を使った例文:
(例文1)He often wears strange clothes. 「彼はよく変な服を着ている」

(例文2)She usually wears a pantsuit to work, but today she's wearing a dress. She's attending her friend's wedding. 「彼女は普段、仕事着のパンツスーツ姿だが、今日はドレスを着ている。友だちの結婚式に出席するのだ」(状態を表す動詞 "wear" を 現在進行形にすると、日常的状態とは異なる、一時的状態を示している感じを伝えることができる)

なお、着ていない状態からの変化を表現するのには "put on" や "get dressed" などの表現が使われる。
(例文3)I'm putting my clothes on. 「今、服を着るところだよ」

(例文4)I've got to go home and get dressed. 「家に戻って、着替えてこなくちゃ」

・I’m not wearing shoes now. 「僕は今、靴を履いてはいない」

・Oh, the ones I took out of my backpack with some of my clothes? 「ああ、服といっしょにバッグパックから取り出したやつか?」
この文の "ones" は "sneakers" を 指している。また、後の "I took out of my backpack with some of my clothes" の部分が、前の名詞部分 "the ones" を修飾していて、「服といっしょにバッグパックから取り出した」の部分が前から後の名詞「やつ」を修飾する日本語の語順とは逆になる。このように母国語とは逆になる語順には慣れが必要なので、何度も言って練習しよう!

この修飾方法に関しても「タケシの留学」Episode 51M & Hより のセクション「2. 先行詞(物) + 関係代名詞節(動詞の目的語の役割を果たす、関係代名詞の目的格 "which" もしくは “that” を省略した文)のパターン」を参照のこと。

・You shouldn’t bring them into any room. 「どの部屋の中に持ち込んでもいけない」
良識判断を示す助動詞 "should" 「〜する方がよい」「当然〜すべき」の 否定形 "should't" を使った表現

・Sorry. 「ごめん」「ごめんなさい」
話し手が自分の非を認めて謝るときに使う表現。

「マイクの友だちと家族」エピソード23 では、マイクがパパに謝るときに “Sorry.” 「ごめん」と、この言葉を使ってる。また、語句とルールの説明M & H より の セクションには "Excuse me." 「すみません」と謝るときの状況についても言及してあるので、そちらも参照のこと。


・realize 「〜を悟る」「〜を、はっきり理解する」

・I didn’t realize that. 「それをきちんと理解してなかったんだ」「そのことを、よく分かっていなかったんだ」


M & H より:
前回のエピソードをアップロードしてから、今回のこのエピソードまでに、少し時間が空いてしまいました。遅くなり、申し訳ありません。

アメリカ人が靴を履いたまま家に入るということは、よく知られていますが、日本人との習慣の違いは、それだけに留まりません。くつろぐときに家の中で靴を脱いだアメリカ人は、裸足のまま庭に出てバーベキューを楽しんだりしますし、スニーカーと衣類をいっしょに洗濯機に放り込むアメリカ人も、よく見かけます。日本人が家の内と外、上に置くべきものと下に置くべきものを区別して使うのに対し、アメリカ人は、そうした区別が非常に曖昧だと言う方が、両者の習慣の違いを的確に説明できるのかもしれません。

このエピソードでも、アメリカ人のロッキーは、家に入るときに靴を脱ぐように言われ、理解しているつもりだったのでしょうが、スニーカーを家の中に持ち込んではいけないというところまで、その理解が及ぶことはありませんでした。シューズ袋のようなものを使う習慣もなく、スニーカーも服もいっしょに、バックパックの中に入れてあるので、取り出すときも、いっしょに取り出して畳の上、しかも敷いてある布団のすぐそばに置きっぱなしにしたのです。

国によって習慣は様々で、寝食を共にして初めて気づく習慣の違いが多々あるものです。習慣が異なる者同士が上手くやっていくには、違いがあるということを前提にして、違いを見いだしては理解していく努力を積み重ねていかなければなりません。そして、お互いの違いを理解し合っていくためには、共通の言葉を使って説明を求めたり、あるいは自ら説明していくことが必要なのです。

日本人が上下を区別することは、日本語にも表現されています。たとえば、何かを身につける際、靴やスカートなどの比較的、下のものは「履く」と言いますが、帽子やカツラなどの上のものは「かぶる」と言い、異なる動詞を使います。それに対して、英語の動詞は靴や帽子からカツラ、コンタクトに至るまで "put on" が「身につける」動作を、そして "wear" が「身につけている」状態を表し、言葉にも上下の区別がありません。このように言葉が習慣に関わる概念を正確に表現していることに驚かされます。



会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 11: Asking a Favor

タケシの留学

状況:ようやくレポートを書き上げてみたものの、タケシは英語に自信がない。提出期限は明後日。そこで友だちのリサに、提出前に読んでもらえないか頼んでみることにした。

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 11
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
•依頼の表現
1.Can you do me a favor? 「お願いしたいことがあるんですが…(お願いしてもいいですか)」
2.Woud you ... ? 「~してくださいませんか?」
•“want + 人 + to不定詞”「人に~してほしい」のパターン


語句とルールの説明:
•Can you do me a favor? 「お願いしたいことがあるんですが…」
こう頼まなければならない事態は必ずやってくる。そのときのために、この表現を覚えておこう! 

このエピソードでは、タケシが友だちのリサにお願いするのに “Can you do me a favor?” と尋ねているが、それよりもっと丁寧な表現として “Could you do me a favor?” や “May I ask you a favor?” などの表現がある。これらの丁寧な表現は仕事上の依頼をするときなどに使うことが多いが、友だちに頼む場合でもこのような丁寧な表現を使う人もいる。

•look ~ over / look over ~ 「(文章に)目を通す」「(書類などを)チェックする」

•paper「(大学の授業で課される )レポート」

•Would you look over this paper for me? 「このレポートに目を通してくれない?」
“Would you ...?” という表現を使うのは、こちらの依頼を受けてくれる気があるのかどうか、相手の意思を問うとき。

“Would you ... ?” という表現で意思を問われた相手は、依頼を断りづらい状況におかれるので、これがすごく丁寧な表現というわけではない。“would” を使いさえすれば、丁寧な表現になると思い込むのは危険! 詳しくは、このエピソードの “M & H より” のセクションにある説明を参照のこと。

•You mean ... (

)? 「つまり……ってことですか」
相手の言ったことを確認するときに使う表現
肯定文の形をした疑問文でイントネーションは上昇調

•You mean you want me to correct your English (

)? 「つまり私に英語を直してほしいってこと?」
“want + 人 + to不定詞”「人に~してほしい」のパターンを使った表現

“want + 人 + to不定詞” の例文
(例文1)I don't want her to get sick. 「私は彼女に病気になってほしくない」
(例文2)What does he want her to say? 「あの人は彼女に何と言ってほしいわけ?」
(例文3)We want you to be happy. 「あなたに喜んでほしいと思っています」

•correct 「訂正する」「直す」

•if you don't mind 「もしよろしければ」「さしつかえなければ」

•Not at all. 「全然かまいません」「いいえ、ちっともそんなことありません」

•deadline 「締め切り」

•the day after tomorrow 「明後日」

•cafeteria 「カフェテリア」「大学の食堂」


M & H より:
友人や会社の人に依頼するときの順序
“Can (Could) you do me a favor?” などの表現をまず使って、尋ねておくことを覚えておきましょう。この問いに相手の承諾を得てから、具体的なお願いに入ります。

家族や親しい友人に気軽に何かを頼むときには、すぐにお願いしてかまいません。
家族や親しい友人に「~して」とか「~してくれない」と気軽に頼むときによく使うのが命令文。
(例文1)Buy me an ice cream. 「アイスクリーム、ひとつ買って」
“will” を使って依頼するのは、命令文で頼むのとほぼ同程度のお願いのしかたです。したがってやはり、家族や親しい友人に対してよく使います。
(例文2)WIll you buy me an ice cream? 「アイスクリーム、ひとつ買ってくれない」

(例文1)や(例文2)は、家族などに「~して」と頼むときの表現です。命令文や“will” を使って、親しい友だちなどにお願いすることはよくありますし、また、先生が生徒などに指示するときにも命令文や“will” をよく使います。“would” を使って依頼すると(例文1)や(例文2)より婉曲的になり、少し丁寧な頼み方になりますが、相手がこちらの依頼を受けてくれるのか直接、相手に問うことに変わりありません。したがって “would” を使って依頼された方としては何だか少し断りにくい気がします。

(例文3)Would you buy me an ice cream? 「アイスクリーム、ひとつ買ってくださいませんか?」
(例文3)は、(例文1)や(例文2)に比べると言葉遣いのうえで少し丁寧なだけで、依頼の内容と依頼のしかたにおいて3つの例文は大して変わらない感じがすると言ってよいでしょう。ですから、相手が依頼を受けてくれるのかどうかわからないようなことをお願いしてみるときには、まず “Can (Could) you do me a favor?” と尋ねて、相手の承諾を得てから “Would you ... ?” 「…してくださいませんか?」と具体的にお願いするが普通の順序です。いきなり “Would you ... ?” と頼まないほうがよいのではないかと思います。

“Can (Could) you do me a favor?” などの問いに対する相手の反応によっては、頼んでいいのかどうか迷う場合があります。あるいは、こちらの依頼の内容によっては、相手が断りやすいような頼み方をしておきたい場合もあります。そういった場合は “Do you mind if I ask you to ... ?” 「…とお願いしたいのですが、お願いしてもかまいませんか」のような表現を使います。その方が相手に断る余地を与え、その分丁寧な表現ということになります。
(例文4)Do you mind if I ask you to look over this paper for me? 「このレポートに目を通していただきたいのですが、お願いしてもかまいませんか?」



会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 9: Talking about Hobbies

タケシの留学

状況:ある日、タケシはホームステイしている家で山積みになった布を目にする。ホストマザーのメアリーの趣味はパッチワーク。メアリーは、タケシにパッチワークの写真集を見せて作品を紹介してくれる。

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 9 へ
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*理由を尋ねよう!
*相手が主張した意見の理由を「なぜ?」と尋ねるとき
 1.相手の言った文が否定文なら “Why not?”
 2.相手の言った文が肯定文なら “Why (is that)?”

語句とルールの説明:
•Wow! 「わぁー」「すごい」

•fabric 「布地」

•What are they for? 「何のためにあるんですか」「何に使うんですか」

•patchwork 「パッチワーク」「パッチワークをする」
名詞としても動詞としても使う。

•sew 「縫う」

•pattern 「模様」

•leaf 「葉っぱ」
複数形は leaves

•Um, ... 「えー」「そのう…」
ためらいを表す音

•I wouldn’t call that a hobby. 「私なら、それを趣味とは呼ばないわねぇ」
このように、一人称の主語の後に助動詞 “would” をおいて、もし自分ならこうするという仮定を表すことができる。

•Why not? 「なぜ、〜でないんですか」
ビデオの音声では強勢が ”not” だけにあり、これは「なぜ、〜でないんですか」と相手が否定したことの理由を尋ねる表現。”Why” と “not” の両方に強勢をおくのは「何だって違うんだよ!」と反論するとき。

•enjoy ~ing 「〜するのを楽しむ」「〜して楽しむ」

•might 「かもしれない」
未来における不確実な可能性を示す助動詞

未来の確実性が高い場合は “will” を使う。たとえば天気予報で雨の確率がかなり高い場合は “It will rain.”「雨が降るでしょう」と言う。確率は低いが降らないと言い切れない場合は “It might rain.” 「雨の降るおそれがあるでしょう」と言う。

•once in a while 「たまに」

•definition 「定義」

•My definition of ~ is ... 「私に定義させてもらうなら、〜とは……ということです」「〜って……ということだと、私は思います」

•for fun 「(仕事などのためではなく)楽しみのために」「楽しむために」

•something we do for fun 「楽しむためにすること」
“we do for fun” が、その前にある名詞 “something” を修飾している。


M & H より:
“hobby” というのは、日常の生活や仕事以外で楽しむ道楽です。日本語の会話では「趣味は?」と聞かれて「ドライブ」とか「ショッピング」と返事するのをよく聞きますが、それらは英語の “hobby” ではないようです。

古着などを継ぎ合わせてベッドカバーやクッションを作るパッチワークは、もともと家事だったのですが、今では “hobby” と見なす人が多いようです。生活必需品を自分で作らなければならなかった昔とお金さえ払えば何でも手に入る現在では、生活や仕事の内容が異なることが伺えます。

相手が何か主張してきたら、その理由を尋ねてみましょう。英語圏では「はいはい」と聞くだけの態度が従順でよいと必ずしも評価されるわけではなく、逆に本当に納得しているのだろうかと誠実さを疑われることさえあります。つまり、質問をするのは真剣に考えながら相手の言うことを聞いている証拠だと言えるわけです。

このエピソードでは相手が述べた否定的見解の理由を尋ねていますが、相手の述べた意見が肯定文で表されている場合、その理由を尋ねるのには “Why?” という表現を使います。ただし、強い語調で言うと「何でだよ!」と歯向かっているように聞こえてしまうので、そういう風に聞こえないようにするには “Why is that?” という表現を使うとよいでしょう。“Why?” だけより “Why is that?” という表現の方が丁寧な感じがしますし、語調が強くなりすぎて相手に誤解を与える心配がありません。


※今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 2 から Episode 9 をお届けしました。

※このエピソードは 2009/12/18 に ポッドキャストとしてリリースしましたが、当時のビデオファイルを変更して、今回お届けすることにしました。当時のファイルをお持ちの方は、こちらに差し替えていただけると幸いです。

※「タケシの留学」 Part 2 iBooks対応版は、DL-Market で epubファイルの販売をしております。また、Studybook対応版は、アプリ内のライブラリで販売いたしておりますので、もしもお買い求めの際は、代金を iTunes Store へお支払いいただくことになります。

Studybook対応版は、アプリ内のライブラリで、このアイコンをお探しください。
takeshi_Icom




会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 52: Planning a Trip (3)

タケシの留学

状況:日本に来ないかとタケシに招かれたロッキーが、日本旅行の計画を立てるために、タケシと話し合っている。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 2 へ
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*方法や手段を尋ねる疑問詞 "how" 「どうやって」「どういった手段で?」
*「一番~」「最も~」という意味を表す形容詞の最上級
*原級のあとに “-er” をつけると比較級、 “-est” をつけると最上級になる形容詞や副詞の例:
 ・《 原級》fast 《比較級》faster 《最上級》fastest
 ・《 原級》tall 《比較級》taller 《最上級》tallest
*”the + 形容詞の最上級” 「最も~」のパターン
*程度を表す疑問詞 "how" 「どの程度」「どれくらい」
* “I’d rather not + 原形動詞” 「(こちらの方を)〜したくない」の パターン
*口調をやわらげて控えめに言うときの "Maybe ... " 「ひょっとして…」「もしかして…したりなんかして」
*アドバイスや推奨するときの助動詞 "should" 「〜する方がいいよ」「ぜひ〜すれば」


語句とルールの説明:
・How’re we traveling to Hiroshima? 「どうやって広島に行くのか?」
方法や手段を尋ねる疑問詞 "how" を使った疑問文
なお、この文には未来を表す現在進行形が使われているが、それに関しては「タケシの留学」Episode 50 の 語句とルールの説明 のセクションを参照のこと。

方法や手段を尋ねる疑問詞 "how" を使った例文:
(例文1)“How do you go to school?” 「どういう交通手段を使って学校へ通っているのですか?」

(例文2)That's how I got to know her. 「そうやって彼女と知り合ったんです」

・We can take the Nozomi Super Express. 「超特急のぞみを利用できます」

・the Nozomi Super Express—technology we’re proud of 「超特急のぞみという、僕らが誇りに思う技術」
ダッシュ "—" は、それ以前の "the Nozomi Super Express" と その後の "technology we’re proud of" が同格であることを示している。

なお、"we’re proud of" は 前の名詞 "technology" を修飾している。これについては「タケシの留学」Episode 51 の下の方にある M & H より のセクション「2. 先行詞(物) + 関係代名詞節(動詞の目的語の役割を果たす関係代名詞の目的格"which" を省略した文)のパターン」を参照のこと。

・Nozomi is the fastest of our three kinds of bullet trains. 「のぞみは3種類ある新幹線の中で、一番速い」
”the + 形容詞の最上級” 「最も~」のパターン

”the + 形容詞の最上級” のパターンを使った例文:
(例文1)The tallest of them answered my question. 「彼らの中で一番背の高い者が私の質問に答えた」

(例文2)Which of the following temperatures is the lowest? 「次に示す温度の中で、どれが一番低いと言えますか?」

・How fast? 「どのくらい速いのですか?」
程度を表す疑問詞 "how" 「どの程度」「どれくらい」を使った疑問文

程度を表す疑問詞 "how" は、MIKE'S PODCAST 36 でも ルーシーの小鳥について "How small?" 「どのくらい小さいの?」と尋ねるのに、さらに、MIKE'S PODCAST 95 でも 鳥かごの大きさを尋ねるのに "How big?" 「どのくらい大きいの?」とマイクが使っている。

・270 = two hundred and seventy

・per 「〜につき」「〜ごとに」
"per hour" は「1時間につき」という意味で、ここでは、すなわち「時速」という意味になる。

・It runs at about 270 kilometers per hour. 「(新幹線は)およそ時速270キロで走る」

・Well, I can’t imagine. 「うーん、想像つかない」
タケシは新幹線の速度を、日本式のスピード計測単位を使って「およそ時速270キロ」と表現したが、「時速〜マイル」を使っているアメリカ人のロッキーには、ピンとこない。

ちなみに、1マイルは 1.609344キロメートル なので、時速270キロは 時速435マイルくらいになる。

なお、アメリカで使われている重量と液量の計測単位に関しては「タケシの留学」Episode 39 にあるので、そちらを参照のこと。

・Sort of. 「いくぶん」「多少」「なんだか」
話し言葉として使い、修飾される語の意味をぼかす働きがある。

このエピソードでは、“Is it expensive?”「高い?」という問いかけに対する返事として “Sort of.”「いくぶんね」と言っているので、“Sort of expensive.” 「いくぶん高い」ということを意味している。したがって、この “Sort of.” は、実質的には "expensive" 「高い」という形容詞を ぼかす働きをしている。

"sort of" は、一語のように発音し、このエピソードで使ってあるように "of" が文末にくる場合、 と "of" にも強勢を置いて発音する。“Sort of expensive.” のように、後に修飾される語が続く場合は と発音し、"of" の /f/ の音が脱落する。

・in addition to ~ 「〜に加えて」「〜の他に、さらに」

・cost 「(金額が費用として)かかる」「(金額が代価として)かかる」
不規則(変化)動詞〈原形〉cost 〈過去形〉cost 〈過去分詞〉cost

"cost + 金額" の パターンで「その金額がかかる」
"cost + 金額" の パターンを使った例文:
(例文1)This dress cost 75 dollars. 「このワンピースに75ドルかかった」

(例文2)It'll cost thousands of dollars to buy it back. それを買い戻すには何千ドルもかかるでしょう」

"cost + 人 + 金額" の パターンで「人にとって、その金額がかかる」
"cost + 人 + 金額" の パターンを使った例文:
(例文3)Getting that insured is going to costyou about 3000 dollars a year. 「あなたがそれに保険を掛けると、1年に3000ドルかかるでしょう」

(例文4)It'll cost you nothing to dream. 「人が夢見るのにお金は要りません」

・You have to pay the express fee in addition to your ticket, ... 「乗車券の他に特急料金を払わなてはならない」

・..., so it’ll cost you about 10,000 yen from Osaka to Hiroshima, one way.「だから約1万円かかるだろう、大阪〜広島までの片道で…」
この文中の "so" は、前の文を受けて「その結果」とか「だから」というように後の文につなぐ、順接の接続詞

・transportation 「運賃」「運送料」「交通機関」「乗り物」

・Hmm, 20,000 yen—only for the transportation! 「ふーむ、2万円、交通費だけで!」

・I’d rather not spend so much money. 「そんなにお金をかけたくない」
“I’d rather not + 原形動詞” 「(こちらの方を)〜したくない」の パターン

選択肢を検討した結果、こちらの方は選択したくないと言うときに、このパターンを使う。

ここでは大阪〜広島間の交通費に2万円かけるかどうかを検討した結果を述べている。このパターンを使うと、検討して客観的に判断した結果を述べている感じがする。それに対し、"I don't want to spend so much money." という表現を使うと、お金を使いたくないという気持ちを率直に伝えることになる。

“I’d rather not +原形動詞” の パターンを使った例文:
(例文1)I'd rather not ask her. 「彼女には尋ねたくない」

(例文2)I could give her some advice, but to be honest, I'd rather not. 「彼女にアドバイスしようと思えばできるが、正直なところ、したくはない」

選択肢を検討した結果、こちらの方を選択したいと言いたい場合は “I’d rather + 原形動詞” 「(こちらの方を)〜したい」の パターンを使う。
“I’d rather + 原形動詞” の パターンを使った例文:
(例文3)I'd rather have a sister. 「妹(もしくは姉)が ほしい」

・Maybe you should get a Japan Rail Pass here in America. 「(もしかして)ここ、アメリカで、ジャパン・レール・パスを買うといいのではないかな」
口調をやわらげて控えめに言うときの "Maybe ... " と アドバイス や推奨するときの助動詞 "should" を使った表現

軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」を使うときより、もっと強い感じで勧めるときに、この "should" を使う。"You should ... " で始めると「ぜひ、〜すれば」と強く勧めることになるが、タケシは、文頭に "Maybe" を置くことで、語調をやわらげている。

・except 「〜を除いて」「〜以外は」
"except" には前置詞、接続詞があり、その後には名詞や句だけでなく、文も続けることができる。
"except" を使った例文:
(例文1)The store is open every day except Sunday. 「その店は日曜日以外は開いている」

(例文2)The whole family went out except me. 「私を除く家族全員が出かけた」

(例文3)I don't know anything about it except what I've read in the paper. 「それについては、新聞で読んだこと以外、何も知らない」

(例文4)It's prohibited except under license. 「それは、許可を得ている場合を除くと禁止されている」

(例文5)She looks just like her sister except her sister has longer hair. 「彼女はお姉さんそっくりだが、お姉さんの方が髪が長い」

(例文6)I'm not going except you go with me. 「あなたがいっしょに行ってくれないなら、私は行きません」

・With it, you can use almost all JR services except a few like Nozomi. 「それ(ジャパン・レール・パス)で、ほとんど全てのJRサービスを利用できる、のぞみのような少数(の列車)を例外にして…」

・Good idea. 「いい考えだ」「そうだね」
相手の言うことに同意するときに使う表現

・take advantage of ~ 「(機会など)を利用する」

・You’ll take advantage of being a tourist from a foreign country. 「外国からの旅行者だということを利用することになるだろう」


M & H より:
“should” という助動詞は「~すべき」という義務、あるいは「~だろう」という 未来の助動詞 “shall” の過去形としての役割がよく知られていて、実際、英和辞典でもそれらの意味が上の方で説明されています。ところが、実際の会話では「ぜひ~して」という推奨や「~した方がいい」というアドバイスの意味で使う "should" が圧倒的に多いことに気づきます。

また「タケシの留学」Episode 39 のリサのセリフ "Half a gallon should be enough." 「半ガロンもあれば十分でしょう」に見られるような、可能性推量を表す "should" もあります。

“should” が「~すべき」という強い意味だと思い込んでいると、会話をうまく運べないことがあります。そうした思い込みを捨てることが、助動詞 “should” をうまく使いこなすコツだと言っても言い過ぎではないように思います。




会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 51: Planning a Trip (2)

タケシの留学

状況:ロッキーを日本に招くことにしたタケシは、行きたい場所があるのか、彼に尋ねてみる。すると、広島に行きたいという返事が返ってきて、そこから彼の曾おじいさんにまつわる意外な話を聞くことになる。

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 51
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*"one of + 複数名詞" 「〜の中のひとつ」の パターン
*自分の言ったことが合っているか、相手に確認するときの "..., right ()?" 「…ってことだろ、そうだろ?」「… ですよね?」
*"the last + 名詞 + 節" 「もっとも…しそうにない 名詞」「…とはとても思えない 名詞」の パターン
*"I thought + 過去形の文" 「…だと思った」「…だと思っていた」の パターン
*確認するときの肯定文の形をした疑問文
* I hear + 過去形の文" 「…だったと聞いている」の パターン
*提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねる “Why don’t we ...?” 「一緒に~しない、どう?」の パターン

語句とルールの説明:
・"Do you have ~ in mind?" 「想定している〜がありますか?」「考えている〜がある?」
"Do you have ~ in mind?" の パターンを使った例文:
(例文1)Do you have something in mind? 「何か決めているものがあるんでしょうか?」

(例文2)Do you have a price in mind? 「(具体的な)値段をお考えですか?」

・Do you have any places in mind you want to visit? 「訪ねたいと思ってる場所が、どこかある?」
この文の後の方の節 "you want to visit" は "places" を修飾している。"you want to visit" の前には関係代名詞 "that" が省略されているが、それについては下の M & Hより のセクションにある「 4. 先行詞(物) + 関係代名詞節(動詞の目的語の役割を果たす関係代名詞の目的格"which" または "that" を省略した文)のパターン」の例文 を 参照のこと。

・One of the most famous World Heritage Sites is there, right ()? 「すっごい有名な世界遺産のにひとつが、あそこにあるんだろ、そうだろ?」
"one of + 複数名詞" 「〜の中のひとつ」の パターン
自分の言ったことが合っているか、相手に確認するときの "..., right ()?" 「…ってことだろ、そうだろ?」「… ですよね?」を使ったセリフ

句や文のあとに “..., right ()?” と上昇調のイントネーションでつけ加えると「… ですよね?」と、前述の句や文が合っているかどうか相手に確認することができる。
(例文1)I just bring a friend with me, right? 「私は友だちをひとり連れてくればいいんですね?」

(例文2)This white button, right? 「この白いボタンですよね?」

・to be exact 「正確には」「厳密に言えば」
話し言葉で、文頭や文末に置くか、あるいは挿入句として使う。

・quite a few 「かなり多くの」「相当な数の」
"a few" だけでは「少数の」という意味だが、前に "quite" を付けるだけで「かなり多くの」という意味になってしまうので、混同しないように注意が必要! 同様に、 "a little" だけでは「少量の」という意味だが、"quite a little" は「かなりの量の」という意味。"quite a few" も "quite a little" も、ともに話し言葉として使われる。

・take a day trip 「日帰りをする」「日帰り旅行をする」
"take a day trip" を使った例文:
(例文)You can take a day trip to Zion National Park from Las Vegas. 「シオン国立公園へはラスベガスから日帰りできます」

・~ come second. 「〜が2番目に大事なもの(あるいは、こと、人)だ」「〜が2番目だ」
" ~ come first." は「〜が1番目に大事なもの(あるいは、こと、人)だ」「〜が最優先だ」という意味

" ~ come first." を使った例文:
(例文1)Profits come first. 「利益、最優先です」

(例文2)My kids come first. 「自分の子どもが一番大事です」

(例文3)She says safety comes first. 「安全第一と彼女は言っている」

・Kyoto comes second. 「京都は2番目だ」

・First, I want to visit the Peace Memorial in Hiroshima. 「まず、広島の平和記念碑を訪問したい」
序数詞を文頭に置いて、 "First, ..."「第一に、…」「まず、…」 "Second, ..."「第二に」「次に、…」 "Third, ..." 「第三に」のように、物事を順序立てて述べることができる。

ここで、ロッキーは "I want to + 原形動詞" の パターンを使って、自分の気持ちをストレートにタケシに伝えている。

・the last place Americans would want to go to 「アメリカ人が一番行きたくない場所」
"the last + 名詞 + 節" 「もっとも…しそうにない 名詞」「…とはとても思えない 名詞」の パターン
話すときには、関係代名詞の目的格は省略するので、後の節が直接、前の名詞(先行詞 "place")を修飾する。

もし、この文の関係代名詞の目的格が省略されなければ "the last place to which Americans would want to go" となる。

この文の省略した関係代名詞の目的格については、下の M & Hより のセクションにある「 4. 先行詞(物) + 関係代名詞節(前置詞の目的語の役割を果たす関係代名詞の目的格 "which" を省略した文)のパターン」の例文 を 参照のこと。

"the last + 名詞 + 節" の パターンを使った例文:
(例文1)He's the last person I'd ask for help. 「彼は、私が一番、助けを求めたくないと思っている人です」

(例文2)Money was the last thing I cared about. 「お金は私にとって最も関心のないものでした」

なお、"the last + 名詞 + to不定詞" のパターンもあり、to不定詞の意味上の主語と文全体の主語が同じときには、このパターンを使うことができる。
(例文3)He is the last person to tell a lie. 「彼は、もっとも嘘をつきそうにない人です」

・I thought that was the last place Americans would want to go to. 「あそこは、アメリカ人が一番行きたくない場所だと思っていた」
"I thought + 過去形の文" 「…だと思った」「…だと思っていた」の パターン
この文の接続詞 "that" は、省略されている。話すときには、このように接続詞 "that" は、たいてい省略される。この文中にある "that" は指示代名詞で、内容的には "Hiroshima"「広島」を指している。

「タケシの留学」Episode 50 の "I thought + 過去完了形の文" 「…したと思った」「…したと思っていた」の パターン と こちらのパターンを比較してみよう!

・atom bomb 「原子爆弾」「原爆」
"atomic bomb" もしくは "nuclear bomb"とも言う。
"bomb" は可算名詞で、複数形は "bombs"

・I read some books about our atom bombs. 「原爆についての本を何冊か読んだ」
訳してないが、アメリカ人であるロッキーのセリフの この "our" は「アメリカ人の」という意味

・great-grandfather 「曾祖父」「ひいおじいさん」

・Native American 「先住アメリカ人」
複数形 "Native Americans" 「アメリカ先住民」
ただし、日本語は単数、複数の区別を厳密にする必要がないので、単数形でも「アメリカ先住民」と言うことが多い。

・uranium 「ウラン」

・miner 「鉱山労働者」「採鉱者.」

・have something to do with ~ 「〜と関係がある」
"have something to do with ~ " を使った例文:
(例文1)I guess her job has something to do with investments. 「彼女の仕事は投資関係だろうと思います」

(例文2)Maybe it had something to do with his divorce. 「もしかしたら、それが彼の離婚に関係していたのかも」

・That has something to do with Hiroshima ()? 「そのことが広島と関係あるんだね?」
確認するときの肯定文の形をした疑問文は上昇調のイントネーションにする。

ここでは、話の流れから、おそらく関係があるのだろうと見当をつけながら話しているので、このように肯定文の形をした疑問文を使っている。

普通の疑問文で "Does that have something to do with Hiroshima?" 「そのことは広島と関係がありますか?」と尋ねるのは、関係があるのかないのか全く見当がつかないときである。

「タケシの留学」Episode 49 では、"Jim bakes apple pies ()?" 「ジムって、アップルパイを焼くんだ?」と、肯定文の形をした疑問文を使ってタケシが確認している。

・die of cancer 「癌で亡くなる」

・lung cancer 「肺癌」

・Not directly, but I hear he died of lung cancer. 「直接的というわけではないが、彼は肺癌で亡くなったと聞いている」
“but” より後の文は ”I hear + 過去形の文" 「…だったと聞いている」の パターン

・uranium ore 「ウラン鉱石」

・the same thing that killed him 「彼を殺したのと同じ物」
この文の "that" は関係代名詞の主格で、"that" 以下の節は "thing" を修飾している。
関係代名詞の主格は省略できない。

この関係代名詞については、下の M & Hより のセクションにある「 6. 先行詞(物) + 関係代名詞節(主格 "which" または "that" を含む文)のパターン」の例文 を 参照のこと。

・So you want to learn the history. 「それで君は歴史を学びたいのだ」「だから君は歴史を学びたいんだ」
この文の "So" は 接続詞で、この直前にロッキーが語ったことを受けて「だから」とか「その結果」という意味を表している。

書き言葉としては、接続詞の "so" を文頭に持ってくるのは悪文だとされるが、話すときには接続詞 "so" で文を始めることは意外と多い。

・the history—what the uranium did to people 「その歴史、すなわち、ウランが人々に対してしたこと」
ダッシュ "—" は、それ以前の "the history" と その後の "what the uranium did to people" が同格であることを示している。

ここの "what" は先行詞を含む関係代名詞で「…こと」「…もの」という意味
関係代名詞 "what" を使った例文:
(例文1)Show me what you bought. 「(あなたが)買った物を見せて」

(例文2)What he said was difficult to understand. 「彼が言ったことは、理解しづらかった」

(例文3)How did you know what I want? 「私の欲しい物が、どうして分かったの?」

・Exactly. 「その通り」
相づちの "Exactly." は「その通り」と相手の言うことに同意するときに使う。

・Why don’t we go there first? 「まず、あそこに行かないか?(そうしようよ)」
提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねる “Why don’t we ...?” 「一緒に~しない、どう?」の パターン

“Why don’t we ...?” の パターンは、相手の意向を気遣った提案のしかたで、親しい友だちだけではなく、初対面の人にも使える。

「タケシの留学」Episode 36 では、"Why don’t we eat something to eat?” 「何か食べない?」と友だちのジョーがタケシを誘うのに、このパターンを使っている。

"Shall we ...?" の パターンを使って、相手の意向を尋ねると、相手の意向を優先させる感じになり、"Why don't we ...?" の パターンを使うよりも、さらに丁寧な感じになる。


M & H より:
このエピソードには、関係代名詞節を使ったセリフがいくつか入っています。この関係代名詞は、英語を学ぶ日本人にとって難関だと思われているものです。日本語と英語では、文が単語を修飾するときのルールに大きな違いがあり、それで難しいと感じさせられるのだと思います。

日本語では、文が単語を修飾する場合、関係代名詞のようなものは必要なく、修飾する文の後に修飾される名詞を置くだけです。たとえば「昨日、一緒にご飯を食べた友だち」と言います。前の「昨日、一緒にご飯を食べた」という文が後の「友だち」を修飾します。

英語は修飾される名詞(先行詞)が、人であるか物であるかによって関係代名詞を選ばなければならない上に、修飾する節(関係代名詞節)の中で、関係代名詞がどういう役割を果たしているかによって、関係代名詞の形が「主格」とか「目的格」などのように変化します。さらに、決定的に日本語と異なるのは語順です。日本語は修飾する文の後に修飾される名詞を置きますが、英語では、それらの位置は逆なのです。英語の関係代名詞が日本人に、ややこしさを感じさせるのは当然のことです。

そうした関係代名詞のややこしさを乗り越えて、先行詞と関係代名詞節がスムーズに口から出てくるようにするには、同じパターンをなるべくたくさん自分で作って、それを口に出して何度も言ってみることです。たとえ、関係代名詞の文法が今ひとつスッキリしないと言う人でも、とにかくパターン化して、口に出して何度も言ってみることです。母国語と逆の語順に慣れるには、これが一番良い方法だと思います。

修飾する節(関係代名詞節)の中で関係代名詞が目的語の役割を果たしているものを、関係代名詞の目的格と呼びますが、これには関係代名詞が動詞の目的語の役割を果たしている場合前置詞の目的語の役割を果たしている場合があります。また、話すときには目的格は通常、省略されます。話す練習をするためには、関係代名詞の目的格を省略して、先行詞の後に直接、文を置いて、句を作る練習をしてみましょう。まず、その例を見てみましょう。
1. 先行詞(人) + 関係代名詞節(関係代名詞の目的格 "whom" を省略した文)のパターン:
(例1)the man she hates 「彼女が嫌っているあの男」
(例2)a man you've never met 「あなたが会ったこともない、ある男の人」
(例3)the people we invited to our party 「家のパーティに招待した人たち」
(例4)the person I didn't tell my phone number 「電話番号を教えてあげなかった人」
(例5)the man you recommend for this job 「この仕事にあなたが推薦した男の人」
(例6)six candidates we interviewed for this job 「この仕事のために我々が面接した6人の応募者」

※このパターンの句を自分で作ってみましょう。句を自分で思いつかない人は、会話集や辞書などから「人」が動詞の目的語となっている例文を見つけ出し、目的語の「人」を一番前に持ってきましょう。そうすれば、関係代名詞の目的格が省略してある句は、簡単に作ることができます。例文中の目的語を一番前に持ってくれば、それで句ができてしまうのです。ただし、例文中の「人」は代名詞や固有名詞でない方がいいので、目的語が代名詞や固有名詞の場合は、あらかじめ "the person" や "the people" などに置き換えておきましょう。
・I loved the woman. → the woman I loved 「私が愛した女の人」

2. 先行詞(物) + 関係代名詞節(関係代名詞の目的格"which" を省略した文)のパターン:
(例7)the shampoo she usually uses 「彼女が普段、使っているシャンプー」
(例8)the house we wanted to buy 「私たちが買いたいと思っていた家」
(例9)a cabin John and his father are going to build 「ジョンとお父さんが立てようとしている1軒の小屋」
(例10)the restaurant Mr. Lee used to run 「リーさんが、かつて経営していたレストラン」
(例11)the barriers the police put up 「警察が設置した防護さく」
(例12)the perfume she was wearing at the party 「彼女があのパーティでつけていた香水」

※このパターンの句を自分で思いつかない人は、会話集や辞書などから「物」が動詞の目的語となっている例文を見つけ出し、目的語の「物」を一番前に持ってきましょう。
・I spelled his name. → his name I spelled 「私がスペルを書いた彼の名前」

3. 先行詞(人) + 関係代名詞節(前置詞の目的語の役割を果たす関係代名詞の目的格 "whom" を省略した文)のパターン:
(例13)the person I keep thinking about 「私がずっと考え続けている人」
(例14)the people you should apologize to 「あなたが謝らなければならない人々」
(例15)my grandmother I have been taking care of 「私が世話をしてきた祖母」
(例16)some friends I want to hang out with 「私が一緒に出かけたいと思っている、何人かの友だち」
(例17)the family I kept my plans a secret from 「私の計画を隠しておいた家族」
(例18)the man I spoke to on the phone yesterday 「昨日、私が電話で話をした男の人」

※このパターンの句を自分で思いつかない人は、会話集や辞書などから「人」が前置詞の目的語となっている例文を見つけ出し、目的語の「人」を一番前に持ってきましょう。例文中の「人」は、代名詞や固有名詞でない方がいいので、代名詞や固有名詞の場合は、あらかじめ "the person" や "the people" に置き換えておきましょう。
・She's looking at the person. → the person she's looking at 「彼女が見ている人」 

4. 先行詞(物) + 関係代名詞節(前置詞の目的語の役割を果たす関係代名詞の目的格 "which" を省略した文)のパターン:
(例19)this country we came to 「私たちがやってきた、この国」
(例20)the newspaper I clipped an article from 「私が記事を切り抜いた新聞」
(例21)the handkerchief she covered her mouth with 「彼女が口を覆ったハンカチ」
(例22)the situation you're not happy with 「あなたが喜べない状況」
(例23)the room Carrie walked into 「キャリーが歩いて入ってきた部屋」
(例24)some names I wasn't familiar with 「私が知らなかった、いくつかの名前」

※このパターンの句を自分で思いつかない人は、会話集や辞書などから「物」が前置詞の目的語となっている例文を見つけ出し、目的語の「物」を一番前に持ってきましょう。例文中の目的語は代名詞でない方がいいので、目的語が代名詞の場合は、あらかじめ "the thing(s)" に置き換えておきましょう。
・We talked about the dogs. → the dogs we talked about 「私たちが話題にした犬」


修飾する節(関係代名詞節)の中で関係代名詞が主語の役割を果たしているものを、関係代名詞の主格と呼び、これは省略することができません。それでは、関係代名詞の主格を使ったパターン例を見てみましょう。
5. 先行詞(人) + 関係代名詞節(主格 "who" を含む節)のパターン:
(例25)the person who accepted the prize 「その賞を受けた人」
(例26)the person who gained 10 kilos 「10キロ、体重が増えた人」
(例27)everyone who has encouraged and supported me (先行詞が三人称単数だと、関係代名詞も同じく三人称単数ということになり、後の節の現在完了形には "has" を使う)「私を励まし支援してきてくださった皆様」
(例28)the president who promised to cut his own salary 「自分自身の給与を下げると約束した社長」
(例29)the man who always listens to me 「私の言うことをいつも聞いてくれる男の人」(先行詞が三人称単数だと、関係代名詞も同じく三人称単数ということになり、後の節が現在形なので、その中の動詞 "listen" には三単現の "s" がつく)
(例30)the man who beat her 「彼女を殴った男」

※このパターンの句も自分で作ってみましょう。句を思いつかない人は、会話集や辞書などから「人」を主語とする文を見つけ出し、その主語を "the person who" に置き換える練習から始めてみましょう。
・He gave advice to President Obama. → the person who gave advice to President Obama「オバマ大統領にアドバイスした人」

6. 先行詞(物) + 関係代名詞節(主格 "which" または "that" を含む節)のパターン:
(例31)the noise that gave me the creeps 「私をぞっとさせた音」
(例32)the noise that woke me up 「私の目を覚まさせた音」
(例33)the incident that gave me a shock 「私にショックを与えた出来事」
(例34)the incident that caused a sensation 「センセーションを巻き起こした出来事」
(例35)the pills that put you to sleep 「(人を)眠らせる薬」
(例36)the pills that relieve your pain 「(人の)痛みをやわらげる薬」

※このパターンの句を自分で思いつかない人は、会話集や辞書などから「物」を主語とする文を見つけ出し、その主語と動詞の間に "that" を挟むか、もしくは主語を "the thing(s) that" に置き換える練習から始めてみましょう。
・The sensor can detect eight different kinds of smells. → The sensor that can detect eight different kinds of smells. 「8種類の匂いを感知できるセンサー」(主語と動詞の間に "that" を挟んだ例)

・It made him happy. → The thing that made him happy. 「彼を喜ばせたもの」(主語を "the thing(s) that" に置き換えた例)


1〜6 の それぞれのパターンの句を作ることに慣れたら、次はその句を含む文を作ってみましょう!

関係代名詞には、主格と目的格の他に、所有格という形もありますが、それについては、また機会があれば書きたいと思います。

次回は、今回のエピソードの続編 Episode 51: Planning a Trip (3) をリリースする予定です。どうぞ、お楽しみに!


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 5: Meeting People (2)

タケシの留学

状況: タケシは明日から大学付属の語学学校で英語を学ぶことになっている。ホストファミリーに学校に連れて来てもらったタケシ。今日は、英語プログラムのディレクターをつとめる先生に、これから会う。

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 5
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*英語を話すとき、自分はどんな名前で呼ばれたいのか考えておこう!
*“Call me ~.” 「(私を)〜と呼んでください」の パターン
*控えめにお願いするときの “I'd appreciate it if you'd ...”「…くださればありがたいのですが」の パターン
*確認するときの肯定文の形をした疑問文
*相手が言っていることを自分が理解しているか確認するときの表現 “You mean ....?”「つまり、…ということですか?」


語句とルールの説明:
・Mmm, ... 「ふむ」「ええと」
少し考え込んでしまうようなときに、つい口をついて出てくる音

・McDonald McDonald_1.gif「マクドナルド」
聞き慣れた名前のようだが、英語の音は日本語のカタカナの音とかなり違うので、発音に気をつけよう。 実際には /k/ の音は次の /d/ の音につられて有声化して /g/ になるか、あるいは、ほとんど聞こえず、McDonald_2.gif のようになる。この単語の発音練習をするには、まず、アクセントのある位置から “Donald ” の部分を言ってみて、次に、日本語の「ムッ」のような音 Mc_2.gif を前に軽くつけて「ムッ(グ)ダナルデ」のように言うと McDonald_2.gif の音に近くなる。音声をよく聞きながら真似てみよう。

アメリカのハンバーガーチェーン店の名前は、この名前のあとに「アポストロフィーs」(’s) がつき、”McDonald’s McDonalds_1.gif or McDonalds_2.gif“ となる。最後の /dz/ の音は、舌を上歯茎のあたりにつけて、そこで一旦、止めた息を穏やかに解放しながら、ひとつの音として発音する。最後に「ウ」のような母音を入れないように気をつけよう!

”McDonald’s“ のように店の名前には名詞の所有格を表す「アポストロフィーs」(’s) がつくことが多いが、その後には “shop” などの単語が省略されているので、店の名前についた「アポストロフィーs」(’s) は「〜の店」を意味するものと考えてよい。したがって、”McDonald’s“ は「マクドナルドさんの店」という意味である。

・Just call me John. 「ジョンと呼んでください」
“Call me ~.” 「(私を)〜と呼んでください」の パターン

アメリカの大学では、ファースト・ネームで呼んでほしいと言う先生が珍しくない。また、聞き慣れない “Takeshi” のような日本名は発音しにくいので、アメリカ人は、ニックネームをつけたがる。英語圏では、長い名前を1〜2音節程度に短くし、ニックネームで呼ぶのが日常的だからである。ニックネームで呼ばれるのが嫌ならば、タケシのようにその気持ちを伝えてもよいし、呼んでほしいニックネームがあれば、“Call me ~.” と伝えるとよい。

自分が何と呼ばれたいのかは自分で決めよう。ただし、日本名を日本語らしくは呼んでもらえないだろう。“Takeshi” は「タカシ」や「タキーシ」のような音で発音されることが多い。もし、ニックネームで呼んでもらうなら、相手にとって呼びやすい名前にしよう!

・I'd appreciate it if you'd ... 「……してくださるとありがたいのですが」
I’d = I would の短縮形
you'd = you wouldの短縮形
控えめにお願いするときの “I'd appreciate it if you'd ...”「…くださればありがたいのですが」の パターン

ここで、タケシは「もしも〜くだされば、ありがたいのですが」と仮定法過去を用いて丁寧に依頼している。

先生が “Dr. McDonald” ではなく “John” と呼んでくれと言っているのに、ニックネームではなく、先生にとっては呼びにくい名前を呼んでほしいとお願いしているわけで、それは少々頼みにくいことである。そこで、タケシは婉曲的な表現を使って丁寧にお願いしているのである。

“I'd appreciate it if you'd ...” の パターンを使った例文:
(例文1)I’d really appreciate it if you’d turn that down. 「それを辞退してくださると大変ありがたいのですが…」

(例文2)I’d appreciate it if you’d let me know how you liked it. 「ご感想をお聞かせいただければ、ありがたいのですが…」

・be used to ~ing 「〜するのに慣れている」

・I’m used to being called Takeshi. 「タケシと呼ばれるのに慣れています」

・I got it. 「わかりました」
相手の言葉や説明を理解したときに言う表現

・Tell me about ~ . 「〜について教えてください」
このエピソードの場合の「教えて」は “Tell me.”
このような場合に “teach”「(数学や英語などの学科を)教える」 という動詞は使わないので、気をつけよう!

“teach” は、学校で科目を「教える」ときや、誰かが何かを「学ぶのを助ける」ときに使う動詞。
“teach” を使った例文:
(例文1)Ellen teaches math at Johnson High School. 「エレンは、ジョンソン・ハイスクールで数学を教えている」

(例文2)We were never taught anything about religions. 「私たちは、宗教については何も教えてもらえませんでした」

“tell” は、事実や情報などを「伝える」ときに使う動詞。
“tell” を使った例文:
(例文3)Did you tell Anne about the party? 「あのパーティのことを、アンに伝えてくれた?」

(例文4)Could you tell me how to make that cake? 「そのケーキの作り方を教えていただけないでしょうか?」

なお、電話番号のように教えてもらいたい情報がはっきりしている場合に “about” は不要。
(例文5)Would you tell me your cell phone number?
「携帯番号を教えてもらえないでしょうか」

・..., ..., ..., and so on. 「……とか、……とか、……など」

・You mean ... ()? 「つまり……ってこと?」「〜のことを言ってるんですか?」
肯定文の形をした疑問文は上昇調のイントネーションにする。
相手が言っていることの意味を自分がきちんと理解しているかを確認するときの表現

“You mean” のあとは、名詞、名詞句、文などが続く。
(例文1)You mean Washington, D.C.? 「ワシントン D.C. のことを言ってるんですか?」

(例文2)You mean the food poisoning case? 「あの食中毒事件のことを言ってるんですか?」

(例文3)You mean I look like a bear? 「つまり、私が熊みたいに見えるって言いたいわけ?」

・Right. 「そうです」「その通りです」
話し言葉として使う表現
“That’s right.” とも言うが、”That’s” を省略して、このように “Right.” だけのこともある。


M & H より:
“Tell me about yourself.” と言われたら、あなたならどんな自己紹介をするでしょうか? 自分らしさを十分に表現する自己紹介は、そこから先が勝負かもしれません。

今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 1 の Episode 5 をお届けしました。

実は、このエピソードは 2009/11/20 に ポッドキャストとしてリリースしましたが、当時のビデオファイルを変更して、今回お届けすることにしました。当時のファイルをお持ちの方は、こちらに差し替えていただけると幸いです。また、語句とルールの説明のセクションも例文をつけ加えるなどして、少々加筆させていただきました。

なお、次回は Episode 51: Planning a Trip (2) をリリースする予定で、タケシがロッキーを連れて日本旅行をするために、計画を立てようとして、二人で相談しているところをエピソードにします。どうぞ、お楽しみに…

「タケシの留学」 Part 1 iBooks対応版は、DL-Market で epubファイルの販売をしております。また、Studybook対応版は、アプリ内のライブラリで販売いたしておりますので、もしもお買い求めの際は、代金を iTunes Store へのお支払いいただくことになります。

Studybook対応版は、アプリ内のライブラリで、このアイコンをお探しください。
takeshi_icon.png


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 50: Inviting a Friend to His House

タケシの留学

状況:タケシがロッキーと話をしている。夏休みの計画がまだ立っていないと言うロッキーを、日本に来て、自分の家に泊まってはどうかと、タケシは誘うことになる。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 50
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
未来を表す現在進行形 "is, am または are + 動詞ing"
未来を表す "be going to + 原形動詞" の パターン
*"I thought + 過去完了形の文" 「…したと思った」「…したと思っていた」の パターン
*"used to + 原形動詞" 「(昔は)…だった」の パターン
*軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」
*口調をやわらげて控えめに言うときの "Maybe ... " 「ひょっとして…」「もしかして…したりなんかして」


語句とルールの説明:
・I'm going back to Japan. 「僕、日本に帰るんだ」
未来の予定を表している現在進行形ー現在進行形は進行中の動作ばかりでなく、未来を表すこともできる。

"go" "come" "leave" などの往来発着の動詞が、現在進行形 "is, am または are + 動詞ing" の パターンで、近接未来(近い未来)を表す頻度は高い。
(例文1)She's leaving our company next month. 「彼女は来月、この会社を辞めることになっている」

(例文2)I'm going to Okinawa this weekend. 「今週末に沖縄に行きます」

往来発着の動詞であっても、現在進行形が現在進行中のことを述べることがある。
(例文3)Prices are going up these days. 「このところ、物価上昇中です」

往来発着の動詞でなくても、現在進行形が未来を表すことはあるので、現在進行中のことを表しているのか、未来を表しているのかは、文中の時を表す表現や話の前後関係などから判断しなければならない。
(例文5)We’re making a debut as a rock band in a few years. 「僕らは、2、3 年以内にロックバンドデビューを計画してるんだ」

・What are you going to do for summer vacation? 「夏休みには何をするつもり?」
未来を表す "be going to + 原形動詞" の パターン

ここでは "be going to + 原形動詞" の パターンを、相手の意思や予定を尋ねるのに使っている。家族や友だちどうしでは、このように気軽に相手の意思を尋ねるが、相手の意思を尋ねると失礼になる場面もある。そのような場面では、予定を表す未来進行形 "will be ~ing" 「~することになっています」を 使った丁寧な表現を使う。たとえば、「タケシの留学」Episode 34 では、ホテルのチェックインカウンターにいる係の人が "Yes, you’ll be staying in a single room for five days. Is that correct?" 「ええ、シングルルームに5日間、ご滞在の予定となっております。それでよろしいでしょうか?」と未来進行形を使っている。

未来を表す "be going to + 原形動詞" の パターンは、単純未来を表すこともあれば、予定意思を表すこともある。

MIKE’S PODCAST 77 では、 "It's going to rain today." 「今日は雨が降るよ」とマイクのパパが言っているが、この "be going to" は 単純未来を表している。

MIKE’S PODCAST 114 では、"You’re not going to get me one, are you?" 「(自転車を)買ってくれないって言うんでしょ」とマイクがパパに言っているが、言い換えると「買ってくれる意思がないんでしょ」ということで、この "be going to" は 意思を表している。

・I'm not sure. 「さあね」「よく分かりません」「はっきりしていないんです」

・I haven’t planned anything yet. 「まだ、何も計画していないんだ」
完了を表す現在完了形

現在完了形については、MIKE'S PODCAST 125126M & H より のセクションの説明と例文を参照のこと。

・have a great time 「楽しい時間を過ごす」

・I thought you’d already made plans. 「もう計画を立てたんだと思ってたよ」
you’d = you had の短縮形
"I thought + 過去完了形の文" 「…したと思った」「…したと思っていた」の パターンで、文の前に接続詞 "that" が省略されている。このように接続詞 "that" は、話すときに省略することが多い。

"I thought" の後の過去完了形の文は、思った時点より、もっと以前の時点のことを示している。

"I thought" の後が、過去形の(例文1)と 過去完了形の(例文2)を比較してみよう!
(例文1)I thought Mike would do that. 「マイクなら、そうするだろうと思った」

(例文2)I thought Mike had done that. 「マイクがそれをやったんだと思った」

・Hey, ... 「ねえ」「あのな」「おいおい」「何よ」「へえ」
相手の注意を引こうとして掛ける声

自分の期待していたのとは違う反応を相手が示したときに、自分の思いや考えに相手の注意を向けさせようとして掛ける声が “Hey,.../héi/” という音になる。たとえば、“Hey, calm down.”「おいおい、落ち着けよ」となだめる場合や、“Hey, what’s up?”「おやおや、 どうしたんだか?」と声をかける場合など、まず相手の注意を引くのに使う。

MIKE’S PODCAST 120 では、“Hey, don’t be shy, Mike”「何よ、恥ずかしがることないでしょ、マイク」と、少し嫌がっているような気配をみせるマイクの気を引き立てようとして、ルーシーが使っている。

また、“Hey, that’s marvelous!”「おーっ、すばらしい」のように、喜びや驚きの声とし て使うこともあれば、“Hey, you!”「おい、そこの君」のように、他人に呼びかけたり、“Hey, what do you think you’re doing?”「おい、何してるのか分かってるのか」のように注意を促したりするときに使うこともある。

・I mean, ... 「というか、…」「というのは、…」「つまり、…ということですが」
前述を言い換えたり、前述にさらに説明をつけ加えたりするようなときに使う言葉

・How does that sound? 「どう思う?」「どうかな?」「いかがですか?」
自分の提案に対する相手の意見を尋ねるときに使う表現

・Sounds really fun! 「すごく、楽しそう!」
“Sounds + 形容詞” 「(形容詞)のように聞こえる」の パターンで、主語はタケシの提案を指す "That" であるが、省略されている。

"fun" という単語は、実は「楽しみ」という意味の不可算名詞であるが、しばしば形容詞化して、形容詞同然に扱われることがある。
"fun" を使った例文:
(例文1)We had a lot of fun. 「とても楽しかった」(名詞の "fun")

(例文2)The trip looks fun. 「その旅行は楽しそうだ」(形容詞化している "fun")

“Sounds + 形容詞” の パターンを使った例文:
(例文3)Sounds good. 「よさそうだね」(相手の提案を指示するときに、よく使う表現)

(例文4)Sounds familiar. 「よくある話だね」「前に聞いたことがあるような気がするね」

(例文5)Sounds difficult. 「むずかしそうだね」

・afford 「〜を支払う余裕がある」

・I can probably afford that. 「それなら多分、お金が出せる」

・savings 「貯金」
最後の "s" は、複数形の "s"
「貯金」という意味で、この単語を使うときは通常、複数形にする。

・share 「〜を一緒に使う」「共有する」「〜について人に話す」
"share" を使った例文:
(例文1)The three of us shared a taxi. 「私たちの中から3人がタクシーに一緒に乗った」

(例文2)Everybody brought a dish to share everyone else. 「他の皆と一緒に食べるために、それぞれが一品を持ち寄った」

(例文3)Would you like to share your feelings with the group? 「あなたの気持ちを、このグループの人たちに話しませんか?」

・You’ll have to share my room. 「僕の部屋を一緒に使わなければならないだろう」

・condo 「コンドミニアム」「分譲マンションのうちの一戸」
本来は "condominium" という長い単語であるが、話すときには短くして "condo" と呼ぶことが多い。

英語の "mansion" は「大邸宅」を意味し、日本語の「マンション」とは全く異なるので、混同して使うことのないように注意しよう!

・Our condo isn’t so spacious.

・I don't mind. 「気にしない」「かまいません」

・I used to live in a dorm with a roommate. 「以前は、寮にルームメイトと住んでいた」
"used to + 原形動詞" 「(昔は)…だった」の パターン

ここでは"used to + 原形動詞" 「(昔は)…だった」の パターンが過去の状態を示している。
過去の状態を示す "used to + 原形動詞" の パターンを使った例文:
(例文1)Jim used to be a friend of mine. 「ジムは昔、私の友だちだった(今はもう、友だちではない)」

(例文2)It used to be a popular children's snack. 「それは以前、子どもたちのおやつとして人気のある食べ物でした」

(例文3)She used to be a fashion model. 「彼女は昔、ファッションショーのモデルをしていた」

・stay with + 人 「人の家に滞在する」「人とつき合っている」
"stay with + 人" の パターンを使った例文:
(例文1)I'm staying with my aunt. 「私はおばの家に滞在中です」

(例文2)My mother is staying with us this week. 「母が今週、家に泊まりにきています」

(例文3)Should I stay with him? 「このまま彼とつき合っていて、いいんでしょうか?」

なお、"stay with + 店の名前、もしくは会社名" は、「(店、会社をやめずに)働き続ける」という意味になる。
(例文4)I've stayed with Hamilton's for seven years. 「私は、ハミルトンズで働いて7年になります」

・Then why don’t you stay with us? 「それなら、家に泊まったら、どう?」
軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」

この表現を使った例文は「タケシの留学」Episode 49 にあるので、そちらを参照のこと。

・generous 「雅量のある」「気前の良い」

・To tell the truth, ... 「本当のことを言うと」

・I came to think I should know more about my own country. 「自分の国についてもっと知っておかなくてはと思うようになった」
このセリフの中の "come to + 原形動詞" は「〜するようになる」という意味で変化を表現している。
「〜するようになる」という意味の "come to 原形動詞" のパターンを使った例文:
(例文1)I came to realize how dangerous that was. 「それがどんなに危険か気づきました」

(例文2)She came to think of Japan as her home. 「彼女は日本が故郷だと思うようになった」

(例文3)I came to believe he was innocent. 「私は彼が無実だと信じるようになった」

・run out 「(お金、時間、物資、忍耐などが)尽きる」「切れる」
"run out" を 使った例文:
(例文1)I want to use this train ticket before it runs out. 「使用期限が切れる前に、この列車の切符を使いたい」

(例文2)I'm afraid my time is running out. 「私は、余命が残り少なくなっているのではないかと思う」

・Let’s travel around Japan until our money runs out. 「お金が尽きるまで、日本中を旅行しよう」

・thrilling 「ウキウキするような」「心が浮かれるような」「ゾクゾクさせられるような」

・Maybe we can visit some World Heritage Sites. 「ひょっとして世界遺産を何カ所か訪ねられたりして…」
口調をやわらげて控えめに言うときの "Maybe ... " 「ひょっとして…」「もしかして…したりなんかして」

ここで、ロッキーは「世界遺産に行こうよ」と言いたいところを、“Maybe we can visit some World Heritage Sites.”「世界遺産を何カ所か訪ねられたりして…」と控えめに提案して、文頭を "Maybe" で始めている。

このように、提案したり、アドバイスしたり、あるいは何かを申し出たりするようなとき、口調をやわらげるのに “maybe” を使うことがある。
口調をやわらげる "Maybe ... " を使った例文:
(例文1)Maybe we should go by subway. 「もしかして、地下鉄で行ったほうがいいかな」

(例文2)Maybe you should see a doctor. 「もしかすると、お医者さんに診てもらった方がいいかも」

(例文3)Maybe I could pick you up at your house? 「お宅まで車でお迎えに伺ってもよろしいでしょうか?」

(例文4)Maybe you're right but maybe not. 「もしかすると、あなたの言うことは正しいのかもしれないし、正しくないかもしれないし…」

(例文5)Maybe we can get together this weekend. 「ひょっとして、今週末に集まることができるんじゃないかな」


M & H より:
日本人は遠慮がちに控えめに話すけれども、英語を母国語とする人は、遠慮なくはっきりと物事を言うものと思い込み、英語で話すときには、ずけずけと話してしまう人がいます。けれども、どんな言語を話していても、相手がいる限り、相手のことを気遣いますし、相手に良い印象を与えようとする気持ちが働きます。そして、相手に対する気遣いや自分の気持ちは、必ず言葉に表現されます。気遣いや気持ちが、口調をやわらげる言葉になったり、婉曲的な依頼の表現になったりするのです。

日本の英語教育では、疑問文とその疑問文に対する "Yes" と "No" の応答のしかたや否定文の作り方を文法に沿って教えることに重点を置きすぎていて、"Yes" とも "No" とも言いがたいときの曖昧な返事、頼みづらいとことをお願いしたりするときの婉曲的な表現、口調をやわらげる言葉などを軽んじる傾向があります。そして、そのことが英語で話す際のコミュニケーションのつたなさに繋がっていると思います。現時点でコミュニケーション術を磨くには、英語教育で不足している部分を補う必要があるということを覚え、それらの表現を身につけるように心がけましょう。


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 49: Visiting a Friend

タケシの留学

状況:親友のロッキーが住むアパートに、タケシは立ち寄ってみた。すると、ロッキーのハウスメート、ジムが出てきた。タケシは、まず、ジムに挨拶をして話しかける。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 2 へ
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」の パターン
*確認するときの肯定文の形をした疑問文
*感嘆文 "What (a) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞!" 「何て〜な(名詞)なんだろう!)の パターン
*勧められたものを断るときの "No thanks." "No, thank you." 「入りません」「結構です」

語句とルールの説明:
・drop by 「ひょっこり立ち寄る」「顔を出す」

"drop by" を使った例文:
(例文1)I'm glad you could drop by. 「お立ち寄りくださって、うれしく存じます」

(例文2)David dropped by on Saturday. 「土曜日にデービッドが、ひょっこり現れた」

・I dropped by to see Rocky. 「ロッキーに会うために寄ったんだ」

・Come on in. 「中に入ってよ」
部屋や家の中に、人を招き入れるときに言うセリフ

・snack 「間食」「軽食」「おやつ」「夜食」
日本で言う「スナック菓子」とは違い、軽食やおやつにする食べ物が "snack" と呼ばれるものである。"snack bar" 「スナックバー」では、ポテトチップやコーンチップやキャンディー類ばかりでなく、ピッツァ、サンドイッチ、ベークドポテトなど、そして飲み物類も販売されている。

・He’s in the kitchen, getting a snack. 「彼は台所にいて、おやつを食べようとしてるところだよ」

・Why don’t you try some of this apple pie Jim made? 「ジムが作ったこのアップルパイ、食べてみない?」
軽く勧めるときの表現 “Why don’t you ...?” 「…すれば」「…してごらん」の パターン
食べてみるかみないかの判断を相手に委ねた表現で、押しつけがましさがないので、軽く勧めるときに様々な状況で使うことができる。

“Why don’t you ...?” の パターンを使った例文:
(例文1)Why don't you come along as well? 「あなたも一緒にくれば?」

(例文2)Why don't you come over for a cup of coffee? 「コーヒーでも飲みに家に来ませんか?」

・It’s real good. 「とってもおいしいよ」「激ウマだぜ」
文法的には "It's really good." と言うのが正しいが、アメリカでは "It's real good." という表現が話し言葉としてよく使われる。

ただし、アメリカ以外の国では文法的に誤りだと指摘されるので、外国語を学ぶ者としては "It's really good." と言う方が無難である。 

・I’m pretty hungry. 「結構、腹減ってるんだ」
副詞の "pretty" は「かなり」「結構」という意味で、話し言葉として使う。

副詞の "pretty" を使った例文:
(例文1)That was pretty easy. 「あれは、かなり易しかったね」

(例文2)I'm pretty sure. 「かなり確かです」「かなり確信があります」

(例文3)Pretty good. 「まあまあだよ」「結構、元気です」("How're you doing?" 「元気?」などの表現で、調子を尋ねられたときの返事)

アメリカ人の中には、この副詞 "pretty" をpretty_spoken.gif と発音する人がいる。真似をする必要はないが、聞き取りにくいので、聞き取れるように、この音も覚えておこう! 

・Jim bakes apple pies ()?
肯定文の形をした疑問文は、上昇調のイントネーションにする。

"Does Jim bake apple pies ()?" 「ジムはアップルパイを焼きますか?」という文は、ジムがアップルパイを焼くのかどうか、全く想定ができないときの問いになる。

このエピソードで、タケシは、ジムがアップルパイを焼くということを既に伝えられて知っている。ただ、意外だとタケシは感じたので "Jim bakes apple pies ()?" と肯定文の形を上昇調にして「ジムって、アップルパイを焼くんだ?」と確認しているのである。このように肯定文の形をした疑問文は確認するときに使う。

TAKESHI'S PODCAST 2 では、機内でタケシが "You have juice ()?" 「ジュース、ありますよね?」と客室乗務員に確認するのに肯定文の形をした疑問文を使っている。

・Yeah, he’s almost like a professional baker. 「そうだよ、プロのパン職人並みだよ」
"almost" は「完全ではないものの、あともう少しで完全な」という意味合いを持っている。MIKE'S PODCAST 6 では、ワードパズルを正しい順序に並べることができずに、あれこれ迷っているマイクを、パパが "Almost." 「あともう少し」と励ますのに使っている。

 "almost like ~ " で「ほとんど〜みたい」「ほとんど〜のような」という意味になる。
"almost like" を使った例文:
(例文1)It's almost like Christmas. 「まるでクリスマスみたいだね」

(例文2)He's almost like Johnny Depp. 「彼って、まるでジョニー・デップみたいね」

(例文3)He looks almost like a monster to me. 「(あの犬は)ボクにはほとんど化け物に見えるね」「私にとっては化け物同然よ」(MIKE'S PODCAST 68 より)

・What a nice housemate you have! 「君には、なんてすてきな同居人が居るんだ!」
感嘆文 "What (a) + 形容詞 + 名詞 + 主語 + 動詞!" 「何て〜な(名詞)なんだろう!)の パターン

名詞が可算名詞の単数形の場合は、"What" の後に、不定冠詞の "a" もしくは "an" を置く。

話すときには「主語 + 動詞」の部分が、しばしば省略される。

"What" で 始める感嘆文の例文:
(例文1)What an impressive performance the band gave! 「あのバンドは、なんて感動的な演奏をしたんでしょう!」

(例文2)What a bad day! 「なんてひどい日でしょう!」「なんとも運の悪い日だ!」

(例文3)What horrible explanations he gives! 「彼は、なんてひどい説明をするんだ!」

(例文4)What a boring life! 「なんて退屈な生活なんだ!」

・I envy you. 「うらやましいなぁ」
相手の方が自分より恵まれていると思う場面でも、相手が何か高い能力を持っていて、あやかりたいと思う場面でも使えるセリフ

・Some ice cream on your pie? 「パイの上にアイスクリームをのっける?」「パイの上にアイスクリームをのせては、いかが?」
相手に何かを勧める場合に使う "Some ~ ?" の パターン

疑問文の中で "some" や "something" を用いるのは "yes" の応答を期待するときで、人に何かを勧める場合は "yes" の応答を期待しながら勧めていることになる。

上記の表現より、もっと丁寧に言うときには "Would you like some ice cream on your pie?"

TAKESHI'S PODCAST 2 では、機内で客室乗務員が "Something to drink?" 「何かお飲物はいかがですか?」と乗客であるタケシに勧めているが、その "Something ... ?" も、このエピソードの "Some ~ ?" と同じく、相手に何かを勧めるときに使う表現である。

・No thanks. 「いらないや」「結構です」
勧められたものを断るときには "No." だけで終わることがないようにして、後に必ず "thanks" や "thank you" をつけるようにしよう!

・But can I have something to drink? 「でも、何か飲み物をもらえるかな?」
この場合のタケシも、ロッキーが飲み物を出してくれるものと期待して、疑問文中に "something" を使っている。

相手の応答が "yes" か "no" か、まったく予測がつかないときには "any" や "anything" を用いる。
(例文)Were there any letters for me? 「私宛の手紙がありましたか?」

・Well, let’s see. 「そうだな、ええっと…」「そうねぇ、ちょっと待って…」
考えたり、何かをさがし出そうとしたりして、相手に待ってもらうときに言うセリフ

・We have coke, orange juice, and lemonade. 「コークとオレンジジュースとレモネードがあるよ」
名詞を3つ以上並べるときには、最後の名詞の前に "and" を置く。

(例文1)A, B, and C. 「A と B と C」

(例文2)We have French, Italian, ranch, blue cheese, honey mustard, and Thousand Island. 「フレンチ、イタリアン、ランチ、ブルーチーズ、ハニーマスタード、サウザンド・アイランドがございます」(レストランで、提供できるドレッシングの種類を教えてくれるとき)

・Sure thing. 「いいとも」「もちろん」「承知しました」
会話の中で返答として使うセリフで、話し言葉として使う表現

・cabinet 「棚」

・sink 「流し」
アメリカでは、キッチンの「流し」ばかりでなく、バスルームの「洗面台の水を溜めるところ」も "sink" と呼ぶ。

(例文1)There was a pile of dirty dishes in the sink. 「流しには汚れた皿が山のようになっていた」

なお、"sink" は「沈む」という意味の動詞としても使う(不規則(変化)動詞 〈原形〉sink 〈過去形〉sank 〈過去分詞〉sunk)。
(例文2)The Titanic sank to the bottom of the sea. 「タイタニック号は海底に沈んだ」

・Please get me a glass from the cabinet above the sink. 「流しの上の棚から、コップを取ってくれよ」
「〜を取って」と頼むときの表現として "Get me ~ ." を覚えておこう!

Mike's Podcast 28 では、"Mike, can you get me that box?" 「マイク、あそこの箱を(私に)取ってくれない?」とキャシー先生がマイクに頼んでいる。

なお、"get + 人 + 物(人)" のパターンには「(人に物を)取ってくる」「(人に物を)持ってくる」「(人に人を)連れてくる」「(人に物を)買ってあげる」などの意味があり、使う機会が多いので、例文をなるべく多く覚えておくと便利!
(例文1)I'll get you some water. 「水を持ってきてあげよう」

(例文2)Get me the police! 「警察を呼んでくれ」

(例文3)Will you get me a new pair of sneakers? 「新しいスニーカーを買ってくれない?」

・Okay. Here. 「あいよっ… ほい」「いいですよ… どうぞ」
"Here." は、お金や物などを手渡すときに言う言葉

「マイクの友だちと家族」エピソード5で、パパがマイクに本を手渡すときに "Here." 「はい」と言っている。エピソード5 には、語句とルールの説明欄に、手渡すときの他の表現も書いてあるので、そちらも参照のこと。

・Feel free to不定詞 「遠慮せずに〜してね」「ご自由に〜してください」

"Feel free to不定詞" を使った例文:
(例文1)Feel free to look around. 「ご自由にご覧下さい」

(例文2)Please feel free to call me anytime. 「遠慮せず、いつでも電話してね」

・Feel free to take your food into the living room and watch TV, ... 「遠慮せず、食べ物をリビングに持ってって、テレビを見てよ、…」

・..., but be careful not to spill this lemonade. 「でも、このレモネードをこぼさないように気をつけて」
to不定詞を否定するときには、その直前に "not" を置いて、"not to不定詞" の形にする。

否定の to不定詞を使った例文:
(例文1)Be careful not to make the same mistakes. 「同じ間違いをしないように気をつけて」

(例文2)I've decided not to eat meat anymore. 「これ以上、肉を食べないことにした」

(例文3)I tried not to cry, but it was impossible. 「私は泣かないように頑張ったが、こらえることができなかった」

・brim 「(鉢、皿、コップなど、くぼみのあるものの)縁」「へり」「端」

・I filled it to the brim. 「(コップの)縁、ぎりぎりまで注いだ」「ナミナミと注いだ」


M & H より:
今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 10 に入れる予定の Episode 49 をお届けしました。


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 43: Chatting with a Friend (7)

タケシの留学

状況:タケシとステラがレストランで話している。好奇心が強く、何ごとに対しても積極的なステラに、タケシは質問されっぱなしだが、彼女の問いに応えるうちに、自分が生まれ育った街について語ることになる。


映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST Episode 43
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*自分の出身を述べるときの表現 "I'm from Osaka." / "I come from Osaka." 「大阪出身です」
*人口を尋ねるときの表現 "What's the population?" / "How large is the population?" 「人口は何人?」
*確信を持って推定するときの助動詞 "must" 「~に違いない」「きっと~だ」
*印象や感想を尋ねるときによく使う "What's it like to不定詞?" 「〜するのは、どんな感じ?」のパターン
*"if" を使った仮定法過去 "主語 + 助動詞の過去形 ... if + 主語 + 動詞の過去形 〜 "「…だろうね、もし〜だとすれば」の パターン

語句とルールの説明:
・from 「〜出身(の)」「〜から(の)」
このエピソードでは出所起源を表す前置詞として使われている。

出所や起源を表す前置詞 "from" を使った例文:
(例文1)This article describes the method of obtaining fresh water from seawater in the ships. 「これは、船上で海水から真水を得る方法についての記事です」

(例文2)Skill comes from practice. 「熟練は練習から生まれる」

・Takeshi, where in Japan are you from? 「タケシ君、出身は日本のどこなの?」
出身を述べるときや尋ねるときには、現在形を使う。"Takeshi, where in Japan do you come from?" という表現を使っても、上記と同じように出身を尋ねることになる。

・I’m from Osaka. 「大阪出身です」
自分の出身を述べるときの表現
"I come from Osaka." という表現を使っても、上記と同じように出身を述べることになる。どちらの表現を使うにしても、出身を述べるときは現在形にすること。

自分の出身を述べるときの表現は「タケシの留学」Episode 36 にもあるので、そちらにある表現も参照のこと。

・locate 「〜を(…に)置く」「〜を(…に)設ける」
このエピソードでは /lóukeit/ locate_1.gif とアクセントを前の方に置いて発音しているが、 /loukéit/ locate_2.gif と 後ろの方にアクセントを置いて発音する人もいる。

この動詞を受け身にして "be located" の形で「位置する」「ある」という意味になる。
"be located" を使った例文:
(例文1)Russia is located in the northern part of the Eurasia continent. 「ロシアはユーラシア大陸の北部に位置する」

(例文2)A variety of hotels are located near the shopping mall. 「様々なホテルが、そのショッピングモールの付近にあります」

(例文3)The park is located between the two cities. 「その公園は、ふたつの都市の間にある」

・It’s located almost in the center of the main island. 「(大阪は)本州のほぼ中心部にあるんだ」

・It’s the largest city in the western part of Japan. 「西日本で一番大きい都市だよ」
”the + 形容詞の最上級 + 名詞” 「最も~な名詞」のパターン

”the + 形容詞の最上級 + 名詞” 「最も~な名詞」のパターンを使った表現は MIKE'S PODCAST 101 にも "What’s the fastest ride in the amusement park? 「(街の)遊園地の中で一番速い乗り物って、なあに?」とルーシーが使っている。また、形容詞の最上級については MIKE'S PODCAST 21 に説明があるので、そちらを参照のこと。

なお、都市が「大きい」と言うときには、通常 "large" という英単語が使われることが多いが、話し言葉では "big" と言うこともある。

・How big? 「どれくらい大きいの?」
形容詞や副詞の程度を尋ねる “How + 形容詞/副詞” の パターン

MIKE'S PODCAST 95 でも、ルーシーの話の中に出てきた鳥かごの大きさを尋ねるのに "How big?" と マイクが、この表現を使っている。

・I mean, what's the population of the city? 「っていうか、その都市の人口は?」
"I mean, ... " 「というか、…」「つまり、…」と言ってから、前述を言い換えたり、補足や説明をつけ加えたりする。

人口を尋ねるときは "What's the population?" もしくは "How large is the population?" などの表現を使い、"How many ...?" という表現は使わない。

・million 「100万」

・It's about 2.6 million. 「約260万」「260万くらい」
2.6 = two point six

・That must be the second largest city next to Tokyo. 「それって、きっと東京に次ぐ大都市でしょ」
指示代名詞 "that" は、アクセントを置いて /ðǽt/ と発音する。
確信を持って推定するときの助動詞 "must" を使った表現
”the + 形容詞の最上級 + 名詞” 「最も~な名詞」のパターンを使った表現

推定を表す助動詞 "must" は「タケシの留学」Episode 36 でも "He must be good with his hands. 「あの人、きっと手先が器用なんだね」というように、タケシが使っているので、そちらの説明と(例文1)〜(例文7)を参照のこと。

”the + 形容詞の最上級 + 名詞” の パターンに序数詞を加えて、”the + 序数詞 + 形容詞の最上級 + 名詞” の形にすると「2番目に〜な名詞」「3番目に〜な名詞」のような表現ができる。
(例文)It's the third tallest building in the world. 「それは世界で3番目に高いビルです」

・I wonder what it’s like to live in a big city like Osaka. 「大阪みたいな大都市に住むって、どんな感じかしら?」
"I wonder" の後に、印象や感想を尋ねる "What's it like to不定詞?" 「〜するのは、どんな感じ?」のパターンを続けた複文で、疑問詞以下が肯定文の語順になっている。

アンダーライン部分の語順を比較してみよう!
(疑問詞で始める疑問文)What's it like to live in a big city like Osaka? 「大阪みたいな大都市に住むって、どんな感じ?」

("I wonder" で始めて疑問詞の疑問文を続けると…)I wonder what it's like to live in a big city like Osaka? 「大阪みたいな大都市に住むって、どんな感じかしら」

印象や感想を尋ねるときによく使う "What's it like to不定詞?" のパターンを使った例文:
(例文1)What's it like to be rich? 「金持ちになるって、どんな感じ?」

(例文2)What's it like to own a house? 「家を所有するって、どんな感じ?」

(例文3)What's it like to work with a famous person like Michael? 「マイケルみたいな有名人といっしょに仕事するって、どんな感じ?」

・Well, we’ve got an incredible variety of restaurants. 「そうだなぁ、信じられないほど色んなレストランがあるよ」
話すときには "have" と同じ意味で "'ve got" をよく使うが、書き言葉としては使わない。

・go broke 「破産する」
話し言葉として使う表現
通常、「破産する」を意味する書き言葉としては "go bankrupt" を使う。

・You’d go broke if you tried to go to them all! 「破産するだろうね、もし全部(の店)に行こうとすれば!」
"if" を使った仮定法過去 "主語 + 助動詞の過去形 ... if + 主語 + 動詞の過去形 〜 " の パターン
You’d = You would の 短縮
if節を先に言うこともある:If you tried to go to them all, you'd go broke.

"if" を使った仮定法過去の例文:
(例文1)I'd die if you hated me. 「死んじゃうでしょうよ、もし、あなたに嫌われたら」

(例文2)If you lived 1000 years ago, what would you wear to a wedding? 「もし1000年前に生きていたら、あなたはどんな装いで結婚式に行くでしょうか?」

(例文3)If you ran for president, could you beat Barack Obama? 「もし大統領選に出馬するとすれば、あなたはバラク・オバマ氏を打ち破ることができるでしょうか?」

(例文4) She should be donating more money to charity, if she was a millionaire. 「彼女はもっと多額のお金を慈善事業に寄付してると思うよ、もし、彼女がお金持ちだったら」

・Do you mean that ()? 「ホントかしら」「本気で言ってるのかな」
相手の返事を求めているわけではないので、ここでは下降調のイントネーション

・resist 「抵抗する」「こらえる」

・temptation 「誘惑」「衝動」「食べたい気持ち」

・Well, I should try to resist the temptations if I go there. 「じゃあ、誘惑に負けないようにしなきゃね、もしそこ(日本)へ行くことがあれば…」
「〜するのがよい」とか「当然〜すべき」という意味の良識的判断を表す "should" を使った表現

・make sure 「確かめる」「念を押す」

・take the subway home 「帰宅するのに地下鉄に乗る」「帰宅するのに地下鉄を利用する」

・after 「あとで」
ここでは副詞として使われていて、「食べ歩いた後で」ということを意味している。

通常、文尾につけて「あとで」というときには "afterwards" という英単語を使うが、何かの後ということが会話の流れや状況から明らかな場合には "after" を副詞として使うことがある。
(例文1)Mary came on Monday, and I got here the day after. 「メアリーは月曜に来たが、私がここに到着したのは、その翌日だった」

(例文2)We bought a used car and a couple of problems cropped up soon after. 「中古車を買って、その後すぐに問題が二つ三つ生じた」


制作者より:では、次回に!

会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 42: Making a Restaurant Reservation

タケシの留学

状況:ステラと食事をすることになったタケシは、レストランの予約を取るために、ミラーズという店に電話する。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 42
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン
*"have + 名詞 + available" 「(名詞)を用意してある」「利用できる(名詞)がある」の パターン
*注文するときの "Make it ~ ." 「〜にしてください」の パターン
*スペルの伝え方の例 "It’s I-T-O. I as in Italy, T as in Tokyo, and O as in Oakland.”「アイ・ティー・オーです。イタリアの I、東京の T、オークランドの O」

語句とルールの説明:
・Miller’s. May I help you? 「こちらはミラーズです。ご用件を伺いましょうか?」
電話で名乗るときは "This is ... " と始めるのが基本だが、会社や店の人が電話に出るときには、たいてい "This is" を省略して、会社や店の名前を名乗ったあとに、"May I help you?" と続ける。

・make a reservation 「予約する」「予約を入れる」
"reservation" は、座席や部屋などの「予約」を意味する。医者や美容院などの「予約」には "appointment" を使う。

・Yes, I’d like to make a reservation for Friday evening. 「ええ、金曜の夕方に予約を入れたいのですが…」
自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン

このエピソードの中のタケシは "Yes, I’d like to make a reservation for Friday evening ([emoji:i-59)]." と上昇調で言っている。このセリフは疑問文ではないので、下降調で言ってもかまわないが、上昇調で言うと言外に「予約できるでしょうか?」とか「ご都合、いかがでしょうか?」のような言葉を期待させるので、下降調で言うよりもやわらかい感じに聞こえる。

下降調で言うのは言い切ってしまうときで、上記のタケシのセリフを下降調で言うと「ええ、金曜の夕方に予約を入れたいと思います」というようなニュアンスになる。

・What time and for how many? 「何時に、何名様で?」
レストランを予約する際には必ず聞かれる質問なので、エピソード中のタケシの応答 “About 6:30 for two.” のように予約を希望する時刻と人数を簡潔に伝えよう。

・I’m sorry, but we don’t have any tables available at 6:30. 「申し訳ございませんが、6時30分には席をご用意できません」「申し訳ございませんが、6時30分は満席でございます」
"have + 名詞 + available" 「(名詞)を用意してある」「利用できる(名詞)がある」の パターンを否定文にして使った表現

日本語の場合はレストランの「席」を用意すると言うが、英語では "seat" ではなく "table" なので、覚えておこう! 飛行機の席や観客席などには英語でも "seat" という単語を使い、日本語と同じ感覚なので覚えやすい。

"have + 名詞 + available" の パターンを使った例文:
(例文1)We still have many seats available for 2012 football season. 「2012年フットボールシーズン用のお席を現在も多数ご用意しております」

(例文2)I'm interested in a studio apartment. Do you have any available? 「ワンルームの賃貸を探しているのですが、ありますか?」

(例文3)Do you have a smoking room available for today and tomorrow? 「今日と明日(宿泊したいのですが)、喫煙室の空きがありますか?」

・Sounds okay. 「それで結構だと思います」
“(That) sounds + 形容詞” 「~そう」「〜に聞こえる」の パターン
主語は、ひとつ手前の状況やセリフを指す “That” であるが、省略されることが多い。

・Then make it 8:00. 「では、8時にしてください」
注文するときの "Make it ~ ." 「〜にしてください」の パターン
"it" は、このエピソードでは予約の時刻を指している。このように、このパターンの "it" は、話の前後関係や状況から何を指しているのか、容易に判断できるものを指す。

"Make it + 名詞" と "Make it + 形容詞" の パターンがある。
"Make it ~ ." の パターンを使って注文するときの例文:
(例文1)Make it two. 「ふたつにしてください」「同じ物をふたつください」
 たとえば、アイスクリームの店で、友だちが "I'll have a double scoop of mint chocolate chip on a waffle cone, please.“ と 注文した直後に "Make it two." と言うと、友だちと全く同じ物を注文することになる。

(例文2)Make it sweet. / Make it dry. 「甘口にしてください」・「辛口にしてください」(ワインやカクテルなどの注文のとき)

(例文3)Can you make it a little cheaper? 「もう少し安くしてもらえませんか?」(フリーマーケットなどで値切るとき)

(例文4)Can you make it shorter? 「もっと短くしてもらえますか?」

・May I have your name, please? 「お名前を頂戴してもよろしいでしょうか?」
改まって許可を求めるときの "May I ... ?" 「…してもよろしいでしょうか?」の パターン

・Could you spell it for me, please? 「つづりを教えてくださいませんか?」「スペルを言ってくださいませんか?」

・Yes, it's I-T-O. I as in Italy, T as in Tokyo, and O as in Oakland. 「ええ、アイ・ティー・オーです。イタリアの I、東京の T、オークランドの O」
電話では聞き取りにくいことがあるので、誰もが知っている単語の頭文字を利用して、スペルを確実に伝えることが多い。

・Bye. 「失礼します」
電話を切るときの最後の言葉。

別れ際や電話を切るときに使う言葉については「タケシの留学」Episode 25: Calling a Friend の下の方、M & H より のセクションにもあるので、そちらを参照のこと。


M & H より:
"Make it ~ ." 「〜にしてください」の パターン は、店などで注文するときによく使うので、このエピソードでは「注文するときの表現」としてまとめて扱いましたが、実際は、他にも様々な場面で使うことができます。下記の例文も参考にして、 "Make it ~ ." のパターンを自分の表現として使えるように練習してください
(例文1)Kiss it and make it well! 「痛いの痛いの飛んで行け〜!」(子どもの痛みや傷を癒すときのおまじない)

(例文2)Why don't we make it around five? 「5時頃にしたら、どうでしょう?」(集合時間を話し合っているときなどの提案)

(例文3)I'll make it quick. / I'll make it snappy.「手短かに言いましょう」「さっさとやっちゃいます」

(例文4)Saying it doesn't make it true. 「言っているからといって、それを本当にできるわけではない」「口では何とでも言える」

(例文5)Falling profits made it necessary to restructure the business. 「利益が落ち込んだために事業のリストラが必要になった」(この文の "it" は "to restructure the business" の代わりに置いてある形式目的語)



今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 9 に入れる予定の Episode 42 をお届けしました。


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 39: Shopping at a Supermarket (1)

タケシの留学

状況:旅行から戻ったタケシにアメリカでの日常生活が戻ってきた。リサの家でパーティをするために、タケシはリサの買い物につき合って、今、スーパーに来ている。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST EPISODE 39
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*食べ物の数え方(可算名詞の例) "six steaks"「ステーキ、6枚」
*食べ物の数え方(不可算名詞の例)"a block of ham"「ハム、ひと塊」
*「…しても、かまいませんか?」と尋ねて婉曲的に依頼するときの "Do you mind ...?" の パターン
 1. 依頼を受けるときの応答例 "Not at all." 「かまいません」
 2. 依頼を断るときの応答例 "Sorry, ..."  「すみませんが、…なので」(断る理由を述べる)
可能性推量を表す助動詞 "should" 「〜だろう(と思う)」「多分〜のはず」


語句とルールの説明:
・We've got ~ = We have ~ 「〜がある」「〜を持っている」
"'ve got" は、話すときに "have" と同じ意味で使うが、書き言葉としては使わない。このエピソードでは、ショッピングリストとカートを見比べながら「カートに入れてある」という意味で使っている。

・six sirloin steaks 「サーロインステーキ、6枚」
"steak" は可算名詞で、複数形は "steaks"
可算名詞は "数 + 名詞" の パターンにして数えるのが基本
"数 + 名詞" の パターン例:
名詞単数複数

なお、数えられる名詞か、数えられない名詞かという判断は英語を母国語として話す人々の間ですでになされ、分類されているものとしてとらえるようにしよう。英語の名詞は下記の3種類に分類される。
1. 可算名詞として扱われるもの
2. 不可算名詞として扱われるもの
3. 可算名詞としても不可算名詞としても扱われるもの

上記、3種類の名詞を使った例文が「マイクの友だちと家族」エピソード15 の下の方、M & H より の セクションにあるので(例文1)〜(例文6)を 参照のこと。

・a block of ham, three packs of sliced cheese, ... a loaf of bread, a bunch of spinach, ... 「ハムをひとかたまり、スライスチーズを3パック、… パンを1本、ホウレンソウをひと束、…」
"ham" "cheese" "bread" などは通常、不可算名詞として扱い、複数形がない。塊ごと、パックごと、あるいはスライスしたものを1枚、2枚、…と数える。もしくは、重さを量って "pound (= lb 記号)" という単位で表す。1lb = 0.4536kg
ハム、チーズ、パンの数え方の例:
ham_ch_b_4.gif

"spinach" は不可算名詞で "bunch"「束」ごとに数える。「束」以外にも「ふさ」状のものには "bunch" を使う。 "bunch" を使って数えるものには、不可算名詞ばかりでなく可算名詞もあるが、"a bunch of ~ " や "bunches of" を使って可算名詞を数える場合には、1本や1粒では束や房にならないので、その可算名詞は当然のことながら 複数形になる。
"bunch" を使った数え方の例:
bunch.gif

・two dozen eggs 「卵、2ダース」
"egg" は 可算名詞なので、"数 + 名詞" の パターンにして、たとえば "two eggs" 「卵、2個」のように数えることができるが、12個を1パックにして売られていることが多く、その場合は "dozen"「ダース」を使って数える。

"dozen" は「12」あるいは「ダース」という意味で、12本でひとケースになっている飲み物などは "dozen"「ダース」を使う。また、英語圏では卵や飲み物以外の物でも「12」ごとに数えることが多い。

「〜ダースの名詞」と言うとき、 "数詞 + dozen +名詞" のパターンにするのが今日では一般的で、"dozen" には複数形の "s" をつけないし、後続の名詞との間に前置詞 "of" を置かない。 ただし "dozens of" 「数十の」という慣用句は例外で、"dozen" に複数形の "s" がついて "dozens" の形になり、直後に前置詞 "of" が置かれる。
"dozen" を使った数え方の例:
dozen_2.gif

話し言葉の中では "a dozen" や "dozens of" が「12」や「数十」ではなく「「たくさんの」という意味を持つことがあるので、話の内容や前後関係、話し手の口調や表情などから、その意味を判断しなければならないことがある。判断に迷うときには "You mean 'a lot of ~ '?" 「たくさんの〜ということですか?」というような表現を使って確認してみるのもひとつの手かもしれない。
(例文1)I've heard this story a dozen times before. 「この話は以前に何度も聞いたことがある」

(例文2)He's had dozens of girlfriends. 「彼は数多くのガールフレンドとつき合ってきた」

(例文3)Wow, dozens of dozens of ants! 「ひぇ〜、蟻がいっぱい!」

・..., three pounds of potatoes 「ジャガイモ、3ポンド」
"egg" 同様、"potato" も 可算名詞なので、"数 + 名詞" の パターンにして "two potatoes"「ジャガイモ、2個」というように数えることができるが、袋詰めで売られているか、もしくは量り売りにされていることが多いので、その場合は "pound (= lb 記号)" という単位を使って重量を表す。

肉、野菜、果物などの食べ物から体重まで、"pound (= lb 記号)" はアメリカで重量を表すのによく使われる単位。
"pound (= lb)" を使った重量表現の例:
pound_2.gif

・go through 「(お金や食べ物を)使い果たす」

・We’re not going to go through that much at our party, are we? 「僕らのパーティでそんな大量に使い切るつもりじゃないよね?」
「…じゃないよね?」と確認する否定の付加疑問文:付加疑問文でカンマの前が否定文のときは、後の部分を否定疑問ではなく、通常の疑問の形にして付加する。

否定の付加疑問文の例文:
(例文1)You don't mean that, do you? 「本気で言ってるわけじゃないよね?」

(例文2)That's not so bad, is it? 「そんなに悪いわけじゃないよね?」

否定の付加疑問文や否定文に応答するとき、"Yes" "No" が、日本語の応答とは違うので注意!
"We’re not going to go through that much at our party, are we?" という質問に応答するとき、
全部使うつもりじゃないときの返事:No.
全部使うつもりのときの返事:Yes.

・help ~ out/help out ~ 「(一時的に人を)助ける」「手伝う」

・Do you mind helping me out for another half hour? 「あと30分、手伝ってもらってもかまわないかしら?」「もう30分、つき合ってもらってもかまわないかしら?」
「…しても、かまいませんか?」と尋ねて婉曲的に依頼するときの "Do you mind ...?" の パターン
このパターンを使うと押し付けがましさがなく、丁寧な感じになる。家族や親しい友人に対しても、少し頼みにくいと思いながら物事を頼むときには、このように婉曲的な頼み方になることがある。

パターンとしては "Do you mind ~ing?" と "Do you mind if ...?" がある。
(例文1)Do you mind waiting? 「お待ちいただいてもかまいませんか?」

(例文2)Do you mind if we join you? 「ご一緒してもかまいませんか?」

"mind" という動詞は「嫌だと思う」という意味。したがって「…してもらうとすれば嫌でしょうか?」と尋ねられて「…してあげようと思う」ときは「嫌ではありません」と応答することになる。日本語を母国語とする者にとって、最初のうちは応答の仕方に戸惑うので、的確に返事できるように基本を押さえておこう。
(例文3)Do you mind if I sit here? 「ここに掛けてもかまいませんか?(ここに掛けたら嫌ですか?)」
    1. 座っていい場合の返事:
      Not at all. 「かまいません(全然、嫌じゃありません)」/ No, go ahead. 「かまいませんので、どうぞ(お掛けください)」
    2. 座られたら困る場合の返事:Sorry, this seat is taken. 「すみませんが、この席は使っているので…」

・I'm afraid (that) + 文 「(言いにくいことだけど)…じゃないかと思って」「…じゃないかと心配で」「(好ましくないことについて)…と思う」
相手に遠慮しながら言うときによく使う表現
(例文1)I'm afraid he's gone for the day. 「申し訳ございませんが、彼は本日、すでに失礼させて頂きました」(電話の相手が〜さんをお願いしますと言うが、その人が帰ったあとだった場合の返事)

・I’m just afraid you’re buying too much. 「買い過ぎなんじゃないかって、ちょっと心配なだけさ」

・Let me see. 「ええっと…」「ちょっと待って…」
何かしたり、考えたりするのに時間がほしくて、相手に少し待ってもらうときによく使う表現

・Anything else I need to buy? Skim milk, maybe. 「他に買わなきゃいけない物は? スキムミルクかしら」
ここで、リサはスキムミルクが足りなかったような気がするが、記憶が曖昧なので "maybe" 「もしかして、そうだったかしら」と付け足している。

日本でスキムミルクと言うとホームベーカリーでパンを焼くときなどに使う脱脂粉乳を指すことが多いが、ここではポリ容器や紙パックなどに入っている液状の無脂肪乳を意味している。アメリカでは、脂肪の調整をしてない牛乳は "whole milk" と呼ばれるが、"whole milk" より "2% milk" と呼ばれる低脂肪乳や "skim milk"「無脂肪乳」の 方が好まれる。

・gallon 「ガロン」
液体の量を表すときの単位
アメリカの 1 gallon = 約3.785ℓ
イギリスの 1 gallon = 約4.546ℓ

・Half a gallon should be enough. 「半ガロンもあれば十分でしょう」
可能性推量を表す助動詞 "should" 「〜だろう(と思う)」を使った表現

「〜すべき」という義務を表す助動詞 "should" と学校で習った覚えがあるが、話し言葉の中で義務を表す頻度は意外に低い。話すときに使う "should" は義務よりも、もう少し穏やかでやわらかい感じのする使い方が多く、「〜した方がいいよ」というアドバイスのときに使ったり、「〜だろう(と思う)」というように可能性推量を表したりする。

アドバイスの "should" は「タケシの留学」Episode 27 の中で "You shouldn’t miss it."「見逃す手はないよ」と友だちがタケシにアドバイスするのに使っている。

「〜するのがよい」とか「当然〜すべき」という意味の良識的判断を表す "should" は義務に近い意味あいを持っているが、それでも義務と呼べるほど強い意味ではない。
良識的判断を示す “should” の 例文:
(例文1)You should be in bed. It’s already past midnight. 「寝なきゃダメよ。もう夜中過ぎてるんだから」

(例文2)You should keep your promise. 「約束は守るべき」

なお、可能性推量を表す “should” のあとに置く動作を表す動詞は進行形にする。それに対し、アドバイスの “should” のあとに置く動作を表す動詞は進行形にしない。
(例文3)She should be studying in the library by now. 「彼女は今頃、図書館で勉強中だと思うよ」(推量)

(例文4)She should study in the library. 「彼女は図書館で勉強した方がいいと思うよ。」(アドバイス)

・Well, it looks good, though. 「まあ、おいしそうなことは、おいしそうだけど…」
話し言葉の途中で "..., though, ..." と挿入したり、最後に "..., though." とつけ加えたりすると「…だけど」という逆接の文になる。

・quarter 「4分の1」

・a quarter pound 「4分の1ポンド」

・veggie 「野菜」
複数形は "veggies"
アメリカでは “vegetable” の 代わりに “veggie” という短い単語を話し言葉として使うことが多い。

M & H より:
重量と液量の計測単位として世界の多くの国々では、日本と同じように、グラム( g )、キログラム( kg )、リットル( ℓ )などを使います。しかし、アメリカでは “ounce (= 28.3495g)" “pound (= 0.4536kg)" “pint (= 0.47ℓ)" “gallon(= 約 3.785ℓ) などを使います。それらは英語圏で使われてきた計測単位ですが、英国ガロンと米国ガロンの量が異なるなど、英語圏以外の人にとってはやっかいな感じがします。

長さや質量の単位として、アメリカの法律ではメートル法が公式の単位になっているはずですが、ヤードやポンドの使用を法的に禁止していないため、大部分の人が慣習的に使ってきた単位を使い続けています。アメリカは、日常的にメートル法が通用しない国だと言っていいでしょう。



制作者より:では、次回に!

会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 36: Chatting with a Friend (6)

タケシの留学

状況:タケシには、かつて、アメリカの語学学校でいっしょだったジョーというタイ人の友だちがいる。バンコクを旅行中のタケシは、ジョーに連絡をとり、会うことにした。今、ふたりは街を歩いている。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 36
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねる “Why don’t we ...?” 「一緒に~しない、どう?」の パターン
*自分の出身を述べるときの表現 I'm a Bangkok native. 「生粋のバンコク人です」/ I was born and bred in Bangkok. 「バンコク生まれのバンコク育ちです」
*確信を持って推定する助動詞 "must" 「~に違いない」「きっと~だ」
*「大部分の~」と言うときの "most + 名詞" の パターン

語句とルールの説明:
・Why don’t we have something to eat? 「何か食わない?」「何か食べない?」
提案すると同時に、その提案に対する相手の意向を尋ねる “Why don’t we ...?” 「一緒に~しない、どう?」の パターン

“Why don’t we ...?” の パターンを使った例文:
(例文1)Why don't we go for a drink? 「いっしょに飲みに行かない?(どう?)」

(例文2)Why don't we have some ice cream? 「いっしょにアイスクリーム食べない?」

(例文3)Why don't we take a break? 「ひと休みしない?」「休憩を取ろうよ、どう?」

"Shall we ...?" 「…しませんか?どうでしょう?」の パターンを使って誘うと、“Why don’t we ...?” よりさらに相手の意向を尊重しようとするような印象を与えることができる。

“Let's + 原形動詞" 「~しよう」の パターンを使って誘うと、リーダーシップを発揮することができる。ただし、これは自分の意見をストレートに投げかける誘い方で、相手の意向に対する気遣いが感じられない表現なので、誘う相手や状況を考慮して使うようにしよう。このエピソードの中では、"Why don’t we have something to eat?" と ジョーに誘われたタケシが “Let's + 原形動詞" の パターンを使って "Yeah, let’s have real Thai food." 「うん、本場のタイ料理を食べようよ」と応答している。また、MIKE'S PODCAST 12, 28, 29 でも“Let's + 原形動詞" の パターンを扱っているので、そちらも参照のこと。

・Do you know a good place to eat? 「(食べるのに)いい店、知ってるかい?」

・I’m a Bangkok native. 「俺は生粋のバンコク人だぞ」「俺はバンコク生まれなんだぜ」
自分の出身地を述べるときの表現
自分の出身地を述べる機会は結構あるので、いくつか覚えておくと便利

出身を述べるときの他の表現:
(例文1)I was born and bred in Bangkok. / I was born and brought up in Bangkok. 「バンコク生まれのバンコク育ちです」

(例文2)I'm from Bangkok. / I come from Bangkok. 「バンコク出身です」
この表現を使って出身を述べるときに 過去形にはしない。「日本から来ました」という日本語の直訳 "I came from ... " が口を衝いて出てくることのないように注意しよう!

・stall 「屋台」「売店」
複数形は "stalls"

・take 「(人を)連れて行く」「(物を)持って行く」
動詞 "take" には様々な意味があるが、ここでは人や物を現在地から移動させるという意味で使うときの用法を練習しよう!
(例文1)We'll take our kids to the zoo./ We'll take them to the zoo. 「子どもたちを動物園に連れていってきます」

(例文2)Which bus will take me to J-mart downtown? 「どのバスに乗ったら、街の Jマートに行けますか?」

(例文3)Take your lunch with you. (弁当を持っていってね)

・carve 「切る」「刻む」「彫る」

・A beautifully carved pineapple! 「きれいに切れたパイナップルだなぁ!」

・be good with one's hands 「手先が器用だ」

・He must be good with his hands. 「あの人、きっと手先が器用なんだね」
確信を持って推定する助動詞 "must" を使った表現

現在のことを推定する場合、“must” に動作を表す動詞が続くとき進行形になる。それに対し、義務強制を 表す “must” に動作を表す動詞が続くときには進行形は使わない。
義務強制の “must” を使った例文:
(例文1)You must read this. 「これを読むべきです」

推定の "must" を使った例文:
(例文2)You must be reading my mind. 「きっと私の心が読めるんですね」

(例文3)He's been working all day. He must be tired. 「彼は一日中働き詰めだ。きっと疲れているに違いない」

(例文4)Something must be wrong. 「絶対、何かおかしいよ」(MIKE’S PODCAST 63 より)

「~だったに違いない」という過去の出来事について確信をもって推定するときには、助動詞 "must" の後に現在完了形が続く。
(例文5)Mike looks happy. He must have had a good time. 「マイク、嬉しそうね。きっと楽しかったのね」

(例文6)That must have been hard for you. 「それは、さぞ、辛かったでしょうね」

(例文7)It must have been fun. 「さぞ、おもしろかったことでしょう」(MIKE’S PODCAST 130 より)

なお、未来のことを推定するのに 助動詞 "must" は使わない。

・plastic bag 「ビニール袋」「ポリ袋」

・crowd 「人ごみ」「群衆」
複数形の "crowds" にして、"huge crowds" とか "large crowds" で「雑踏」や「人ごみ」という意味でよく使われる。

・Wow, huge crowds! 「うわぁ、大勢の人!」「わぁ、すごい人ごみだなぁ!」

・eat out 「外食する」

・takeout「持ち帰り用の食べ物、料理」

・get takeout 「テイクアウトする」「料理を買って帰る」「食べ物を持ち帰りする」

・Most people eat out or get takeout from shops. 「たいていの人が外食するか、店からテイクアウトするんだ」
「大部分の~」と言うときの "most + 名詞" の パターンを使った表現

後続の名詞を修飾する "most" は、その前に定冠詞の “the” をつけずに使う。後続の名詞は数えられる名詞でも数えられない名詞でもよいが、数えられる名詞が続く場合複数形になる。

"most + 名詞" の パターンを使った例文:
(例文1)Most Americans like pizza. 「大部分のアメリカ人はピッツァが好物です」

(例文2)Most tweens have cell phones these days. 最近、10~12歳の大部分の子どもたちは携帯を持っている。

(例文3)For most Japanese, that's a common sense. 「大部分の日本人にとって、それは常識です」

・You must be joking. 「冗談だろ」
この文も確信を持って推定する助動詞 "must" を使った表現

・It's because … 「…だからさ」「その理由は…です」
理由を少し強調するときの表現

・It’s because buying takeout is much easier and cheaper than cooking at home. 「持ち帰り用の食べ物を 買う方が家で料理するよりずっと簡単だし、安いからさ。
タケシに「冗談だろ」と言われたジョーは、冗談ではなく真実だということをわかってもらうために理由を強調して述べている。接続詞 "because" に後続の文は比較級になっていて、文中の "much" は 比較級の "easier and cheaper" を「ずっと」とか「はるかに」と強調する副詞。

M & H より:
同じような表現でもバリエーションを持たせておき、色々使ってみると英語を話す楽しみが増えます。そうやって話す楽しみを覚えるごとに上達が早まるのが不思議なところ。最低限、通じさえすればよいと考えてワンパターンの表現を覚え込もうとするより、色々な表現を使う楽しみを感じながら覚える方が上手くしゃべれるようになるような気がします。


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

Episode 34: Checking in at a Hotel

タケシの留学

状況:イ旅行の第1日目。タケシは空港からバンコクの市街地に入り、予約しておいたホテルにチェックインする。

映像・音声を使って、この会話を練習する → TAKESHI'S PODCAST 34
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン
*自分の必要性を伝える表現 "I need to ... " 「…しなければならないのですが」「…したいのですが」の パターン
予定を表す未来進行形 "will be ~ing" 「~することになっています」を 使った丁寧な表現

語句とルールの説明:
・I'd like to check in. 「チェックインしたいのですが…」
自分の希望を伝える丁寧な表現 "I'd like to ... " 「…したいのですが」の パターン

「チェックインしたいのですが…」と 希望を伝えることで、チェックインの手続きを係の人にお願いしている。このように婉曲的に依頼をすると丁寧な表現になる。

自分の希望をストレートに述べるときには "I want to ... " の パターンを使い、たとえば "I want to be a journalist someday." 「いつかジャーナリストになりたいと思っている」と言う。しかしながら、自分の希望を伝えることによって何かしてくださいと依頼するような場合に "I want to ... " の パターンを使うと自分勝手な印象を与えてしまうので、注意しよう!したがって、 チェックインの際に "I want to ... " の パターンは使わないほうがよい。

・I have a reservation. 「予約してあります」
ホテル、レストラン、飛行機などの「予約」は "reservation"
ホテル、レストラン、飛行機などの「予約」を意味するために "booking" という名詞を使う人もいる。

"reservation" を 使った 例文:
(例文1) I'd like to make a dinner reservation for Friday. 「金曜にディナーの予約を入れたいのですが…」

(例文2)How can I cancel my reservation? 「どうやったら予約をキャンセルできますか?」

美容院、病院などの「予約」や 会合、訪問などの「約束」は "appointment"
"appointment" を 使った 例文:
(例文3)I made an appointment to have a haircut. 「カットしてもらうために予約した」

(例文4)I'm not looking forward to my dentist appointment. 「歯医者の予約を心待ちにしているわけではない」

(例文5)Have you made an appointment with your financial adviser yet? 「ファイナンシャルアドバイザーと会う約束を、もうしましたか?」

・May I have your name? 「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
改まって許可を求めるときの "May I ... ?" 「…してもよろしいでしょうか?」の パターン

・Sure. Takeshi Ito. I-T-O. 「ええ。伊藤タケシ。I-T-O」
飛行機やホテルなどの予約確認では、通常、姓を中心に行うので、名字のスペルを言うと確認しやすくなる。

・Let me see ... 「少々、お待ちください」「ええと…」「ちょっと…」
少し待ってもらいたいときや考える時間がほしいときに使える便利な表現

・Yes, you’ll be staying in a single room for five days. 「ええ、シングルルームに5日間、ご滞在のご予定です」
未来進行形 "will be ~ing" 「~することになっています」を 使った丁寧な表現

ここで使われている未来進行形は、未来に進行中の動作を表しているわけではなく、予定を表している。未来進行形 "will be ~ing" を使うと、話者が相手の意思に立ち入らないように心がけているような印象を与え、その結果、丁寧な表現になることが多い。

助動詞 "will" を単独で使った(例文1)と 未来進行形の(例文2)を比較してみよう。
(例文1)Will you stay here? 「ここに泊まってってくれる?」「ここに泊まってくれないかしら?」

(例文2)Will you be staying here? 「こちらにお泊まりでしょうか?」

(例文1)が 頼み込む感じで相手の意思を尋ねているのに対し、(例文2)は「(どちらでもかまいませんが、仕事の都合上伺わせていただきます)こちらにお泊まりでしょうか?」と相手の意思に立ち入らないように丁寧に尋ねている。同じ助動詞 "will" を使った表現であっても、相手の意思に立ち入るのと立ち入らないのとでは、大きな違いがあることがわかる。

・Actually, I need to stay a little longer if possible. 「実は、もう少し長く滞在する必要があるんです、できれば…」
自分の必要性を伝える表現 "I need to ... "

ここでも、自分の希望をストレートに述べる "I want to ... " の パターンは使わないように!

・How many more nights? 「あと何泊(でしょうか)?」

・Two. 「二泊です」
必要な情報だけを的確に返答している。この状況で、ぶっきらぼうに聞こえることはない。

・Certainly. 「かしこまりました」

・imprint 「(押し付けてできた)跡」「印」

・Now, may I take an imprint of your credit card? 「それでは、クレジットカードの番号を控えさせていただいてよろしいでしょうか?」
改まって許可を求めるときの "May I ... ?" 「…してもよろしいでしょうか?」の パターン

・Here you are. 「はい、どうぞ」
物などを手渡すときの表現
ここでは、タケシがクレジットカードを渡しながら、このセリフを言っている。

・Here's your credit card. 「こちらにクレジットカードを…」「クレジットカードをお返しします」

・bellperson 「荷物運搬係」
ホテルなどで荷物運びなどをする係の人
"bellhop" とも呼ばれる。

・Let me get you a bellperson. 「係の者を呼びます」

・help + 人 + with ~ 「人の~を手伝う」
このパターンを使った例文:
(例文1)A lot of people helped him with his work. 「多くの人が彼の仕事を手伝った」

(例文2)Do you mind helping me with the dishes? 「皿洗いを手伝ってもらってもかまわないかしら?」

・He’ll help you with your luggage and show you to your room. 「係の者が荷物を持って、お部屋にご案内いたします」


M & H より:
家族や親しい友人と話しているときは、自分の希望をストレートに伝え、"I want to ... " の パターンをよく使います。相手がそう親しくない場合でも、自分の希望を上手く伝えるために "I'd like to ... " の パターンを使えるようにしておきましょう。また、自分の希望を伝えるよりも必要性を強調したほうが、相手によくわかってもらえることも多いものです。"I want to ... " を 頻発しないためにも "I need to ... " の 表現を使えるように練習しておきましょう!


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

「タケシの留学」Episode 27: Chatting with a Friend (3)

タケシの留学

状況:友だちのマットがダンス・パフォーマンスを観に行くと言っていたのをタケシは思い出す。明後日のレポート締め切り後なら自分も行けるかもしれないと思い、マットに日時を確認してみる。

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 27: Chatting with a Friend (3) へ
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
驚きやいらだちを表す否定疑問文
ある状況を念頭において言う “have to + 原形動詞” 「…しなければ」の パターン
誘われたり依頼されたりしたときに、断らなければならない心境を率直に伝える表現 “I don’t think I can.” 「できそうにないんだけど」

語句とルールの説明:
・Was it tomorrow or the day after tomorrow? 「明日だったけ、それとも明後日だったけ?」 
思い出そうとしながら話すときには、be動詞を過去形にして使うことが多い。
(例文1)What was it called? 「(それって)何て名前だったけ?」

(例文2)The color of her eyes was ... gray, maybe. 「彼女の目の色は…確かグレーだったんじゃないかな」

(例文3)Uh, what was that word again? I forgot. 「えーと、何て言葉だったけ? 忘れちゃったよ」

・Tomorrow at 7:00. 「明日の7時だよ」
朝7時にダンスパフォーマンスがあるとは考えられないので、夜の7時ということ。

午前が午後か言わなくてもわかるときには、午前、午後の時間帯に言及しないことが多いが、時間帯をはっきりさせたいときは、「午前」 “in the morning”、「午後」 “in the afternoon”、「夕方」 “in the evening”、「夜」 “at night” などの表現を時刻のあとにつけて言う。たとえば「午前7時」であれば “Seven (o’clock) in the morning.” と言い、“o’clock” はあってもなくてもよい。

なお、24時制は “military time” と呼ばれ、アメリカでは軍隊で使う表現だと考えられていて、一般の人が日常生活の中で使うことはない。

・Aren’t you coming? 「行かないの?」 
驚きを表す否定疑問文
話者が行く予定のところへ誰かが「行く」というときの動詞は “come”

ここでは、せっかくのパフォーマンスだから、観ておいた方がいいのに、なぜ観に行かないんだろうと驚きを表すのに否定疑問文を使っている。このような否定疑問文は、親しい間柄の人と話すときによく使う。

・paper 「(宿題として提出する)レポート」

・No, I have to write my paper. 「行かない。レポートを書かなきゃ」
ある状況を念頭において言う “have to + 原形動詞” 「…しなければ」の パターン
ここでは、レポートの提出期限が迫っているという状況を念頭において “have to” の表現を使っている。

ここで、助動詞 “must” を使って “I must write my paper.” と言うと、レポートを書きたい気持ちを優先させる感じになって、誘いを断るのには少々、自分勝手な言い訳に聞こえてしまうので、このような状況では “have to” を使うのが通例。

会話するときには、 “have to” と “must” のニュアンスが異なるということを覚えておこう!

・Oh, but can’t you do it later? 「えーっ、でも後回しにできないの?」
これも 驚きを表す否定疑問文
驚きだけでなく、せっかくの機会だから宿題は後回しにしてダンスを観に行けばいいのにという気持ちも、この否定疑問文には込められている。

・I don’t think I can. 「(後回し)できそうにないんだ」
断らなければならない心境を率直に伝える表現

このように気持ちを率直に伝える表現は、家族や友だちなどの親しい人に対してよく使う。この表現を依頼された仕事を断るときに使うと失礼になることがある。仕事を断るような場合には “I’m sorry, but I can’t.” 「申し訳ありませんが、お引き受けできない状況で」と言ってから、理由を述べて、引き受けられないことを説明する方が丁重な姿勢を示すことができる。

・deadline 「締め切り」「提出期限」

・topnotch 「一流の」

・give a talk about ~ / give a talk on ~ 「~について講演する」「~の話をする」

・You shouldn’t miss it.「見逃す手はないよ」「逃さない方がいいよ」
アドバイスの助動詞 “should” を使った表現

・make the deadline 「締め切りに間に合う」


M & H より:
日本語では「~するの?」と尋ねるより、否定疑問文を使って「~しないの?」と尋ねる方が遠慮がちな印象を与えます。それに対して、英語の否定疑問文は率直な気持ちを伝えるときに使い、相手を間違えて使うと失礼になってしまうことがあります。日本語と英語の否定疑問文の違いを理解しておきましょう。
(例文1)Don’t you remember what she said? 「彼女が言ったことをおぼえてないなんて、ビックリ」 (英語の否定疑問文が驚きを表す例)

(例文2)Do you happen to remember what she said? 「彼女が言ったこと、ひょっとして覚えてないかしら?」 (英語で控えめに尋ねるときの例)

(例文2)は “happen to” 「ひょっとして~」という表現を使うことで控えめな表現になっています。それに対し、日本語では「覚えてる?」と尋ねるより、否定疑問文を使って「覚えていませんか?」とか「覚えてないかしら?」と言う方が控えめな感じに聞こえます。(例文2)のような控えめな表現を使いたいと思っていても、日本語をそのまま英文にして否定疑問文の英語表現を使ってしまうと(例文1)のような驚きを率直に伝える表現になってしまいます。ですから、違いをよく理解して使い分けるようにしましょう。

今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 6 に入れる予定の Episode 22 をお届けします。
「タケシの留学」Part 6 は、現在制作中ですので、お買い求めをご希望の方は、もうしばらくお待ちくださいますようお願いいたします。



会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

「タケシの留学」Episode 25: Calling a Friend

タケシの留学

状況:タケシはホストパパに誘われて野球の試合を観戦することになった。しかも、チケットがもう一枚余っているということなので、友だちのビルに電話して誘ってみる。


映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 25: Calling a Friend
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*親しい友人宅に電話するときの表現 “Is ~ there?” 「~さん、いる?」
*“Sounds like + 文”「…のように聞こえるね」「…のようだね」 のパターン
*会話の終わりの挨拶例(電話では最後の最後に “Bye.” と言ってから切る)
 Talk to you (later). Bye「では、また」
 See you (later). Bye.「 では、また」


語句とルールの説明:
・This is Takeshi. Is Bill there? 「タケシですけど、ビル君はいますか?」
友人や家族などの親しい人の家に電話するときに使う表現

仕事などで改まって電話をかけるときの表現例:
This is Takeshi Ito speaking. May I speak with Mr. Taylor? 「イトウ・タケシですが、テーラーさん、いらっしゃいますか?」

・Speaking. 「僕だよ」「私ですが」 
とった電話が自分への電話だったときに言う言葉

・Hi, how’re you doing? 「やあ、元気?」
友だちと話すときのくだけた話し方では、be動詞の音が完全に脱落して “Hi, how you doing? /hái háujə dú:iŋ/” となる。実際、このエピソードの音声でも、be動詞の音は聞こえない。

“How’re you doing?” と挨拶されたときの返事の例:
“Great.” 「とっても元気だよ」
“Good.” 「元気だよ」
“Okay.” 「まあ、元気だよ」
“Not bad.” 「まあ、何とか元気だよ」
“Okay.” (元気なさそうに言う)「大丈夫だけど…(ちょっと元気がない)」
“Not so good.” 「あんまり元気ないんだ」

“How’re you doing?” と挨拶されたときに正直に返事するかどうかは、親しさの度合いによる。親しい友だちに挨拶をされたときは、声の調子や顔の表情も交えて素直にこちらの調子を伝えることが多いし、そのあとで “And you?” 「そちらは、どう?」と相手の調子も伺う。

アメリカ人は知り合いでなくても、すれ違い様に “Hi.” とか “How are you?” あるいは “How’re you doing?” と声をかけるし、また、スーパーのレジ係も同様の挨拶をする。この手の挨拶の How are you?” とか “How’re you doing?” に対しては “Good.” と返すだけで、正直に自分の体調を述べることはない。また、そのあとに相手の調子を伺うこともない。

・I might go shopping later, but I haven’t decided yet. 「あとで買い物に出かけるかもしれないけど、まだ決めてないんだ」
未来における不確実な可能性を示す助動詞 “might” 「~かもしれない」を使った表現

助動詞の確実性がどの程度かを示す天気予報の表現:
It’ll rain tomorrow. 「明日は雨が降るでしょう」(雨の確率が高い)
It might rain rain tomorrow. 「明日は雨の降るおそれがあるでしょう」(確率はそんなに高くないが、雨が降らないとは言い切れない)

・Tom is taking his son, Mike and me out to the ball game this afternoon. 「今日の午後、トムさんが息子のマイクと僕を野球の試合に連れて行ってくれるんだ」
 
・an extra ticket 「余分なチケット」「余ったチケット」

・You want to come with us? 「僕らと一緒に行く気あるかい?」「一緒に行こうよ」
“want to + 原形動詞” のパターンを使った肯定文の形をした疑問文。これは相手の気持ちをストレートに尋ねる表現で、親しい人を誘うときに使う。この表現を使うと、相手は「きっと行きたいに違いない」という、かなりの確信を持って誘うことになる。

話し手であるタケシが行く予定の場所に相手が「行く」かどうか尋ねるときの動詞には “come” を使う。

・vs. = versus 「対」

・Sounds like you’ve already decided. 「もう決めちゃったみたいだね」
“Sounds like + 文”「…のように聞こえるね」のパターン
仮主語 “It” を使って “It sounds like that節” というのが本来のパターンだと思われるが、仮主語 “It” も接続詞 “that” も省略される。

何かを見て「…のように見える」と言うときは “Looks like + 文” のパターンを使う。
(例文1)Looks like he’s gone for the day. 「(彼、)今日はもうお帰りになったようですよ」

(例文2)Looks like everything will work out. 「すべてうまくいきそうだ」

(例文3)Looks like the move is on track. 「引越しの準備は順調そうですね」

・miss 「見逃す」

・We’ll be arriving at the east parking lot around a quarter to three. 「僕らは3時15分前頃、東駐車場に着くことになってるんだ」
“We will arrive ...” と言うと「到着するつもりなんだ」という意思を前面に出すことになるので、予定を伝えるときには “We’ll be arriving ...” と未来進行形を使う。

・Oh, I can’t wait. 「ああ、待ち遠しいなぁ」

・Okay, I’ll see you there. 「じゃ、そこで会おう」


M & H より:
話が終わって別れるときの挨拶は、たいてい “See you.” 「またね」とか “Talk to you later.” 「また、いつか」などの表現を使います。“Good-bye.” 「さようなら」という言葉は何だか冷たい感じがするからか、実際には、ほとんど聞くことがありません。

このエピソードのように、あとで会う場所が決まっていれば “See you there.” 「じゃ、そこで」と挨拶できます。同様に、会う時間が決まっているときは “See you then.” 「じゃ、そのときに」というように時を表す言葉を最後につけ加えることもできます。曜日をつけ加えて「月曜に会いましょう」は “See you Monday.” と言って、曜日の前の前置詞は不要です。また、特に次回に会う日時が決まっていなくても “See you later.” とか “Talk to you Later.” 「じゃ、またいつか」のように “later” をつけ加えるのをよく聞きます。これは、“later” をつけ加えることで次に会う機会があるような含みをもたせると、相手に冷たい感じを与えるのを避けられるからです。

電話を切るときは、たいてい最後の最後に “Bye.” と言いますが、会って話をしたあとは最後の “Bye.” は必ずしも必要ではなく、“Talk to you Later.” 「じゃ、また」などの言葉で終わることが多いようです。

友だちと別れるとき、日本語では「バイバイ」とよく言いますが、英語の “Bye-bye /báibái/.” という音は子どもや家族に対してごくまれに使われる程度で、大人同士で使うことは、まず、ありません。“Bye-bye.” と綴りは同じですが、/bʌ́bái/ という音なら友だち同士で使うことがあります。
 
今回のポッドキャストも前回同様、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 5 の中から お届けします。

タケシの留学」Part 5 iBooks用は、DL-MARKET で販売中です。

タケシの留学 Part 5: Episode 21 - 25
iBooks 用 ¥350
DL-MARKET 売り場

Studybook用は、只今準備中です。もうしばらくお待ち下さい。


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

「タケシの留学」Episode 22: Shopping (2)

冒頭の絵
タケシの留学

状況:ヤードセールを開催している場所にたどり着いたタケシは、庭に広げてある品々を見渡して目当ての電子手帳をさがし始める。良い品をさがし出して、値切って安く買いたいと思いながら…


映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 22: Shopping (2)
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST


ポイント:
*自分が買いたいと思っている物があるか、店の人に尋ねるときによく使う表現 “I’m interested in ~. Do you have any?” 「~を買いたいと思ってるんですが、ありますか?」
*値切るときによく使う表現 “Can you give me a better price?” 「値段をもっと安くしてもらえませんか?」

語句とルールの説明:
・Hello there. 「やあ、こんにちは」
名前を知らない人に親しみをこめて挨拶するときによく使う表現

・be interested in ~ 「~に興味がある」「~に関心を持っている」
さらに情報がほしいと思っている場合や、実際に手に入れたり試してみたりしたいと思っているような場合に使うことが多い表現で、かなり強い関心を持っているということを意味する。

(例文1)I’m interested in watching the movie again. 「その映画をもう一度見たいと思っています」

(例文2)I’m not interested in learning how to drive. 「車の運転を習いたいとは思わない」

・PDA 「電子手帳」
電子手帳は、日本でもひと頃、ビジネスマンを中心に多くの人が持ち歩いていたが、現在ではスマートフォンに見られるように携帯電話との融合機になっている。

電子手帳の中で、Palm社のものは “Palm handheld” と呼ばれる。なお、PalmⓇ は Palm, Inc. の登録商標である。

・I'm interested in PDAs. Do you have any? 「電子手帳を買いたいと思ってるんですが… ありますか?」
タケシは、ここで自分から買いたいと思っている品を告げて、それがこのヤードセールに出品されているかを尋ねている。

・What about ~? 「~は、いかが?」

・Un-unh. 「いや、いや、そうじゃなくて」「いいえ」「ダメよ」
否定の気持ちを表す音で、 と鼻にかけて発音する。

・What if ...? 「…だったら、どうだろう?」「…だとしたら、どうなるだろう?」

・add 「~をつけ加える」「~を付け足す」

・Can you give me a better price? 「値段をもっと安くしてもらえませんか?」「もっと、まけてもらえない?」
値切るときによく使う表現
“I’d like a better price.” 「値段がもっと安いといいんですが」というように婉曲的な表現を使って値切ることもある。相手が “This is the best price.” と言うと「これが精一杯の値段です」ということになる。

ヤードセールやフリーマーケットなどでは、値段の交渉をして値切って買うことが多い。

・All right. It’s a deal. 「よし、話は決まった」「よし、これで取引しよう」
交渉がまとまったときに使う表現


M & H より:
アメリカのヤードセールは、芝生の上に寝転がるのが 気持ちいいと感じられる季節に多く開催されます。たいていは週末、自宅の庭先で、服、食器、CD、本、家具、電化製品など、未使用、使いかけ、壊れたものまで、とにかく自分にとって不用なものなら何でも売りに出しています。お客さんをなるべく多く引き寄せられるように隣近所と同時開催したり、手作りのポスターや看板をあちらこちらに出したりもします。また、最近ではインターネットに広告を出すヤードセールもあるようです。

ヤードセールやフリーマーケットなどで値切るときに使う表現を、もう少し丁寧な表現にするとビジネスでの価格交渉に応用できます。「わが社は」に当たる英語表現として “We”、「御社は」に当たる表現として “You” という代名詞を使うことを覚えておきましょう。
(会話例)
Could you give us a discount?
Well, we’ll give you a five-percent discount if you order a thousand cases or more.
Well, we’ll order a thousand cases, uh, but we’d like a better price.
This is the best price we could offer. You can take it or leave it.
I see. We’d like to compare the price from a couple of other suppliers and get back to you.

(会話例)の 日本語訳
値引きしていただけないでしょうか?
そうですねぇ、1000ケース以上、ご注文くださるなら、5%引きにいたしましょう。
あの、1000ケース注文する予定ですが、もう少し値段を安くしていただきたく存じます。
わが社としてはこれが精一杯の価格です。この価格でご承諾いただけないようでしたら、お引き取り下さい。
わかりました。他の納入業者2、3社と価格を比較してから、折り返しご連絡いたします。


久しぶりのポッドキャスト更新ですが、今回のポッドキャストは、動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 5 の中から Episode 22 をお届けします。

「タケシの留学」Part 5 iBooks用は、DL-MARKET で販売中です。

タケシの留学 Part 5: Episode 21 - 25
iBooks 用 ¥350
DL-MARKET 売り場

Studybook用は、只今準備中です。もうしばらくお待ち下さい。

会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

「タケシの留学」Episode 18: Shopping (1)

状況:タケシはトレーナーがほしくて、店にやって来た。どこにあるのかと店内を見回していると、店員が話しかけてくる。

映像・音声を使って、この会話を練習する → 「タケシの留学」Episode 18
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*Yes-No 疑問文に対しては、Yes か No かの意思を示す返事をするのが基本!
*店員が話しかけてくるときの表現
 “Is there anything I can do for you?” 「何かご入用でしょうか」
 “Can I help you?”
*店員に話しかけられたときの客としての態度 → 返答する

語句とルールの説明:
・Is there anything I can do for you?  「何かご入用でしょうか」「いらっしゃいませ」
直訳すると「お客様のために何かできることはありますか?」となるが、「何かご入用でしょうか?」と店員が客に尋ねるときの表現。ただ、日本では店員が「いらっしゃいませ」と話しかけてくることが多いので、そう訳すことが多い。

こう聞かれて店員に接客してもらいたいときの返事の例
1. “I'm looking for ~ ” 「~を探しているんですが」
2. “Could (can) you show me some of your popular (latest) items?” 「人気(最新)の商品を見せていただけないでしょうか」

こう聞かれて接客の必要がないときの返事
“I'm just looking.” 「見ているだけなんです」
こう言って接客を断ろう! 店員の問いかけを無視して返事をせずに通り過ぎることのないように!

・sweatshirt 「トレーナー」 
“sweatshirt” と “sweatpants” からなる上下揃ったものは “sweatsuit” と呼ばれる。ちなみに、“trainer” という英単語は「スポーツコーチ」か「トレーニングに使用している器具」を意味する。

・over there 「あそこに」「向こうに」

・design 「デザイン」

・Do you have this in red? 「これの赤はありますか」「赤い色のこういうのありますか」
“in + 色" のパターンで「~色の」という意味で、この文の “in red” は直前の “this”を修飾している。「同じ柄の色違いはありませんか」と尋ねたい場合も “Do you have the same pattern in other colors?” と同じパターンが使える。

・medium 「M(サイズ)」 
サイズを小さい方から順に英語で言うと
“extra small” 「XS」
“small” 「S」
“medium” 「M」
“large” 「L」
“extra large” 「XL」

・medium-size 「Mサイズの」 
アメリカではたいていの人がこう言うが、書くときは “medium-sized” というスペルが正しいとされる。

・Here’s a medium-size, red one.「こちらがMサイズの赤いトレーナーです」
= Here’s a medium-sized, red one.(書き言葉としては、こちらが正しい表記になる)

・try on ~ / try ~ on 「~を試着する」

・How does it feel? 「(トレーナーの着心地は)いかがですか」 
この文の主語 “it” は、タケシの試着している「トレーナー」 “sweatshirt” を指す。

複数形で表す「パンツ」“pants” や「ジーンズ」 “jeans” などを試着した人に尋ねるときの表現は “How do they feel?”

・tight 「きつい」 
ほんの少しだけきつく「ピチピチの」感じを表す形容詞としては “snug”、「ゆるい」感じを表す形容詞としては ”big” をよく使う。

・..., huh? 「……ですね?」 
確認するときに使う音で、アメリカではよく聞く。付加疑問文のように文のあとにつけて、軽く huh.gif と音を出す。

・sleeve 「袖」

・a bit = a little 「少し」 
同じ意味で、ときには “a little bit” と言うこともある。

・Just a bit, though. 「ほんの少しだけですけど」 
文や句のあとに “..., though.” 「……けど」とつけ加える用法は、話すときによく使う。

M & H より:
日本の店では「いらっしゃいませ」という言葉が客に話しかける際の店員のあいさつとして使われています。英語で店員が客に話しかけるときの “Is there anything I can do for you?” とか “Can I help you?” などの表現は「いらっしゃいませ」と訳すことが多いのですが、実際は日本語の「いらっしゃいませ」とは少しニュアンスが違います。「いらっしゃいませ」というあいさつに客は特に返答しなくても大丈夫ですが、英語の場合、店員の接客が必要かどうかを問う文なので、客の返事を求めているのです。したがって、接客してほしいか、ほしくないかの意思を示す返事をするようにしましょう。

ショッピングのときに店員と会話する楽しみを覚えると、現地での買い物が、きっとさらに楽しいものになることでしょう!


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

「タケシの留学」Episode 16: Accepting an Invitation to Dinner (1)

タケシの留学

状況:

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 16
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*状況、直前のセリフと関連した提案をするときの表現 “How about ~ing ?” 「(それでは)~するのは、どう?」
*相手の提案を支持することを示す表現
 1. “Sounds good.”「よさそうだね」「いいね」
 2. “Good idea.”「それは名案!」
*提案して相手の意向を尋ねる表現 “Shall we ...?”「……しない?(どうする?)」「……しませんか?(どうしましょう?)」

語句とルールの説明:
・What are you planning for this weekend? 「今週末の予定は?」 
アメリカ人はよく週末のことを話題にする。このエピソードのマットのように誘うことを切り出したくて、週末の予定を尋ねる場合もあれば、特に意図はなくあいさつ代わりに尋ねる場合もある。

週明けには “How was your weekend?” 「週末はどうだった?」と 尋ねたり尋ねられたりすることが多い。

・Nothing special. 「特に何も」 
この “special” は「特別の」という意味で、前の “Nothing” を修飾する形容詞。

・How come? 「ナゼ?」と問うときの口語表現
何の理由を尋ねているのか状況から判断できる場合は、このエピソードのように、この表現だけで “How come?” 「ナゼ?」と尋ねる。

“How come” のあとに肯定文を続けて “How come you ask me that?”「なぜ、そんなこと聞くの?」というように使うこともできる。“How come” は “How does it come about + that節” という長い構文が短くなったもの。もともと、 that節が続いていたので、接続詞の “that” を省略して短い現在の形 “How come” になっても、あとには肯定文が続くのである。同じように理由を尋ねる場合でも “Why” という疑問詞を使うと、あとには疑問文の形が続く。
(例文1)How come you're here? 「なぜ、ここにいるの?」
(例文2)Why are you here? 「なぜ、ここにいるの?」

また、怒っているときには “How come?” という表現は使わず、 “Why?” 「なんでだよ!」と言う。

・How about going out to eat? 「じゃ、食事に出かけるってのは、どう?」
週末の予定を話しているという状況で、タケシが特に予定はないと返事したことを受けて「じゃ、食事に出かけるってのは、どう?」と提案している。

“How about ...?” で始める表現には、このエピソードのように “How about + ~ing?” 「~してはどうでしょう」というパターンと “How about + (名詞)?” 「(名詞)はどうでしょう」というパターンがある。
(例文1)Then how about getting together for lunch sometime soon. 「じゃ、近いうちにいっしょにランチでも、いかがですか?」
(例文2)I'm kind of hungry. How about you? 「僕、なんだか腹ペコなんだけど、君は?」

“How about ...?” という表現は、話の流れの中で前のセリフに関連させながら「それでは…はどうですか」と尋ねる表現なので、唐突に使わないように注意! 

「タケシの留学」Part 2: Episode 6 では、ファーストフード店で、タケシが注文を一通り注文し終えた頃に、店員が “How about dessert?” 「それではデザートはいかがでしょう?」と勧めるのに “How about + (名詞)?” の パターンを使っている。

・There's a new restaurant at the port. 「港に新しいレストランがあるんだ」
“There is a + (単数名詞) + (場所)” のパターンで「(場所)に(単数名詞)がある」という意味。複数名詞の場合は be動詞を “are” にして“There are + (複数名詞) + (場所)” のパターンになる。
(例文1)There's a big difference between hearing and actually seeing. 「見ると聞くとは大違い」
(例文2)There are two subsidiaries each in Germany and Japan. 「ドイツと日本に2社ずつ関連会社がある」

・What kind of + (名詞)? 「どんな種類の(名詞)?」 

・The special this week 「今週のお薦め(料理)」 
この “special” は名詞として使われている。
名詞の “special” は、レストランでの「特別料理」や「お薦め品」、スーパーで扱う「特売品」や「サービス商品」などを意味する。

・dumpling 「餃子」「小麦粉の団子」

・Shall we ask Julie, too? 「ジュリーも誘ってみない? どう思う?」
“Shall we ...?” と尋ねると相手の意向を気遣うことになり、“Let's ask Julie, too.” 「ジュリーも誘おうよ」と言うのとはニュアンスが異なる。

“Let's + 動詞の原形” のパターンは、相手や周りの人たちが合意してくれるとわかっている状況で比較的頻繁に使われる。このエピソードの中でも “Shall we ask Julie, too?” と先に提案したのはマットで、彼がジュリーを誘いたいのは当然のこと。そこで、タケシは “Let's do that.”「そうしようよ」と “Let's + 動詞の原形” のパターンを使って同意している。

また、“Let's + 動詞の原形” のパターンは、家族や親しい友人に対しては合意が得られるかどうかわからない状況でもよく使われる。ただし、これは自分の意見をストレートに投げかける提案のしかたで、相手の意向に対する気遣いが感じられない表現でもある。したがって、たとえ親しい相手への提案であっても、毎度 “Let’s ….” を使っていては、押しつけがましい印象を与えかねない。

相手の意向に気遣いを示すには “Why don’t we …?”「よかったら(いっしょに)~しない?」という表現を使ったり、もっと気遣いを示し、相手の意向を尋ねる表現 “Shall we ... ?” 「~しましょうか(どうしましょう?)” を使ったりするとよい。


M & H より:
このレッスンでは、提案するときの表現と提案を受けて同意するときの表現を学びましょう。また、“How about ...?” “Shall we ...?” “Why don’t we …?” “Let's ....” などの表現の微妙な違いを理解して使い分けられるようにしましょう。これこそが、英語コミュニケーションの達人への道です。


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

「タケシの留学」Episode 6: At a Fast Food Restaurant

タケシの留学

状況:ホストファミリーといっしょにファーストフード店を訪れたタケシが、何にしようかとメニューを見ている。すると、店員が話しかけてきて、注文を取ろうと矢継ぎ早に尋ねてくる。

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 6: At a Fast Food Restaurant
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*店員の “May I help you?” に応答しよう!
*数字と貨幣に慣れよう!
*婉曲的で丁寧な表現として使う “will”

語句とルールの説明:
•May I help you? 「いらっしゃいませ(ご注文伺いましょうか?)」
ファーストフード店に入ると、こう言って店員がすぐに応対してくれる。店員は接客したいと思って客の意向を確かめるために、こう尋ねてくるので、 “Yes” か “No” で接客がすぐに必要か、必要でないかをはっきり示すのが基本。

接客してもらいたいときは“Yes, I'd like ~ .” “Yes, ~ , please.”とすぐ注文すればよいし、まだ決まっていない場合は “Not yet, thanks.” とか “Not yet. I need a little more time.”「まだ決まっていないので、もう少し時間を……」 などと返事をしよう。考えて黙り込んだり、返事をせずに友だちに相談したりすると店員を困らせることにる。

ファーストフード店の店員のセリフは日本のファーストフード店で聞く日本語のセリフより短い。また、英語圏の普通のレストランでウェイターが使うセリフより短めで、エコノミークラスの機内で客室乗務員が使う言葉遣いに似ている。「タケシの留学」Part 1 Episode 2 に機内での会話があるので比べてみよう。

食べ物や飲み物の前につける “a” は、ひとつという注文の数を表す。ファーストフード店では注文数をはっきりさせるため、食べ物や飲み物を数えられる名詞として扱う。

「Sサイズのコーヒー、ひとつ」と頼むのであれば、 “A small coffee, please.” 「Mサイズのコーヒー、ふたつ」なら、“Two medium coffees, please.” となり、 “coffee” という 飲み物を表す名詞が複数形になる。「Lサイズのポテトひとつ」なら “a large order of fries” だが、“order of” を省略して “A large fries, please.” と注文する。“fry” という名詞の複数形 “fries” の前に “a” がつくのは、書くと奇妙な感じだが、こう注文する人は案外多い。

•How about dessert? 「(では)デザートは、いかがでしょうか」
ファーストフード店では一通り注文したと思う頃に、こう尋ねてくる。この “How about ~ ?” という表現は、直前の状況やセリフと関連しながら「それでは、~はどう?」と勧める場合に使う。

何かを提案しようと思って唐突に “How about ~?” という表現を使うことはない。たとえば、友だちと道を歩いているときに急にアイスクリームが食べたくなったからといって “How about some ice cream?” と唐突に言うことはない。その場合は “Why don't we have some ice cream?” とか “Let's have some ice cream, shall we?” など、提案の表現を使って友だちの意向を尋ねるとよい。あるいは “I'm in the mood for some ice cream. How about you?”「アイスクリーム食べたい気がするんだけど、そちらはどう?」と言えば “How about ~ ?” という表現が使える。

•That'll be four dollars and 25 cents. 「4ドル25セントですが、よろしいでしょうか」
ドルやセントを省略して “That’ll be four twenty-five.” とも言う。店員が “will” を使って代金を請求するのは「(提示の代金を)お支払いいただきますが、よろしいでしょうか」というように、その金額に客の了承を得る時間的余裕をとり、丁寧に聞こえるようにするため。もしも “That's four dollars and 25 cents.”「 4ドル25セントです」と言い切ってしまうと、「4ドル25セント、すぐに支払え」と要求しているようにも聞こえる。したがって、“will”を使って代金を請求するのは店員が客に丁重な姿勢を示すためのものである。客の立場でこの “will” を使うと横柄に聞こえるので、気をつけよう。

•Here. 「はい(どうぞ)」
物やお金を手渡すときに言う表現。 Part 1 Episode 3 で、タケシは同様の表現 “Here you are.” を入国審査官にパスポートを渡すときに使っている。 このように物やお金を手渡すときは、ひと言添えて渡すようにしよう。

M & H より:
iBooks 対応 動画入り電子書籍「タケシの留学」Part 2 の中からビデオのサンプルを配信します。
 *タケシの留学について 
 *電子書籍の取り組みについて(このサイトで電子書籍の無料版がダウンロードできます)


ファーストフード店では、このエピソードで扱った表現以外に “For here or to go?” とか、イギリス英語圏では “Eat in or take away?” 「こちらでお召し上がりでしょうか、お持ち帰りでしょうか」と質問されます。“A or B ?” というパターンは、 Part 1 Episode 2 の機内での会話で既に練習したので今回は省略しました。

相手に承諾してもらう時間的余裕をとるための “will” を使った表現は様々な場面で使います。こうした婉曲的で丁寧な表現を習得し、自分の言葉として活用したいものです。



会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

「タケシの留学」Episode 1: In an Airplane (1)

タケシの留学

状況:

映像・音声を使って、この会話を練習する → Episode 1: In an Airplane (1)
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*話し言葉の文法と書き言葉の文法は違う!
*主語、動詞のある文を常に話すとは限らない。
*尋ねるときにいつも疑問文の形にするわけでもない。

語句とルールの説明
•Excuse me (

).「すみません」
「すみません」という意味の “Excuse me.” は下降調のイントネーション。

•My ticket says ... 「私のチケットには……と書いてあります」

•Uh, ... 「えー」「そのう」など、ためらいを表す音。

•Let me check mine. 「チケットを確認させてください」
“Let me + (原形動詞)” 「(私に) ~させてください」のパターン

•be supposed to ~ 「~するものと思われている」「~することになっている」

•aisle 「通路」

•Sorry about that. 「あ、ごめんなさい」
“that” はひとつ手前の行為を指す代名詞。この男性のように他人の席に座ってしまったり、あるいは他人の足を踏んだり、明らかに自分の側が悪い場合、謝る気持ちを即座に伝えよう。

•That's all right. 「かまいません」
“Sorry about that.” と謝られたときに「かまいません。どうぞ、気にしないでください」という気持ちを表す表現。同様の気持ちを表す表現として、他に “That's okay.” “Don't worry about it.” “No problem.” “I don't mind.” などの表現を使うこともある。

•By the way, ... 「ところで、……」

•I think I'll need a blanket later. 「後ほど毛布を使いたいんですが…」
人によっては “I think I'll be needing a blanket later.” と言う。動詞には動作を表す動詞と状態を表す動詞があり、“need” のように状態を表す動詞は進行形にしないのが原則であるが、話すときには状態を表す動詞でも進行形にすることがある。この場合、意味の違いはないものと思われる。

•Anything else? 「他に何か(必要な物、ありますか)?」

•No thanks. 「結構です」

•I'm good. 「大丈夫です」「順調です」「問題ありません」

•Okay, I'll be back with your blanket. 「では、毛布をお持ちします」
“I'll be back.” は、「ここにまた戻ってきます」という意味でよく使う表現。

M & H より:
「タケシの留学」を iBooks対応の電子書籍にして、DL-MARKET で販売を始めました。今回のビデオは、その電子書籍「タケシの留学」Part 1 に含まれるものです。

新しくなった「タケシの留学」のビデオは、いかがでしたか? 今後は電子書籍として新しいエピソードを制作していく予定です。
 *タケシの留学について 
 *電子書籍の取り組みについて(このサイトで電子書籍の無料版がダウンロードできます)

また、iBooks 以外のアプリに対応した「タケシの留学」や DL-MARKET 以外での販売も現在、計画が進行中です。新しい企画をお知らせするために、このポッドキャストも不定期ですが、更新していく予定です。


会話練習に役立つと思われた方はクリック!
   ↓      ↓
decobanner_Takeshi.gifにほんブログ村 英語ブログ 英語表現・口語表現へ

TAKESHI'S PODCAST 15 : At a Post Office

タケシの留学



状況:書留の手紙と絵葉書を出すためにタケシは郵便局にやって来た。

                    → TAKESHI'S PODCAST 15
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*have + 名詞 + 過去分詞 「~(名詞)を……(過去分詞)してもらう」

How can I help you? 「いらっしゃいませ」店員や係員が客に用件を尋ねるときに使う表現。

I'd like to ... 「……したい」婉曲的に依頼するときによく使う表現で、TAKESHI'S PODCAST 14 では、タケシが銀行で使っている。この Podcast では、後に “have + 名詞 + 過去分詞” 「(名詞)を~してもらう」のパターンを続けて「(名詞)を……していただきたいんですが」と丁寧に依頼している。

register 「(郵便物を)書留にする」「登録する」

続きを読む

TAKESHI'S PODCAST 14 : At a Bank (2)

タケシの留学



状況:銀行でタケシは日本円を両替してもらう。

                    → TAKESHI'S PODCAST 14
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*婉曲的に依頼するときの表現 “I'd like to ....” 「……したいと思っているんですが」
*確認するときの表現 “..., right?” 「……ですよね」

exchange 「両替する」

currency 「通貨」

(文、または句), right ()? “right” のところは上昇調イントネーション。“right” は「正しい」という意味で、コンマの前の文や句について「正しいですよね」と確認するときの表現。’

続きを読む

TAKESHI'S PODCAST 13 : At a Bank

タケシの留学



状況:口座を開設したいと思い、タケシは銀行の窓口にやってきた。

                    → TAKESHI'S PODCAST 13
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*“I'd like to ....” 「……したいと思っているんですが」と婉曲的に依頼すると丁寧な表現になる。
*基本的な2種類の銀行口座 “checking account” 「当座預金」と “savings account” 「普通預金」

open an account 「口座を開設する」

Checking () or savings ()? (イントネーションに注意)「当座預金ですか? それとも普通預金ですか?」

ID = identification 「身分証」

続きを読む

TAKESHI'S PODCAST 12 : Asking for Help on the Phone

タケシの留学

状況:バスを乗り間違えてしまったタケシは、あわてて降りるが、その後どうしていいのかわからない。そこで携帯でホストファザーに電話してみる。

                    → TAKESHI'S PODCAST 12
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*困ったときは誰かに助けを求めよう!

It's me. 「僕だけど」親しい人に電話するときに使う表現。携帯電話のように自分の名前が相手の携帯に表示される場合や、自分の声をわかってもらえることを前提に、このように言う。また、“It's Takeshi.” 「タケシだけど」と名前を言うこともある。電話をかける相手が親しい人でなければ、 “This is Takeshi Ito speaking.” 「イトウ・タケシです」というように、“this” という代名詞を使う。電話のフォーマルな会話では、自分を指すのにも、相手を指すのにも “this” という代名詞を使うのが基本である。たとえば、「もしもし、グリーンさんのお宅でしょうか」と電話をかけるときは “Hello, is this the Green residence?” と言う。

I have a problem. 「困ったことになったんだけど」

What's the matter? 「どうしたんだい」

続きを読む

TAKESHI'S PODCAST 11 : Asking a Favor

タケシの留学



状況:ようやくレポートを書き上げてみたものの、タケシは英語に自信がない。提出期限は明後日だ。そこで、友だちのリサに読んでもらえないか、頼んでみる。

                    → TAKESHI'S PODCAST 11
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*Can you do me a favor? 「お願いしたいことがあるんですが……(お願いしてもいいですか)」と頼まなければならない事態は必ずやってくる。そのときのために、この表現を覚えておこう! もっと丁寧に言うには “Could you do me a favor?” とか “May I ask you a favor?” などの表現を使うとよい。

look ~ over / look over ~ 「(文章に)目を通す」「(書類などを)チェックする」

paper 大学の授業で課される「レポート」

You mean ...? 「つまり……ってことですか」相手の言ったことを確認するときに使う表現。肯定文の形をした疑問文なのでイントネーションは上昇調。

続きを読む

TAKESHI'S PODCAST 10 : Asking for Advice

タケシの留学



状況:今回もタケシは10満点の小テストで3点しか取れなかった。5点未満はこれで7回目。成績にF (Failure) がつくかもしれないと恐れながら、ジョン・マクドナルド先生の研究室へ相談に行く。

                    → TAKESHI'S PODCAST 10
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*研究室のドアは先生が在室のときはたいてい開いている。まず、あいさつをして声をかけるようにしよう。
*相談などを持ちかける前に ”Do you have a few minute to spare?” 「少しお時間いただけますか」とか、“Do you have a minute?” 「ちょっといいですか」などの表現を使って、相手の都合を尋ねよう。
*入るように言われたら、ドアは閉めずに中に入るのが礼儀。

I have something to talk about. 「話したいことがあります」話したい内容をはっきり言わずに済ますときには “something” を使う。

Do you have a few minute to spare? 「少しお時間いただけますか」

Come on in. 「お入りください」

Have a seat. 「お掛け下さい」他に“Be seated.” という表現を使ってもよい。“Sit down.” という表現は命令口調なので、この場面では使わない。

続きを読む

TAKESHI'S PODCAST 9 : Talking about Hobbies

タケシの留学



状況:ある日、タケシはホームステイ宅で山積みになった布束を見る。グリーン夫人の趣味はパッチワーク。夫人はタケシにパッチワークの写真集を見せて作品を紹介してくれる。

                    → TAKESHI'S PODCAST 9
                    → iTunes Store の TAKESHI'S PODCAST

ポイント:
*理由を尋ねよう!
*「はい、はい」と聞くだけの態度が必ずしも評価されるわけではない!
*「なぜ?」と質問するとき、直前の文が否定文なら “Why not?” 、直前の文が肯定文なら “Why (is that)?”

Wow! 「わぁー」「すごい」

fabric 「布地」

What are they for? 「何に使うんですか」「何のためにあるんですか」

続きを読む